文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

放送大学2018年度2学期の履修科目申請登録

2018-08-19 17:56:06 | 放送大学関係
システムWAKABAから2018年2学期の放送大学履修科目の申請を行った。申請は以下の通りだ。


〇放送科目
・生理心理学
・社会心理学

〇面接科目
・ミクロ経済学の思考法
・ニンジンで学ぶ量子の世界

 合計6単位分だ。順調にいけば2018年度末で5回目の卒業になるはずである。次は「情報」かなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放送大学のゼミ出席

2018-08-18 22:15:39 | 放送大学関係
幸せとお金の経済学
クリエーター情報なし
フォレスト出版



 今日は、放送大学広島学習センターにゼミ受講のため行ってきた。書影の本を輪読するゼミだ。アメリカの著者の書いた本なので、どうも前提が日本と大分違うような気がするんだよなあ。でも結論はなんとなく納得できるのが不思議だ。経済学が科学になるためには、日本の社会構造を前提にして同じような結論がでることを証明しなくてはならないのだろう。それでないと、単に横のものを縦にしただけ。

 しかし、違う社会構造でも同じような結論がでるのなら、その前提そのものがいらなくなるような気もする。それはそれで証明が必要なのだが。

 ところで、このゼミ、最初の頃は女性(ただし年齢高め)も何人かいたのだが、今日行ってみると、男性(こちらも年齢高め)ばかりになっていた。こんなところにも嗜好の性差のようなものがあるのだろうか?

 昼食は、センター近くの松屋で、おろし牛めしを注文した。下がその写真。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:旦那様、姫騎士様はツンデレってやつですよ、ふぁいと♪

2018-08-18 21:28:36 | 書評:小説(その他)
旦那様、姫騎士様はツンデレってやつですよ、ふぁいと♪ (オシリス文庫)
クリエーター情報なし
KADOKAWA / エンターブレインDMG

・桐刻、(イラスト)まくわうに

 剣術大会に優勝したことから、いきなり女王ディアンヌから王女ユアンの婚約者に指名されたハルキ。ユアンは、本来は優しく責任感の強い性格なのだが、婚約者になったハルキにはなぜかツンツン。実は二人は騎士訓練学校の学生時代から両想いなのだが互いに相手を思いやってそれが分からない。見抜いているのは女王だけ。これはそんな二人が繰り広げるラブコメである。

 いつユアンが素直になり、ツンがデレに変わるのかがこの作品の一つの読みどころだろう。もう一つは、ユアンの教育係のメイドであるセレネの暗躍(笑)。なんとか二人を結び付けて世継ぎを作らせようとする。自分も経験ないくせに、やたらとユアンにエロ知識を伝授する。果てはなぜか、ユアンと一緒にハルキにエロエロなことを。ハルキが一番好きなのは王女のユアンなのだが、いつしかその次の位置にセレネが。

 実はユアンはセレネのことをメイドながらも姉のように大事に思っており、結局妻となるユアン公認の愛人ポジションに。これは、かわいらしくてエロエロな妻と愛人を一度に手に入れる、男のロマンあふれる物語かな(爆)。

 最初は、タイトルと表紙イラストから、単なるラブコメラノベかと思っていたのだが、読んでみると結構エロかった(笑)。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:雑草のはなし 見つけ方、たのしみ方

2018-08-16 16:16:20 | 書評:学術教養(科学・工学)
雑草のはなし―見つけ方、たのしみ方 (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社

・田中修

 身の回りでよく見ることができる植物、一般には雑草と呼ばれるものについて解説したものである。本の構成は以下の通り。

第1章 春を彩どる雑草たち
第2章 初夏に映える緑の葉っぱ
第3章 夏を賑わす雑草たち
第4章 秋を魅せる花々と葉っぱ
第5章 秋の実りと冬の寒さの中で

 本書を読んでみると、身近な植物に関するいろいろなことが分かる。例えばタンポポ。日本古来のタンポポは少なくなり西洋タンポポばかり目立つようになった。その理由は繁殖力が違うことがひとつ。西洋タンポポは自分の花粉で受精できるが、日本のタンポポは自家不和合性があるので自分の花粉では受精できない。また西洋タンポポは種からすぐに芽を出すが、日本のタンポポは秋になるまで芽が出ないそうだ。しかし都会で日本タンポポが少なくなった本当の原因はそれまで生息していた場所をどんどん開発した結果だという。またタンポポの花の色に関して、次のような記載がある。

<四国や九州の一部では、「タンポポの花は白いもので、黄色のタンポポの花はめずらしい」という。>(p42)

 私の故郷は山口県でぎりぎり本州ではあるが、子供の頃はタンポポの花は殆ど白かった。だから黄色いタンポポの花を見つけたときはうれしかったものだ。しかし、今は黄色い西洋タンポポが多い。

 その他、ハルジオンとヒメジョオンの違い、カブと大根の違いなど、身近な植物に関する蘊蓄でいっぱいだ。花はかわいいのに、酷い名前を付けられているオオイヌノフグリ、ヘクソカズラも出てくる。

 一口に雑草と言っても、色々な種類があるものだ。一つ一つは小さな植物だが、生き残っていくために様々な工夫をしているのだ。よく見れば可憐な花を咲かせているものもけっこうある。本書を読めば、あまり目に留めることがなかった雑草でも、これからは違った目で見ることができるようになるのではないだろうか。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門

2018-08-14 09:11:48 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 (じっぴコンパクト新書)
クリエーター情報なし
実業之日本社

・オフィステイクオー

 ドラマや小説などで警察官がメインのものが結構あるのだが、その設定にかなり無理があるものが目立つことにかなり前から気が付いていた。例えば本書によるとあの「太陽にほえろ」の七曲署藤堂係長の階級は警部だそうだ。しかし警部で所轄の課長なら分かるが係長というのはありえない。ユースケサンタマリアの演じる「踊る大走査線」の真下正義はキャリアという設定だが、入庁2年目で湾岸署の係長をやっている。所轄の係長といえば、階級は警部補だ。しかしキャリアなら入庁2年目だったら警部になってるはずだ。所轄の係長ということはない。このほかにもいろいろと警察を舞台にしたドラマや小説などにはツッコミどころがあるようだ。いくら娯楽作品でも設定がいい加減だとリアリティに欠けると思うのだが。

 本書には掲載されていないが、この他、27歳警視で警視庁の参事官(管理官なら分かるが参事官というのは、課長より上のポストだ。いくらキャリアでも27歳警視でなれる分けがない。)をやっていたり、警視長で左遷されて所轄の署長をやっていたり(所轄署長は、警視か警視正のポスト。警視長なら小さな県警の本部長でもおかしくはない。)や果ては警視庁の50前後の警部補が「俺たちは国家公務員だ!」(正しくは地方公務員。警視庁って「庁」ってついているけど、東京都警なんだよね。都道府県の採用でも警視正以上に出世すれば国家公務員になるんだが)と叫んだり。もっとも設定が変なものでも、それなりに楽しんで視たり読んだりしているので、話の面白さ・痛快さとはあまり関係はしないことは一応付け加えておこう。でもできるだけ正しい設定でやって欲しいと思う。

 私も別に警察に在籍したことはないのだが、ミステリーをよく読むのでこのくらいの知識はある。ちょっと調べればわかることをそうしないというのは、何らかの意図があるのだろうか。

 本書は警察の仕事、階級と役職の関係、本部と所轄との関係、キャリア・ノンキャリアについてなど丸ごと一冊警察百科という感じだ。中の人には常識的なことかもしれないが、外から見た場合、警察というものはなかなか実態が分かりにくいものだろう。警察ドラマや警察小説が好きな方には、この程度の基礎知識を持っておくと、突っ込みながらも、より楽しめるのではないかと思う。ただ83ページに掲載されている階級と年齢との関係は古いんじゃないかな。今はキャリアの昇進はこれより遅れていると聞くし。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

納涼祭

2018-08-12 22:36:40 | 旅行:山口県


 もう昨日のことになるが、実家の近くで納涼祭が開かれたのでちょっと行ってきた。田舎なので娯楽は少なく、もう少し人がいるかなと思ったのだが、思ったより人では少ない。過疎化の進展はこんなところでも分かる。

 それでもいくつか屋台が出ていたので、焼きそばとアイスクリームを買って食べた。自動販売機でコーラを買ったら、中身が噴出してしまった。いつもここでコーラを買うと中身が噴出してしまう。他ではそんなことはないのだがなぜだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:メイドは手枷足枷ご奉仕付き!

