晴れ、12度、83%
家人は、毎年三が日が明けると、年頭の名刺交換会に東京に戻ります。その折、自分で決めた神社に出向き、初詣をして帰ってきます。
先日、香港に戻って来た家人が、東京にいる息子に送っておいてと、私に手渡したのが、そのお神社のお守りでした。身近な人が、何かを心に思って、求めて来てくれるお守り。とても大切に思います。
これは、香港の大きな大仏で有名な寶林寺で求めたお守りです。香港の土産物屋にも、よく似たものが売られています。土産物屋のものは、ひもが赤い色です。私は、家族のそれぞれの干支を買うものだと思っていたところ、どうも地元の人の考えは違うようです。酉年だとすれば、その一年、酉年の弱いところを補ってくれる、例えば寅年のお守りを持つといいそうです。そうとは知らず、しかも、古くなったお守りをどう始末するかも解らず、家人と私の干支の形をしたお守りが、溜まってしまいました。
寶林寺で売られているお守りは、土産物屋のよりひもの結びがこっています。 お値段の方も、それなりに5倍ほど高いのですが、ずらっと並べてみると以前のものは翡翠の質がよく、彫りが精巧にできています。
私には、年が変わってもお神社に戻さずに、ずっと持っているお守りがあります。
息子が私にくれたお守りです。運転が下手な私を気遣って、送ってくれました。出来の悪い母親は、子供からお守りをもらえる幸運に恵まれました。
さて、寒い中一人で初詣をした家人、何を心に思って、息子にお守りを買ってくれたのでしょうか?