文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? 1

2019-10-08 12:13:23 | 書評:その他
桐谷さん ちょっそれ食うんすか!? : 1 (アクションコミックス)
ぽんとごたんだ
双葉社

 

 ヒロインは桐谷祥子という美少女JK。立てば芍薬、座れば牡丹。黙っていれば百合の花だそうだ。そう黙っていれば(笑)何しろ彼女は人並み以上の雑食少女なのだ。いや雑食と言うと表現が綺麗すぎる。要するにゲテモノ食いだ。なにしろ、学校で飼っているうさぎや錦鯉などは、彼女の眼には美味しそうな食材に写るくらいなのである。

 本書の内容は、彼女と彼女の通う高校の教師で昔からのご近所さんである榊伸一の二人で色々なゲテモノを料理していくというもの。でも榊先生、別にゲテモノが好きと言うわけではない。桐谷さんに巻き込まれて無理やり付き合わされているという感じだ。

 祥子ちゃんがゲテモノをさばくとき、なんとも手際が良い。無駄に女子力を使っている気も・・・(笑)。

 今回料理されるのが、ウシガエル、マムシ、野ゴイ、サソリ、ずいき、タナカゲンゲそして豚の睾丸。ウシガエル、野ゴイくらいは分かるが、なんだよサソリのから揚げを食べた時の感想が、かっぱさそせんって。

 少しタナカゲンゲについて説明しよう。これは、祥子の兄祥馬の送ってきた鳥取の隠れた名物である。深海魚の一種で地元ではババアとかババちゃんと呼ばれており、鍋にすると美味いらしい。私も鳥取に住んでいたことがあり、機会があれば味わってみたいと思っていたが、残念ながら機会がなかった。

 一つリクエストがある。オオゲジを料理して欲しいということだ。実は、実家で風呂に入ろうとすると、10㎝以上はあるだろうオオゲジが、私の足を登っていて卒倒しそうになった(びっくりして転んだ拍子に腰を打った)。現在この漫画7巻まで出ているようだが、どうもまだオオゲジは出てきてないようだ。ぜひ料理して、私の敵討ちをして欲しいものである。

☆☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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