文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学へ行って来た

2018-10-02 19:15:37 | 放送大学関係


 今日は、放送大学に行ってきた。目的は二つ。学生証が9月末で期限切れのため新学生証をもらうためだ。しかし、こちらの方は、まだできていないということで、明日以降になるらしい。まあ近いうちにまた行く用事があるからいいのだが、期限切れになっているのに新しいのができていないというのはどうなんだろう。これを防止するために、学生証の期限をなくすというのが考えられる。もしくは、最大在籍可能期間に期限を設定するかだ。

 もうひとつは、今日から雑誌の古いバックナンバーを配布するので、興味のありそうなものをとりあえず選んだ。こちらの方はぼちぼち読んでいこう。

 ちょうど昼食の時間になったので、放送大学と同じ敷地にある広大の生協食堂でとることにする。今日食べたのは写真の通り、鶏そば、玉子豆腐、ごまたっぷりサラダ、法蓮草だ。

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書評:虫から死亡推定時刻はわかるのか?

2018-10-02 09:28:08 | 書評:学術教養(科学・工学)
虫から死亡推定時刻はわかるのか?―法昆虫学の話
クリエーター情報なし
築地書館

・三枝聖

 著者は岩手医科大学の生物学科の講師で、実際に岩手県警に協力して、昆虫学を事件捜査に役立てている人だ。

 川瀬七緒さんによる「法医昆虫学捜査官」シリーズで、昆虫が事件捜査に役立つことを知った人も多いだろう。しかしこの手法は、まだまだ発展途上のようだ。本書に以下のような記載がある。
<さて、本書のタイトルである「虫から死亡推定時刻はわかるのか?」という問いへの答であるが、結論から言えば、「死亡推定時刻」は分からない。>(p24)


 捜査に有用であることは間違いないが、昆虫を使った方法には多くの推測が入ってくるため正確に時刻を割り出すのは困難であるということらしい。

 また、この本では「法医昆虫学」でなく、「法昆虫学」という訳語を使っている。これは、昆虫の活用は捜査機関にだけ注目しても、マリファナの産地や自動車走行経路の推定など法医学に留まらないからだ。

 「法医昆虫学捜査官」シリーズでは、主役の赤堀涼子の奇人・変人ぶりもあり、警視庁側からは白い目で見られているようなところもあるが、著者と岩手県警との関係は良好のようだ。ただ、実務に導入されているのは、まだ岩手県警くらいだという。

 内野聖陽さん主演でテレビドラマなどにもなった、横山秀夫さんの名作「臨場」の中に、主役の検視官倉石義男のセリフとして以下のようなものがある。「検視で拾えるものは根こそぎ拾ってやれ」しかし、死者の声なき声は直接遺体に残っているものだけではない。もしかすると虫に託されている声もあるかもしれないのだ。法昆虫学の発展とともに、これまでより多くの声が拾えるようになることを期待したい。

☆☆☆☆

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