チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

The Longest Ride NICHOLAS SPARKS

2013年10月17日 | 

小雨、24度、77%

 主人が私に、おまえはよく本を読むけれど、おまえほど身につかない人間はいないと、おっしゃいます。流石30数年一緒にいますと、完全に見透かされています。本の虫というほどの者ではありません。好きな作家の物は縦列に、その好きな作家に関係ある作家の物は横列に読むので、たくさん読んでいるように見えるだけかもしれません。

 学生時代、読んだ本の登場人物をすっかり記憶している友人がいました。「お波」か「お浪」かの違いまで記憶しています。私には逆立ちしたってそんなことで来ません。その頃から、名前などすぐに忘れてしまう質でした。高校1年の時、隣の席にいた男の子は、ペンギンブックのシェークスピアを読んでいました。いえ、ちゃんと読んでいるのです。その頃の私はといえばピーターパンの原書を読むのが精一杯。周りには、すごいなと思う人ばかりでした。

 今年に入って、重さにして100キロいえもっとかも知れません、たくさんの本を処分しました。実家の改築のためです。随分心が痛んで、もう本は買うまいと思ったのも束の間、秋からクリスマスにかけては、新刊が目白押しです。

 先日、アメリカから届いた新刊、The Longest Rideを読み始めたのは、福岡に帰る飛行機の中でした。台湾経由でもあり時間は一杯、携帯も絶対に鳴りません、お茶も持って来てくださいます、飛行機の中は本を読むのに最適です。

 NICHOLAS SPARKSの本は、たくさん映画化されていますし、訳本も出ています。ストーリーや背景は変わっても、彼の本の基盤に流れているものは、しっかりとした家族への愛情です。単なるラブストーリーではありません。一人の人間が抱えている様々なものは、表面から見たことだけでは解りませんからね。今度はどんな話だろうと、新刊を待つのは私だけではないはずです。

 The Longest Ride 、話の流れは幾つかの彼の本のスタイルと同じで、この本では3人の人がそれぞれに自分を語りながら、2つの話が進行します。このふたつの話がどこで接点を持つか、自分なりに考えます。本を読んでいるうちは、寝ていても夢の中で話が進むほど、没頭してしまいます。日本人の私からすると、この接点の付け方が無理があるようにも思われますが、流石ストーリテーラ。いつもながら頷きながら本を閉じました。

 The Longest Ride なんだかこの題名だけでも解ると思いますが、私も長い旅をするいい伴侶に恵まれたと思っています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする