文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

イジらないで、長瀞さん(5)

2023-03-13 09:31:54 | 書評:その他

 

 深夜アニメでも放映されているこの作品は、一口で言えばヘタレな美術部員八王子直人(センパイ)とドSキャラ・ヤンキー系美少女の長瀞早瀬(長瀞さん)とのラブコメである。

 この長瀞さん、センパイをからかうのが大好き。でもセンパイ以外の男には塩対応。好きな子のことをかえっていじめるというあれだ。(でも、あれ女子じゃなくて男子がやるものじゃないかな?)本音は、長瀞さんはセンパイのことが大好きなのだが、なかなか素直になれない。おかげで、センパイはいつも長瀞さんに振り回されて大変。でもセンパイはそれもまんざらではないようだ。

 5巻では、センパイに性欲があるとか、センパイの弁当作りの話などを経て、最期は、長瀞さんがセンパイの絵のモデルになることに。(マンガ風のちょいエロ衣装を着て)

 ここで怖い美術部長登場。センパイ君の絵を見て、

「ここは漫研か?」(p134)

と怒りだし、美術部が廃部の危機に。果たしてセンパイ君はこのピンチを切り抜けられるのか?

 長瀞さんのウザさは宇崎ちゃんに通じるものがある。いや、ウザさだけだったら、こちらの方が上かもしれない。ただし、宇崎ちゃんのような巨乳ではないところが違いといえば違いか。基本狂暴系ヒロインなのだが、読んでいるうちにかわいく思えてくるのは不思議だ。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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放送大学名誉学生証受領

2023-03-10 15:49:22 | 放送大学関係

 放送大学から速達で何か届いた。開けてみると名誉学生証だった。まあこの度7回目の卒業となり、もう入れるコースがないことから、名誉学生に認定されることは想像がついていた。

名誉学生の特典は次の通り

1.名誉学生証の発行

2.学習センター等での図書および視聴覚教材の閲覧

3.学習センター、本部主催行事への参加(ただし、事前に問い合わせる必要あり)

4.学習センター、本部発行機関紙の提供

5.面接授業の聴講(ただし単位をとろうとすると専科または科目履修生として入学して履修する必用あり)

6.セミナーハウスの使用

7.印刷教材の1割引での購入

 このうち使う可能性があるのは3~5くらいかな。他はたぶん使わないと思う。

 

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クリスティ・ロンドンマッシブ 2

2023-03-10 08:30:59 | 書評:その他

 

 最近のマイブームは、新谷かおるさんである。ただ残念なことに、2017年にこのシリーズの最終回を脱稿した後、66歳の誕生日を契機に休筆されている。お歳を考えると、新作はあまり期待しない方がいいだろう。

 さて、クリスティは正式にはクリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープといい、ホープ公爵家の令嬢である。おまけにヴィクトリア女王の孫で、なんとシャーロック・ホームズの姪という設定だ。ホームズとの関係は、クリステイの母親がホームズの妹なのである。

 この2巻は、華やかなパーティの場面から始まる。このパーティでクリスティは気分が悪くなる。その原因は当時のレディ御用達のコルセット。普段20インチをつけているが、この時は18インチをつけていたのだ。いつも締めるのを頼んでいるメイド長のノーラではなく、怪力娘のグラディスに頼んだらしい。その時

「骨がミシッといったけどスルッと2インチ縮んだのよ」(p11)

ということらしい。いや、その時点で止めろよと思うのだが、クリスティもお年頃の女子。自分を綺麗に見せたいという誘惑には勝てなかったようだ。他の侍女たちに

「ゴリラにまかせちゃ命とりですよ」(p11)

と突っ込まれているのも面白い。

 この巻で、クリスティが挑むのは祖母のヴィクトリア女王暗殺事件。ホームズの宿敵とも言えるモリアーティ教授も登場するが、ほぼクリスティの協力者として行動する。モリアーティ教授は、この作品では完全な悪人とも言えず、さりとて善人とも言えない立ち位置である。

 さて、クリスティは、どのように暗殺計画を阻止するのか。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

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神スキル【呼吸】するだけでレベルアップする僕は、神々のダンジョンへ挑む。(1)

2023-03-08 11:56:02 | 書評:その他

 

 この世界では、ダンジョンに挑む者は、女王からスキルをもらう。ラーナ・プラータ(愛称ラーくん)の貰ったスキルはなんと「呼吸」。要するに息を吸ったり吐いたりできるものというもの。外れスキルと思われていたこのスキルだが、実は呼吸をするとレベルアップするという最強スキル。そう、この作品は、「外れスキル」と思っていたものが実は、ものすごく強力なスキルだったという、なろう系異世界ものによくあるパターンを踏襲したものだ。なぜ、女王にそんな力があるのかは謎だ。

 ラーナがダンジョンに潜るのには理由がある。妹のメアリーが北の魔女の呪いを受けて、それを救うためにはダンジョンの最下層にあるという「賢者の種」が必要なのである。

 異世界ものによくあるようにこの世界にもギルドがある。ただし、冒険者ギルドではなくダンジョンギルドだが。ラーナは幼馴染で魔導師のプリネと一緒にダンジョン攻略を目指す。このプリネ、どうみてもラーナのことを異性として好きなのに、肝心のラーナは、妹のようなものとして見ている。つまり、勘違いのラブコメ要素も入っているということだ。

 しかし、外れスキルが「呼吸」という設定は面白い。知らないうちにレベルアップしているのだから。ただ1呼吸1レベルアップという訳にはいかないようで、やはりレベルを一つ上げるためには、何呼吸かする必要があるようである。

 この1巻では、ならず者や初心者狩りの連中を退治したり、ハーフエルフの鍛冶師と出会ったり、変な舎弟ができたりというものだが、次巻ではいよいよ初心者の壁と言われる5層に挑戦である。さて、どんな強敵がでてくるのだろう。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

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秋期限定栗きんとん事件 <下>

2023-03-06 09:03:26 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 

 

 著者による「小市民シリーズ」の第3弾の解決篇。小鳩常悟朗と小佐内ゆきの小市民を目指すコンビが活躍する学園ミステリーである。ここでは二人は互恵関係を解消して、それぞれ彼女、彼氏ができている。小鳩君は、仲丸 十希子と言う同級生だが、小佐内さんは、瓜野高彦という一つ年下の彼氏だ。

 でも、どうもどちらもしっくりこなかったようで、一旦離れた二人だが、結局は元の鞘に戻ることになる。仲丸さんの場合は、本命の彼氏は別にいて、その他にも二股をかけている。そして小鳩君に対して思ったような反応をしてくれない。小鳩君評して「糠に釘」。

 そして、小山内さんの方は、もっとすごい。瓜野君は自信家だが、それをミスリードするように導いてぺちゃんこにしているのだから。

 小鳩君によって狼に例えられている小山内さんだが、どう見ても、女狐という称号?に相応しい気がする。しかし、小山内さんの動機ってなんやねん。相手は仮にもその時は彼氏だったんだろう。

「うん、小鳩君。また一緒にいようね。たぶん、もう短い間だと思うけど」(p214)

 

(前略)お互いの美学をわかり合うには、まだもう少し時間が必要だ。でも間に合うのかな。卒業まで、あと六ヶ月(p235)


そう二人は、卒業を控えた3年生なのだ。でも結局のところ、六ヶ月と言わず一生のような気がするのだが。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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