曇り、17度、82%
飛行機の機内食、期待しているわけではありませんが、本当にひどいものが出て来てがっかりすることがあります。私が乗るのはエコノミーですから、そんなの当たり前。先日、ビジネスに乗った友人が、機内食がとても豪華でおいしかったと話してくれました。彼女が言うには、パンだってふっくらしていて堅くないの、だそうです。
エコノミーで出てくるパンは、電子レンジで温め直していますから、食べる頃には端の方は既に堅くなり始めています。しかも、炭水化物の多い機内食です。随分長いこと、私はパンは食べないでいました。先日、ヨーロッパから帰って来る便で、周りの人を見ていると、白人たちは皆、あのパンから食べ始めます。やはり、私たちとは主食の感覚が違うものだと思ったものでした。
テロ防止とかで、機内食のカトラリーがプラスチックになって随分経ちます。使われたスプーンやフォークは、全て捨てられるそうですが、あの小さな包みの塩、こしょう、残ったパンもパンに添えられているバターやジャムも全部捨てられるそうです。分別する手間、食品故の安全性を考えれば、頷けますが、やはりもったいないと思ってしまいます。そこで、せめて自分の分だけでもと思い、パンとバターは、ナプキンに包んで持ち帰っています。
パンは、ありがたいことに我が家にやって来る鳥たちが食べてくれます。バターは、私の朝のオムレツを焼くのに使います。同じエラーラインでも、行きと帰りでは違うバターが出てきます。行った先で現地調達のバターです。冷蔵庫の小箱に溜まった小さなバターを見ていると、なんと可愛いこと。重さも、7グラムから10グラム、有塩、無塩、微塩と様々です。
左上は、どこかヨーロッパからです。左回りに、日本から乗るJALのオーストラリア産バター。その右もヨーロッパ便。下は。ロータスの花が付いているのでベトナムエアーのものです。
右下は、蘭の絵が付いているので、タイエアーです。その上はオランダからの便。その上は、いつ見ても可愛い、インドエアーのバター。インドのエラーラインにはベジタリアン用にマーガリンも同じパッケージで付いています。
右ふたつは、香港から乗るキャセイ、JALに付いていたものです。バターの原産国が書かれていないものもありますが、オーストラリアのバターが多いようです。日本からのJAL、何故、日本のバターを使わないのでしょうね。コストの問題でしょうが、雪印なんて書かれていたら日本のブランドの知名度が高まるのにと思うのですが。
この小さな容器のバターは、チュルチュルと模様が付いているのですが、常温で持ち帰っても溶けていません。なんだかいつも不思議に思います。