曇り、18度、88%
この日曜日、10日は旧のお正月に当たります。中華圏では一番の大きな行事、春節を迎えます。香港も、町中お正月気分一杯です。飾り付け、イルミネーション、モールに流れている音楽まで、春節一色。日本の正月飾りとは、全く違う赤に金のお飾りばかりです。でも、変わらないのは花を飾ること。と言っても、飾る花だって違います。
丸く黄色いものは、お金や子宝を意味しますから大歓迎。ミカンの木、金柑の木が門口にはたてられます。花は、桃の花。桃は実も縁起がいいものだとされています。そして、香りのいい水仙。こうしたお決まりのものから、値段の高い蘭やシャクヤクまで、香港島のビクトリアパークでは、大晦日の夜中まで大きな花市が開かれています。
例年、胡蝶蘭の鉢植えを求める我が家ですが、今年は木ものを挿してみようと、レンギョウを求めました。桃は莟が少ないし、ネコヤナギは一年以上持つし、黄色い莟が一杯のレンギョウにしました。 ところが、香港、昨年末の寒さと打って変わって、今年に入って温かな日が続きました。私今も半袖です。莟は、あらよあらよという間に、開いてしまいました。レンギョウ、お正月には盛りを過ぎるかもしれません。花が盛りを過ぎれば、柔らかな緑の葉が出始めます。長く楽しめそうですね。
菊は、供養花のイメージがずっとあったのですが、最近の菊は、洋菊にはじまりなんと華やかで可愛いことか。色もそうですが、くだ状になった花びらやボンボンマムのような可愛い形をしたものまで選り取りみどりです。色に惹かれて求めたこの菊、 家に帰って包みを開けると、なんと、10個ほどの小菊が丸く枝先についています。こう寄せて生けると、豪華にすら見えます。ベトナムから入って来た菊です。色も、オレンジに紅茶色をかけたようなシックな色です。お祝いですので、クリストフルのワインクーラーに入れてみました。
例年、一番寒くなるのは春節前後の香港、明日から少し気温が下がるそうです。