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日本に帰ると、ロクシタンのお店が多くなったことに驚きます。新聞によると、世界中のロクシタンの売り上げの3分の1以上を、香港、日本、台湾で占めているそうです。クリスマスの前など、ロクシタンのお店のウィンドーには、可愛いパッケージのボックスが山積みされます。いやが上でも、若い女性の心が動きます。
ロクシタンのお店の展開は、日本より香港の方が先だったようです。香港にやって来た初めは、プロバンスの草花から作った化粧品と言う基本のコンセプトは今と同じでしたが、もっと落ち着いた店構えでした。お値段だって、そんなに安くありません。今ほど、香港人も豊かではありませんでしたし、そんなに、人気はありませんでした。
できるだけ自然に近いものを使いたい、との思いからロクシタンのクリームを買ったのは、15年ほど前でした。その時、クリームが入っていたのが、この壷でした。正確にいうと、壷の中にひとまわり小さなクリームの容器が入っていました。壷に入らずに、その小さな容器のクリームだけでも売っていました。でも、この柔らかな卵色、優しい曲線が気に入って、少し高かったのですが求めました。
ロクシタンも今のように軌道に乗るまでは、商品がよく変わりました。同じクリームを使いたいと思っても、製造中止になっていたりしたものです。それで、ロクシタンのものを使ったのは、わずかの期間でした。今の可愛いパッケージも素敵ですが、ちょっと前のロクシタンの瓶やパッケージは、それこそシックでした。
2年ほど前、香港の株式にも加わりますます元気なロクシタンです。今この壷は、