2018-08-12 09:14:31 | 書評:小説(その他)
メイドは手枷足枷ご奉仕付き!
クリエーター情報なし
フランス書院

・わかつきひかる、(イラスト)ひなた もも

 最近、わかつきひかる(女性作家のようです)の作品が少し気に入っている。普通のラノベなんかも書いているのだが、美少女文庫がいい。他の官能小説のように淫靡エロエロな感じより、綺麗なイラストがついているのが好みだ。舞台が異世界だったり、メイドが出てきたりと、厨二病的設定が丸出しなのだが、最後は大体がハッピーエンドで終わっている。まるでドラマの水戸黄門を視ているように結果が推測できるので、安心して読めるのだ。内容がエロいのも、厨二病患者の妄想を表しているようで、なんとも面白い。

 主人公は畠山高春という湯佐川大学付属高校に通っている高校二年の男子。ある日メイド姿のクラスメート雑賀くるみが腹ペコで倒れているのを助ける。なんと彼女は手枷足枷をしていた。聞くと隣にある二人の通う高校の理事長の屋敷でメイドをしていたという。もしかしてくるみは理事長宅でM役をやらされているのかと妄想いや心配する高春だが、実は手枷足枷は簡単に外れ、くるみはメイドの嗜みだという。どうも隣でドジをやってメイドを首になったらしい。くるみは、高春の家でメイドとして暮らすことになる。

 実はくるみは、根来忍者の末裔でものすごい怪力。だから力をセーブするために自主的に重い手枷足枷を付けて力をセーブしているわけだが、これがないと動きがぎくしゃくして学校では運動オンチということになっている。その反面とても可愛らしいので、学園の隠れアイドルとして人気が高い。実は、ものすごく強いのだが、ちょっとM、いやかなりMなところがある。そんなくるみを高春は調教、色々なことをやらせたり、大人のおもちゃを使ったり・・・。

 ところで、自分の力をセーブするためにつけているという手枷足枷、別に鎖の部分はいらないんじゃないかなあ。最後の方では、鎖は外しているのだが、それで学校に通うなんて違和感ありあり。作品中ではしゃれたブレスレットに見えると書かれているが、さすがに見えないと思う(笑)。足枷の方はアンクレットか? ちょっと無理があるような。

 エロエロでちょっとあり得ない設定ながら、1種のボーイミーツガールものと言っていいだろう。作品にはロマンスがたっぷり詰まっており、女性読者にもいいかもしれない。イラストも綺麗なので、書店で買うときにも普通のラノベ感覚で買え、そう抵抗はないと思う(多分)。

 わかつき作品の基本は主人公とヒロインのラブラブぶり。それが、なんともいえず微笑ましい。なにしろ最後には、朝は彼女のご奉仕で優しく(いや気持ちよく)起こされ、昼間は公認カップルとして学校でイチャイチャ、夜は彼女を縄で後手縛り(もっとも彼女はその気になれば縄はおろか鎖でも引きちぎれるの位の怪力だし、忍者なので縄抜けもできるのだが、一応シチュエーションを整えるためらしい。確かにシチュエーションは大事だよね(笑))のSMプレイ。ちょっと羨ましいかも。でも高校生が大人のおもちゃに頼るのは・・・(以下略)。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:日本全国 駅名めぐり

2018-08-10 10:00:58 | 書評:学術・教養(人文・社会他)
日本全国 駅名めぐり
クリエーター情報なし
日本加除出版

・今尾 恵介

 本書は一言で言えば、駅名に関する蘊蓄を一冊に纏めたものだ。書かれているのは、どうしてそのような駅名になったのかという由来など。駅名と言えば、旧国鉄も含んだJRのものがまず考えられるが、それだけでなく私鉄や路面電車、果ては道の駅などにもレンジが広がっている。

 本書によれば駅とは本来、鉄道の駅を指すものではないようだ。

「そもそも駅という字は「早馬」を意味し、古代に官道の途中に伝馬用の馬を置く施設を指した。馬の乗り継ぎだけでなく休憩や食事ができる場所であり、後に宿場と呼ばれるようになるが、明治以降は宿駅の制度は廃止された。」(p76)


 私が子供の頃には、近くにバスの駅があり、人もいて、売店もあったので、駅というものは鉄道だけではないというのはよく実感できる。

 取り扱いも全国に及び、私の出身県や住んでいる県の駅名も結構ある。第一章の「変わった駅名」の中に「知らなければ読めない駅名」という節がある。全国的にも難読駅名として有名な山陰本線にある「特牛(こっとい)」は載っていたのだが、「厚保」はなかった。これはJR美祢線の駅で、「アホ」ではなく「アツ」と読むのだが、絶対に知ってないと読めないと思う。このように自分の知っている変わった駅名があれば本書に掲載されているかどうかを探してみるというのも楽しい。

