晴れ、22度、83%
ベットで新聞を読んでいた主人が、これを作ってくれ、とおっしゃいます。何何?しめさばは普通わさびと醤油で食べるもの、ちょっと目先の変わった食べ方が紹介されています。ざっと読むとしめさばを買って来て和えるだけでいいようです。こんな簡単な料理はありません。
しめさば、はここ香港でも随分以前から日系のスーパーに行けば必ず手に入るものです。ピタットした真空パックに入っています。お値段もさして高くはありません。見つけたしめさば、 「とろしめさば」と書かれています。身も厚くこれなら食べ応えがありそうです。お値段も普通のものの倍近くします。塩で締め、酢で締めるしめさば、作ると解りますが、生のときよりやや小さくなります。この大きさのしめさばなら、きっとかなり大きなサバだったに違いありません。香港でも生のサバはありますが、脂が抜けてパサパサです、春先にでる小サバだけは、風味もよく南蛮漬けでいただきます。日本の魚やさんの店先に並んだ大きなサバは、私の目には、宝石よりも魅力的です。
サワークリーム和えは、サワークリームに生クリーム、マヨネーズ、レモンとディルで臭みを消し和えるだけです。香港のサワークリームはややかため、和え易いようにクリームやマヨネーズでのばします。新聞には、普通のしめさばで、大さじ2杯のサワークリームと書かれていましたが、この辺りはサバの大きさ、好みで加減します。レモンをまぶしたしめさばの削ぎ切りを和えて、ディルを飾れば出来上がり。ディルはニュージーランドのものを買ってきましたが、香りが薄すぎました。 まあ、彩りで。
新聞にはクラッカーにのせても美味しいとありますが、いえいえ、これはキリリと冷やした白ワインが一番合うかと思います。
サワークリームは、我が家ではそんなに頻度の高い食品ではありません。ついつい、冷蔵庫の奥に忘れがちです。ディルも野菜の底に埋もれがち、そこで、翌日にはマッシュポテトを作って、微塵のディルとサワークリームで和えました。折角買った物ですから、主婦根性は使い切ります。