小雨、24度、97%
香港と福岡の間にドラゴン航空の直行便が飛ぶようになって、4年ほどが経ちます。その以前は、JALがキャセイとコードシェアして飛んでいましたが、直行便のない時期もありました。直行便でない時は台北経由です。時間にして2時間弱の違いがあります。台北経由といっても、台北の松山空港の待ち合いロビーに、1時間出ることが出来るだけです。直行便は機種が小さく、しかもいつも満席、予約を取るのが大変です。夏休みが終わって、日本も香港も祭日が続いています。おかげで、今回の帰福は、福岡行きが台北経由となりました。 先月の帰京のとき、久しぶりに乗ったJALの機内食の素晴らしさに驚きました。ここ数年、機内食などに興味もありませんでした。東京と福岡では、香港から直行便で約1時間の差があります。チケットの代金に付いて言えば、福岡行きの方が高い時すらあります。
香港から台北、飛行時間1時間30分。キャセイ航空の機内食です。 チーズパフといって配られた、食パンを揚げたサンドイッチです。中は、チーズかと思えばジャガイモとベーコンが詰まっています。左下はリンゴジュースです。いつもキャセイやドラゴンはこの路線では、こんなホットドッグのようなパンが出されます。以前、同じ路線をエバエアに乗った時は、点心が出ました。よほどお腹が空いていない限りはこの手のパンは、食べられた物ではありません。
香港から台北で下りる人もいます。台北から福岡へ行く人が新たに乗り込んできます。もちろん私のように、香港から福岡まで乗る人もいます。台北、香港間の飛行時間は、1時間50分。 鶏肉のあんかけご飯と果物はパイナップルにドラゴンフルーツ。デザートは、台湾名物パイナップルケーキです。ご飯は台湾ですので日本と同じショートグレインです。右上の日本茶は、色だけがついているようなお茶です。だいたい日本以外の空港を飛び立つ飛行機の機内食といえば、こんな彩りを一切考えない物が出てきます。この機内食がサーブされたのは夕方6時過ぎ、つまり夕食ということになります。機内食は、乗る時間によって朝食、昼食、夕食に対応した物が出てきます。この鶏ご飯、お味は見ての通り、美味しいとはいえませんでした。まあ、お腹の足しに。
どこのエアラインも機内食を安くあげるために、最近は、パンとバターが付かないことが多くなりました。確かに廃棄されることが多いでしょうから、パンが無くなったのはいいことだと思います。
香港に帰る時は、直行便が取れました。ドラゴンエア、飛行時間3時間。夕食対応の機内食です。 左上は、おそばです。さすがに日本で作られた機内食ですから、このおそばにも、卵とかまぼこの添え物が付いています。海鮮ご飯、錦糸卵が敷かれた彩りのあるご飯ものです。この航路は、ほとんど、アジア人ですから、こうした焼き魚、煮魚がのっているご飯のメニューでもいいのですが、他の人種が多いラインでは、考えものです。この私ですら、魚臭いと思います。ほんの昨年の今頃まで、福岡から香港のこの機内食には、パンもお菓子も付いていました。地元のロイヤルが手がけている機内食ですから、ロイヤルのパンに焼き菓子が、アイスクリーム以外についていました。少し残念です。
さて、私の大好きなハーゲンダッツのアイスクリーム、JALでは日本製のハーゲンダッツで大喜びをしました。ところが、あれだけ女性的な目線で作られているJALの機内食にも関わらず、アイスクリーム用のスプーンが付いていませんでした。たかがスプーンと思われるでしょうが、ご飯を食べる大きなスプーンでは、アイスクリームがくぼみのところに残ってうまく食べられません。ドラゴンエアには必ず付いて来る、この浅く小さなスプーン、小さなことですが、アイスクリームが美味しくいただけます。
パン、バターが付かないことが多くなりましたが、キャセイでは、小袋に入った塩こしょう、割り箸も付きません。廃棄することの多い物から、カットしていると思います。
私が書いているのは、あくまでもエコノミークラスの機内食のことです。