チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

旧正月の花火 香港

2013年02月12日 | 香港

曇り、16度、82%

 年初二、旧正月二日目のことです。ニンチョウイッ、と読みます。年初二の夜は、お決まりの花火です。煙花、と香港では言います。香港、以前はこの年初二に一年一回の花火でした。ところが、中国返還後、返還記念日にも花火は上がるようになりました。そして、国慶節、今年からはお正月にも花火があがりました。つまり年に4回花火があります。

 花火は決まって、香港島と九龍サイドの間のビクトリア湾の上であげられます。昼間我が家の窓からビクトリア湾を見ていると、花火の船でしょうか小さな船が幾つか停泊しています。花火の日のビクトリア湾沿いの人出は、かなりのものです。前後2時間あまりも交通規制が敷かれます。20年以上も前、息子も小さかったので花火を見に出かけました。その時の人の多さに閉口して、以来一度も花火を見に行きません。

  我が家の窓から見える花火は、だんだん小さくなって行きます。花火が小さくなったのではなく、我が家から見える空が、年々小さくなっているのです。ご覧の通り、ビルとビルの合間から見える最近の花火です。あのビルもこのビルも、邪魔だわね、と内心思います。

 まだ年一回しか花火があがらなかった頃のことです。おそらく我が家の付近のマンションの住民はほとんど、ビクトリア湾が見える窓辺で花火を見ていたと思います。今より広い空に、上から降って来るように見えたものです。そう私が思っていると、一斉に周りから、ワッ−っと歓声が聞こえます。一帯の人が皆歓声を一度に上げるので、それはものすごい反響でした。ところが、昨晩の花火、聞こえるのは、花火の音と私の横で赤い空を見上げて吠えるモモさんの声だけです。もう、花火に興ざめしてしまったのかもしれません。年4回も見ることが出来ますからね。

 以前写真だけのサイトに、我が家から見える花火の写真を載せたところ、 私の腕の悪さも手伝って、見た方から、香港何か爆発があったのですか?と尋ねられました。確かにこんなビルの上にあがる花火など、異常な風景かもしれません。

 ビクトリア湾に面した窓を走り回って吠えていたモモさん、すっかりお疲れで昨晩は高いびきでした。

コメント
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