晴れ、16度、91%
香港の漢字は、中国本土のそれと違って、日本の漢字と同じです。もちろんちょっと意味の違うものもありますが、意味はどうにか解ります。そういう意味では、日本人とって旅行しやすい、住みやすい土地です。
ところが、イギリスの統治下にあったので、英語を漢字に当てた日本のカタカナみたいなものがあります。
以前は街にあちこちあった、士多、 シードウ、と読んでストアー、つまりお店です。タバコ、小さな菓子に家庭用品を少し、小さな間口にいろんなものを売っています。ところがこの士多、最近すっかり姿を消しました。香港も、コンビニの氾濫です。しかも、町中は家賃も高く、家族経営の小さな士多は、どんどん無くなって行きました。
士多ほどではありませんが、所々にあった辨館。 辨館と書いて、ベンクンと読みます。士多より大きな店構えで、主にお酒を扱っていました。店が大きいので、缶詰なども並んでいました。今思うと、この辨館、輸入を手がけていたのかもしれません。
そして、超級市場 超級でスーパーを意味します。つまりスーパーマーケット。チュウカップシーチョンと読みます。もちろん大型スーパ−マーケットは、香港だって、日本と同じくらい品揃えもしっかりしています。衛生的にもきれいになりました。香港地元の大手2つ、中国系1つ、日本のジャスコ、アピタ、シティースーパーまであります。でもこの泰通、昔ながらのスーパーです。時代遅れの、店構えも20年以上変わっていません。店の中はちょっと黴臭くて、お店の人だってレジに座ったまま、お昼ご飯を食べています。
香港は、やっと最近、自動販売機が街にちらほら見られるようになりました。タバコの自動販売機なんてありません。コンビニも便利です。それでも、こんな士多や超級市場がどこかに残っていてほしいといつも思います。