曇り、15度、78%
香港の水洗トイレの水は、海水が使われています。もちろん濾過されているので、匂いもなければ、雑物も混じっていません。海で見つけたヤドカリなどは、トイレのタンクからとった水で飼うことができます。
本来水洗トイレとは、掃除がいらないものとして作られたそうですが、やはり掃除は必要です。20年以上前から、売られていたトイレットダック、トイレの洗浄液です。2003年のサーズ以来、香港は、やたらに洗剤に99、9%殺菌と書かれています。殺菌とかより、このトイレットダックのすごいところは、 この首の形。トイレボールの水が出る辺りは、水垢がつきます。このノズルの先を、容器を逆さまにしてくるっとひと回し。うまい具合に、洗剤が見えないところにはいってくれます。
20年以上前からこの形です。とにかく当時感心しきっていた私でした。アメリカのジョンソンから出ていますが、製造はもちろん中国です。3タイプありこのブルーは海水対応。黄色とグリーンは、それぞれ何かいい香りがついているようです。トイレの洗剤、まだ幾種類かあります。マジックリンだってあるのですが、地元の人の信頼度は、ぐっとこのトイレットダックに傾いているようです。ただ、このブルー、新配合と言って新しくなったのはいいのですが、そのにおいの良くないこと甚だしい限りです。
旧正月を前にして、香港のスーパーは、こうした洗剤の類いを山積みにして売っています。年末大掃除です。日本人の私は、この旧正月前は、何となくのんびりと、地元の人が右往左往するのを見ていられます。