文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

平成29年度 第2回 KANSEI”感性”サロン聴講

2018-02-27 21:12:36 | セミナー、講演会他


 今日は「平成29年度 第2回 KANSEI”感性”サロン」を聴講してきた。これは、人間の感性についていろいろと研究するというものだ。場所は広島駅に近いホテルセンチュリー21広島の3Fプラド西。

 開講までまだ時間があったのでホテルの近くのなか卯で昼食。食べたのがカツ丼並小うどんはいからのセット。


 さて講演の方だが、最初に主催者から開会挨拶があったのちに、NTTコミュニケーションの方が、「疾患研究が切り拓く新しい未来」というテーマで話された。これはこの間まで放送大学で「錯覚の科学」を受講していて、またCG検定も2級を持っているのだが、内容がどちらにも関係しており、非常に興味深かった。

 次にライオン株式会社の方が、「保湿成分が洗い流されないボディソープの開発」というタイトルで講演された。まあ私はあまりボディソープを使わないのであまり関係ないのだが。

 休憩をはさんで中国地域質感色感研究会の紹介ということで、事例として「脱おむつを支援するふわふわフィットパンツの開発」と「風呂フタの魅力を伝える効果的なパッケージ及び販促物の検討」という題で、それぞれ株式会社ニシウラと東プレ株式会社より解説があった。

 最後に主催者から閉会挨拶があり閉会となったが、最近は色々忙しいのでこのような講演会にはあまり顔を出していない。今回は久しぶりだ。

 ところが講演会の余韻に浸っていると、もう一つの書評専用ブログである「風竜胆の書評」の方にいいがかりのようなメッセージを入れてくるバカがいた。一応記録には残すが、こちらも相手をするほど暇じゃない。それにしてもバカ共の暇なこと。他にやることはないのかね? こんどは、メッセージ全文を晒してやるか。
某書評サイトで私を非難する会員との不毛な議論
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書評:脳が認める外国語勉強法

2018-02-27 09:09:53 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
脳が認める外国語勉強法
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社

・ガブリエル・ワイナー、(訳)花塚恵

 言葉というものは不思議なものだ。使われている国に行けば子供でもその言葉を使っているというのに、それが母国語ではない場合、多大な労力をかけても、結局ものにならない場合が多い。

 我が国にもそんな英語教育の犠牲者が沢山いる。多くの人が少なくとも中学・高校の6年間は学校で教わっているのに、全然ものになっていないのだ。これではいけないと、小学校から英語が導入されるようだが、果たしてどんな結果になるのか。

 実は私も英語はともかく大学で第二外国語としてドイツ語を勉強したが、かなりの労力を割いたにも拘わらず、まったくものになっていない。今では学生の時に覚えていた文法もほとんど忘れているという体たらくである。

 ところで、本書は、どのようにすれば外国語が効率的に勉強できるかを述べたものだ。

 本書では、外国語を学ぶにはまず発音から入ることを強調している。確かに日本人は「r」と「l」の区別が苦手だということをよく言われる。確かに外国人がその国の言葉を話す場合には、片言で話す場合と流ちょうに話す場合を比べてみると、後者の方が圧倒的に知的に見えるのは確かだろう。

 また、頻出単語から覚える(まず604語だそうだ)こと、フラッシュカード(要するに昔の学生が使っていた単語カードのようなもの。今はスマホで使えるアプリもあるらしい。)を使った分散学習、ネットの活用なども勧めている。

 本書には興味深いことが述べられている。任務に不可欠な言語をマスターした人は、CIAが放っておかないらしい。といっても別にCIAに悪い意味で目を付けられるというのではなく、高給でスカウトされるというのだ。ちなみに、その任務に不可欠な言語とは、アラビア語、中国語、ダリ―語、韓国語、パシュトー語、ペルシア語、ロシア語、ウルドゥー語だそうだ。中には初めて聞く言語もあるが、全体から受ける印象はなんとなくきな臭いような・・

 ところで、日本語というのは孤立した言語である。だから日本人が英語を勉強するのと、英米の人がドイツ語を勉強するのではかかる労力がかなり違うと思う。(日本語のある方言で育った人が、別の地方の方言に馴染むような感覚か?)しかし、本書に述べられている勉強法を使えば、それなりにかなりの効果は見込めると思う。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
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