チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ハサミよハサミ、ハサミさん。

2015年04月16日 | 身の回りのもの

晴れ、20度、74%

 考えてみたら、ハサミにお世話にならない日はありません。洋裁をしている訳でも、床屋さんでもないのに、一日数回は必ずチョキチョキ。そして、包丁同様、手先から体と一体となって働いてくれるハサミですから、使い勝手の良い、しかも、力を入れないでチョキチョキ出来るものが好ましく思います。

 思いつくままに、家にあるハサミを出して来て並べてみました。大小様々。和バサミは、花用のが一本きりです。こう書いてきて、あらあら、まだハサミがあるのを思い出しました。主人、私、モモさんの爪切りバサミ。モモさんの散髪用のハサミ。探せばまだまだ出てきそうです。

 左端の大きなハサミは出番が少ないのですが、力が無くなって来た昨今、とても重宝しています。主に台所用。鶏のガラの骨をブチブチと切ったり、硬いタイの頭に骨をブチんと切り落としたり。このハサミ、何処かで頂いたものです。覚えていない所を見ると、きっと主人が頂いて来たものに違いありません。しかも、売っているのを見たことがない。物騒に思えるのに、台所の引き出しに入れています。

 その右横は、ピンキングバサミ。縫い物は苦手です。好きですが下手です。そこで、このピンキングバサミは大活躍。縫い代の始末がとても楽です。息子の幼稚園の入園前に買ったものですから、もう随分古い物です。これを買った頃、裁ちバサミも求めました。その裁ちバサミ、手入れが悪かったうえに、香港に来てから多湿で錆がつきました。その錆を取ろうと、砥石で磨いたのがいけません、全く切れなくなりました。ピンキングハサミの右横の裁ちハサミは2代目。まだ3年ほどのものです。

 裁ちバサミの横の細めのハサミは事務用。デスクの上で紙を切るのに使います。形がきれいで買ったのですが、切れ味もなかなかいいものです。これも、毎日使います。

 一番長い付き合いで、使用頻度も高いのが、真ん中のゾーリンゲンの台所用のハサミです。結婚前から持ってますから、40歳を越しているかもしれません。持ち手のブルーがはげています。ただの一度も調整などしたこともないのに、40年間絶好調です。しかも、香港に来て以来、地元の方の真似をして、調理済みのものまでハサミで切ります。長い長い麺をみんなで分けるとき、所々にハサミを入れると取り分け易くなるのです。手抜き用ハサミです。

 花バサミも長い付き合いです。若い頃は、刃物は木屋かゾーリンゲンと思っていました。関の刃物、燕三条の刃物、日本には優れた刃物が全国でまじめに作られています。この花バサミも、手入れをしないまま使い続けています。

 その右横は、一番使用頻度の低い包帯バサミ。二枚の刃が離れるように出来ています。先の丸い優しい感じのハサミです。

 その右横、チクチクのとき片時も側から放さない、大事な糸切りバサミ。糸ばかりかパッチワークの小さな布を裁つ時にも重宝します。小回りが効くハサミです。

 一番右端は、主人専用のハサミなので、使い勝手は知りません。

 いいハサミは、長く使っても手入れ一つせず、ねじ一つ締めること無く永年使えます。そして、こうして並べてみると、みんななんときれいな形をしていることか。日常使うものはこうでなくてはと思います。

コメント
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