文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

書評:女子の心は、なぜ、しんどい

2018-08-04 10:00:12 | 書評:その他
女子の心は、なぜ、しんどい?
クリエーター情報なし
フォレスト出版

・清水あやこ

 よく「女心と秋の空」ということを聞く。本書は、男子にとっては不可解に見える女子のトリセツ。なぜ私がいただいたのか。思うに男の目から見た感想を聞かせてくれということだろうと勝手に解釈する。

 男が疑問に思うのは、なぜ女子は他の人と行動したがるのだろうかということ。トイレにまで連れ立って行くというのが私には理解できない。本書は、女性が回りに合わせてしまうこととして「自己内同調圧力」(p28)という言葉を使っている。要は他の人と同じ行動をすると安心するのだ。しかし、これが男子にまで影響してくるとちょっと問題だろう。ぼっち飯、便所飯という言葉が男子にまで広がってきたのが、そのいい例ではないのか。これらの言葉の裏には、飯は誰かと食べるものという前提が隠れている。私など、飯くらい一人で食べろよと思ってしまうのだが。

 三次元の女子を面倒くさがって、二次元美少女に逃げる男子も多いのではないかと思う。二次元美少女は、男が創造していることが多く、あまり面倒くささがない。しかし、現実にはそんな女子なんてどこにもいないのだ。

 ところで、今は女子の方が生きやすい社会だと思う。例えばデパートを見れば、売っているのは圧倒的に女子のもの。男物は女性用に比べてものすごく少ない。男女雇用均等法なども女子の後押しをしているが、働きたい女性だけでなく、幸せなお嫁さんになることを夢見ている女子もある程度はいるのではないのだろうか。

 確かに男で苦労している女性がいるのは事実だろう。しかし、それは端的に言えば男を見る目が無かったということではないのか。昔からよく聞くことに、女子は不良っぽい男に引かれるというものがある。この人はワルだが、自分だけは大切にしてくれるというような幻想に囚われてはいけない。不良よりは、まじめな男の方がよほど優良物件だと思うのだが。

 このようなことが書かれているが。他でも読んだことがある記憶があるので、割と一般的な見解だろうと思う。

「女性は平等主義であり、男性より一部の人のみが上位に立つべきという考えが薄いことも明らかになっています」(p42)

 本当だろうか。確かに女子はあまり年齢などを気にしないところがあるかもしれない。亭主が年上でも、妻の方が家庭内で力を持っているのなどそのいい例だろう。しかしよく聞く「お局さま」の存在はどう考えるのか。私が現役時代の社宅の奥様方といったら・・(以下略)。これは平等主義というより、自分が中心に座りたいということが本当なのだろうと思う。

 しかし、ちょっと一般化しすぎているような気もする。色々な趣向の人間がいるものだ。本当は一部の女子に当てはまるだけかもしれないのに、安易に女子全部に一般化してしまうというのも女子の特徴かもしれない。女子の心がしんどいのなら、山田洋次が原作・脚本・監督を手掛け渥美清が主演した「男はつらいよ」という映画もあったことも忘れてはならない。結局人間というものは、生きている限り、それぞれいろいろなものを心に抱えているんだろう。

☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:江口くんは見逃さない 1

2018-08-03 10:34:32 | 書評:その他
江口くんは見逃さない 1
クリエーター情報なし
ノース・スターズ・ピクチャーズ

・野澤ゆき子

 主人公は、一見真面目そうな江口くんという小学生5年生。この江口くん、苗字からサンズイを覗いたらエロくんになるが、その名の通りエロエロ小学生。

 ちょっと女性に親切にするように見えて、実はその時に起こるパンチラ、ブラチラなどのちょいエロが大好きという曲者。泣いている女性にハンカチを差し出したり、困っている女性を助けたりと、行っていることはまさにジェントルマン。その余禄のようにエロが付いてくるのである。

 毎回江口君がちょいエロを体験するのが基本的ストーリーだが、その守備範囲は広く、姉の友人、学校の女性教師から友人の母親まで。ちょいエロ以上のことは出てこないが、それを見事?成し遂げた江口くんの満足した顔がなんとも小癪だ(笑)。でもなんだか笑えてしまう。

 しかし、世の中にそんなエロエロなことが落ちているはずがない。どうして江口くんの周りには、そんなエロエロなハプニングばかり起こるんだ。いや羨ましい(笑)。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放送大学単位認定試験(2日目)

2018-08-02 16:15:01 | 放送大学関係


 今日は、放送大学の単位認定試験の2日目である。本日受験したのは「心理学概論」の1科目。相変わらず女子比率が高い。私の場合はすでに4回卒業しているので、半分仕方なく「心理と教育コース」に在籍しているようなところもあるが、どうして心理学は女子に人気があるのだろうか。この半分でも理工学分野に興味を持って欲しいのだが。

 それはさておき、今日受講した科目は、2018年度に新しくなった科目だ。同じタイトルで年度の違う科目がそあったのだが、そちらは2択の15問。適当にやっても平均50点はとれる訳だから、ちょっと勉強すれば合格になる。科目が新しくなったので、ちょっとそんな予感はしていたのだが、試験を受けてみると、案の定他の科目と同じように4択10問に変更になっていた。

 それにしても、心理学関係はやたらと人名が出てくる。元々人の名前を覚えるは苦手なので、誰が誰やら?理数系だったらほとんど人名なんか覚える必要はないのだが。

 今日も昨日同様学食で昼飯を食べた。かけうどん187円、玉子豆腐 86円、野菜サラダ108円の計381円。昨日カツカレーを食べたらちょっと重い感じがしたので、今日は比較的軽めの食事だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放送大学単位認定試験(1日目)

2018-08-01 16:56:38 | 放送大学関係


 今日は、放送大学の単位認定試験の1日目である。本日受験したのは「認知心理学」の1科目。それにしても心理学関係は年齢を問わず女子比率が高い。これが理系科目の場合、特に理数系ならぐっと女子比率が低くなる。そういえば、昔高校のころに理系クラス(1クラスのみ)だったが、女子は3人しかいなかった。おまけにそのうち理系進学したのは2人。一人は文転したようだ。もしかして、これも理科離れの原因の一つ?




 少し早くいったので、学食で朝食を摂ることにした。といっても別に放送大学に学食があるわけではない。放送大学が広島大学の東千田キャンパスに入っているので、広大の学食を使うことになる。近くにファーストフードの店などがあるのだが、とにかく外に出るのは暑い。学食の雰囲気も嫌いではない(といっても、専業学生時代を除けば、まだここの学食くらいしか利用してないのだが)ので平日に放送大学に行った場合にはよく利用している。

 今回食べたのは、カツカレー393円、キムチ餃子108円、大学芋97円の計598円なり。

 明日は「心理学概論」の試験だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする