曇り、22度、94%
大和芋、長芋を使って作るおまんじゅう、薯蕷饅頭。粘りの強さを利用して作るお饅頭です。長芋より大和芋の方が断然粘りが強い、香港にも長芋はありますが、地元の大和芋は見たことがありません。香港、地元では長芋を乾燥させたものをスープに入れます。このスープ、家庭のスープです。スープは健康を調える食べ物として、家庭では四季それぞれ、家族の健康状態でスープを作ります。長いもの効能は、こちらでは痰を切る、産後にもいいといわれています。干した長芋のスープはこれが長芋?と思うほど生とは違った食感です。
日本から買って来た大和芋がありました。ちょっと頂戴して薯蕷饅頭を作ります。
餡を2種類にしてみました。一つは抹茶の餡。もう一つは普通に漉し餡。小ぶりに作った抹茶餡には桜を、ひと回り大きい漉し餡にはぜんまいの焼き印を捺しました。
初めて作ったおまんじゅうは蕎麦饅頭だったのですが、意外にお饅頭は簡単に出来ます。よくすり鉢で当たった大和芋にお砂糖と上用粉を入れて饅頭の皮を作ります。餡は市販のものを使えばより簡単。蒸かしたての熱々のお饅頭は、これまた違った美味しさです。今回の抹茶餡は白餡にお抹茶を混ぜました。お家で作るものですから好きなもの、残っているものを利用します。長芋もすり鉢で長く擂っているとそれ相当の粘りが出てきます。お芋を使わなければイスハタや重曹を入れて皮を作れば、フワッとします。