晴れ、22度、46%
お手紙をくださる方達、皆さん封筒の口に可愛いシールを留めています。時には立体的なシールまであります。不思議なもので、その小さなシールをじっと見ていると、手紙の主の顔が浮かんできます。こんな小さなものですが、ちゃんとその人となりを物語ってくれます。もちろん、手紙を開ける時ははさみを使って、シールを傷めないようにしています。
書体も人を表すなんていいますが、私は体に似合わず大きな字を書きます。そんな私の書く手紙にしっくりするシールはなかなか見つかりませんでした。主人が買って来てくれたもの、頂き物、溜まる一方です。半分はシールなんて使えないなと諦めていますから、格別探しもしないでいました。でも、日本に帰るとステーショナリーの多さや物の良さでつい立ち寄るのが文具屋さんです。先日の帰国の時、本屋の一角の文房具売り場でふと目に留ったのが、この2つのシールです。 上はマッチ売りの少女、下は椅子と名前がついています。この写真では解りにくいのですが、色がグラーションしていて、一枚のシート24枚のシールが、全て微妙に色が違います。地味な色合いがなんともいえず好もしく思います。マッチ売りの少女はマッチをともしていますが、そのマッチの先だけは真っ赤です。
使わずに溜め込んでおく手はありません。 早速、使ってみました。紙の質が和紙のような感じです。椅子の方は、上下を逆さにすると女の子のサマードレスにもみえます。今頃になって、あのコーナーにあったこのシール全部買い込んでおけばよかったと、欲張りな後悔をしています。めったに出会えない、私の気持ちにそったシールのような気がします。
年末にかけて、手紙を書くことが多くなります。ペタペタと、お手元に届くかもしれません。