チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ルクルーゼ スキレットグリル

2013年02月26日 | 身の回りのもの

小雨、18度、88%

 私の鍋釜好きは、今に始まったことではありません。30年ほど前のことです。当時は、まだ珍しかった六重層のアメリカの鍋を一揃い買ってしまいました。かなりのお鍋の数です。ダッチオーブンも、スチーマーも湯煎鍋も付いています。もちろん、洋食向けの鍋の揃え方です。一揃いですから、お値段も、今考えてもかなりのものでした。結婚して35年ですが、後にも先にも、家人にお金の使い方で叱られたのは、この時だけです。ですから、お鍋はもう買うまい、この六重層の鍋が一生ものだと思っていたのです。

 ルクルーゼのお鍋が香港にやって来たのは、20年ほど前のことです。今のようにどのデパート、スーパーに置いてあるようなことはありません。知っている人が、ほとんどいない頃です。香港島のハリウッドロードに郵便局があります。そのビルの地下に、倉庫ともつかないルクルーゼのお店がありました。香港人とフランス人のハーフのお兄さんが一人で切り盛りしています。営業にも出るので、お店が開いているのは不定期です。

 もう、これ以上増やさないつもりのお鍋が増え始めたのは、このお店のおかげです。フランスから届いた荷物の山が、あちこち。PCでの管理も今ほどではない頃です。勝手に見ていいよ、ってな感じですから、箱を開けては品定め。それは珍しい色だから安くしてあげる、などと仰ってくださいます。いつだって、お店にいるのは私とそのお兄さんだけです。

 そんなわけで、瞬く間にルクルーゼのお鍋が我が家の台所にやって来ました。テリーヌ型やフラン型など確かに珍しいものかもしれません。

 この26センチのスキレットグリルは、大きなステーキなら3枚一度に焼くことが出来ます。グリルですから余分な油は下に落ちてくれます。落ちた油が多くなれば、両脇の注ぎ口から捨てることも出来ます。以前、レンガをのせて肉を焼くことを知りました。油の落ちも良く、火のまわりもいいと言うのです。それ以来、ふた周り小さな22センチの両手鍋のふたをのせて、肉を焼きます。

 今回は、鳥のもも肉をバルサミコで味を付け焼きました。 よく油が抜けて、皮はパリッとしています。使い込んで脂の乗ったスキレットグリルです。

 今では、香港中どこに行ってもルクルーゼのお鍋を見ます。件のルクルーゼのお店も、郵便局のすぐ近くに、素敵な路面店を出しました。そう言えば、すっかりご無沙汰していますね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする