文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
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書評:艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆

2018-02-10 16:57:14 | 書評:小説(SF/ファンタジー)
艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆 (富士見ファンタジア文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA/富士見書房

・内田弘樹、(監修, その他)「艦これ」運営鎮守府 、(イラスト)魔太郎

 これも一種の異世界転生ものに分類されるのだろうか。しかし、この作品で転生するのは人ではない。軍艦の船魂なのだ。こちらの世界において「あの戦争」で戦った軍艦たちが、別の世界でかわいらしい女の子すなわち艦娘となってバトルを繰り広げるのである。敵は、謎の深海棲艦。果たして深海棲艦とは何なのか。「あの戦争」で沈んだ軍艦の怨念なのか。それとも沈んでいった艦娘のなれの果てか。

 そして彼女たちを指揮するのがセクハラ大魔王こと提督と呼ばれる人物。美少女たちのなかでただ一人の男である。戦場では有能だが、スキンシップが過剰すぎるのだ。何しろ「可愛い女の子へのスカートめくりは、漢にとっての義務であり、浪漫なのだよ」(p47)とよく波打ち際で腕を組んで言っているらしい。って、昔の小学生か?

 この巻で描かれるのは、瑞鶴と彼女の姉の翔鶴との絆。出てくる艦娘たちは、とにかく可愛らしくて強いのだ。ついでにスカートも短い(表紙イラストによる)

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
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