 全編、駅名に関する豆知識がいっぱい。読んでいると楽しくなり、各駅停車に乗ってのんびりと旅がしてみたくなってくる。鉄道ファンの人におススメの一冊。特に乗り鉄を自認する人にはいいかな。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:黒後家蜘蛛の会2

2018-08-08 10:25:17 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)
黒後家蜘蛛の会2【新版】 (創元推理文庫)
クリエーター情報なし
東京創元社

・アイザック・アシモフ、(訳)池 央耿

 アイザック・アシモフといえば、ロボット工学3原則などでSF作家として知っている人も多いのではないかと思う。しかし、彼はミステリーも書いており、本書もSF的な要素はなく、短編ミステリーを集めたものとなっている。

 タイトルの「黒後家蜘蛛の会」というのは、作者が実際にメンバーとなっている Trap Door Spidersをモデルにした架空の団体だ。この黒後家蜘蛛の会は、ニューヨークのミラノ・レストランで月一回の定例会を開いており、毎回ゲストが招かれる。そのゲストが謎を提示するのだが、黒後家蜘蛛の会のメンバーならぬ給仕のヘンリーが、話を横で聞いただけで謎解きをしてしまうというのが基本的なストーリーである。収められているのは12の短編。一つ一つの話は独立しているので、どの話からでも読むことができるし、あまり連続した読書時間を取れない人でもちょっとずつ読み進めることができるだろう。

 傍で話を聞いていた人が、見事な推理をするというのは、例えば北森鴻の「香奈里屋」シリーズや東川篤哉の「謎解きはディナーの後で」シリーズなどの構造とよく似ている。「岡目八目」という言葉があるが、案外と傍で聞いている方が、事件の本質をよく理解できるのかもしれない。

 このシリーズは、昔読んだ覚えがあるのだが、内容は完全に記憶から抜け、はるか宇宙の彼方だ。読んでいて思い出したということはなく、ほとんど初見のような感じで楽しむことができた。それにしても自らの記憶力のなさには感心する。これが理工学のようにちょっと覚えればあとは自分で導出できるものならいいのだが、そうでないものは昔からすぐに忘れてしまうようだ。だから化学なんかも無機化学まではいいのだが、有機化学になると覚えることが多すぎて、いやになって大学に入ってきっぱり縁を切ったというのは余談。

☆☆☆☆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

書評:君に謝りたくて俺は

2018-08-06 14:06:07 | 書評:小説(その他)
君に謝りたくて俺は (講談社ラノベ文庫)
クリエーター情報なし
講談社

・わかつきひかる

 著者のわかつきひかると言えばジュブナイルポルノを多く書いておりフランス書院発行の美少女文庫ではおなじみの作家である。しかし、この作品にエロい場面を想像してはいけない。著者は官能小説以外にも色々と書いており、この作品もその一つなのだ。要するに通常のラノベということだ。なにしろ本作を出しているのがあの講談社なのである。

 主人公の今井健人は、高一少年。彼は、入学した高校で明日葉待夢(たいむ)に再開して驚く。健人は、小学1年のときにその少女をいじめていたからだ。待夢は、誰もが振り向くような美少女なのだが、記憶障害を持っており、発作が出ると、意識がなくなったり幼児に戻ったりするのだ。健人が待夢をいじめていた理由は色々あるようだが、結局は彼女のことが気になっていたからだろう。

 「俺は待夢が好きだ!昔からずっと好きだ!!」(p149)

 まあ、小学生くらいの男の子は、好きな女の子についちょっかいを出してしまうというあれだ(笑)。

 健人は、昔いじめたことの罪悪感から何かと待夢の世話を焼く。彼女は彼が小学生のころいじめられた相手とは気づかないまま、だんだん彼に引かれていく。一方健人の方も心に罪悪感を持ち、彼女に謝りたいと思いながらもどんどん待夢のことを好きになっていく。

 途中で昔のいじめっ子が健人だと待夢にばれて一波乱あるのだが、そこは男女の仲の不思議さ。元々バカップルと呼ばれていたのだが、益々バカップルぶりが増すことに。

 実は待夢の記憶障害の原因にはある原因があった。普通の高校生カップルがイチャイチャするだけの作品かと思っていたものが、途中からちょっとSFチックな色彩を帯びてくる。美少女文庫も含めて多くのわかつき作品のように、これも予定調和的に最後はハッピーエンドで終わるのだが、かなり非定常な設定ではある。

☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする