チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

めがね

2013年10月22日 | 日々のこと

晴れ、22度、72%

 老眼鏡って、ずっとかけたままではありません。必要な時にだけ使い、テーブルに置いたままです。私はまだ本も新聞もめがねなしで読めます。使うのは刺繍のときと辞書を引くときだけです。ところが主人は、移動範囲も広いし、メニューなどを読むときもめがねを必要とします。おかげで、めがねをよく無くしてしまいます。

 先日、出張先から定刻の電話が鳴りました。どうもめがねを無くしたみたいだと、電話の向こう。まあまあ、そんな時のために予備のめがねが家にはあります。出頭から戻り、また次の出張です。出がけに、新しいめがねを作って来て欲しいとおっしゃいます。

 めがねは、いつも日系デパートの中にある日本のめがね屋さんで作ってもらいます。レンズの度数などはカルテがあるので本人が行かなくても、めがねを作ることが出来ます。要するに、私は主人のために、めがねのフレームを選ばなくてはいけないはめになりました。よくなくすので、安いものを作ればよさそうですが、やはり人とお会いする時にも使うものですから、そうは出来ません。そこで早速、めがね屋さんに出向きました。人のめがねのフレーム選びは初めてです。いくら主人とはいえ、難しい。フレームだけでも沢山あります。主人の顔を思い浮かべながら選んでいると、居合わせた日本人のお店の人が、横からアドバイスをしてくださいます。それもありがたいのですが、主人に似合う似合わないが私にとっては一番大事です。それに、めがねって結構お値段がいいのにもびっくりします。

 めがね屋さんのカルテでは、主人がこの前めがねを作ったのは、8月の初めだそうです。今年に入って3つ目のめがねだともおっしゃいます。超お得意様です。今年よりも無くしたのが、一昨年。ふた月に一度ほど、めがねを受け取りに足を運びました。その年は、大きな式典を主人の会社が開いた年です。式典では人前で、スピーチもしなくてはなりません。お客様も大勢です。主人も随分神経がとんがっていました。そんな時に限って、めがねが無くなったのです。朝の散歩から戻ると、めがねが無いとおっしゃいます。ベットもひっくり返すわ、考えつくところは全部探しましたが出てきません。出勤する時、私に言った言葉、おまえがどこかに隠しただろう、でした。いえ、本気でそう主人は思っていました。私だって、そんな意地悪はしませんよ。式典も終わり、一週間ぐらいした時、探していためがねが主人の散歩用の上着のポケットから出てきました。やれやれ。

 選んだめがねのフレームは、黒ではきつく見えるのでややパープルがかっています。今晩出張から戻られたら、なんと仰ることやら。めがねと携帯は無くなるものです。

コメント
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