チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

片口

2012年01月29日 | 身の回りのもの

  晴れ、15度、91%

 片口、ピッチャー、クリーマーのような注ぎ口がついた入れ物になぜか惹かれます。

  高さ、7センチほどのクリーマーです。クリーマーだからといって、ミルクばかり入れるわけではありません。ドレッシングだって、ゴマだれだって入れて食卓に出します。

  こちらは、高さ18センチのピッチャーです。これくらい大きなピッチャーになると、家人と私だけの我が家では食卓で使うことは稀になります。専ら花瓶代わりに。

 三島手の染め付け、伊万里のものです。私の実家にあったものです。40年ほど経っています。当時、中学生だった私は、この三島手の模様にとても魅せられました。使い手が、思うように使えなくなって、やっと、私のものになりました。

 用の美とかで、グットデザインを穫ったもののようです。確かに器は使わなくては、用を足しません。使ってこその器です。我が家の大皿は、普段皿立てに飾っていますが、いざご飯となると、食卓に上ります。

 染め付けの呉須の色も、様々あります。このコントラストがはっきりした伊万里、滲みやぶれのない線、ストレートですが落ち着きます。

  このクリーマーは、まだ作られているそうです。我が家では、器や大きな壷の類いは、新しく買わないことにしています。家人の実家、私の実家から譲り受けるものがあります。父や母達が使って来たもの、大事にして来たものを、今度は私たちが手をかけてやることになりそうです。それにしても、もう作られていないピッチャー、なんて素敵なフォルムでしょうか。

コメント
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