チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ブイヤベース

2015年04月06日 | 料理

晴れ、23度、90%

 2月だったと思います。主人が日本から、 こんなものを買って来ました。ゆうに8センチはある大きなはまぐりです。主人はグリルにでもして欲しかったのですが、私は大きすぎるけど桃の節句に使おうと思っていました。3月3日には主人は出張でした。で、すっかりはまぐりが家にあることを忘れています。袋を見ると、賞味期限までにはまだ時間がありますが、お鍋にと書かれています。香港、今日は30度まで上がるそうです。お鍋にする気はありません。そこでブイヤベースを作ることにしました。

 昨日はイースターホリデーの3日目、市場に行くとあらあら、お魚屋さんがみんな閉まっています。流石に漁師さんもお休みなのでしょう。仕方ありませんスーパーで揃えられる魚やエビで作ることにしました。

 ブイヤベースというと、なんだかカッコいいのですが、所詮、南仏の漁師さんの料理のはずです。と、鷹を括っています。今では一般にトマトベースの魚のフォンで作られていますが、トマト自体がフランスに入る前はただの水で煮た残り物の魚だったそうです。今回は海老の頭もありません。 でも、こちらは買い置きがありました。サフランです。使う前に白ワインに浸すとかいいますが、ちょっとオーブンで乾燥させてパラパラ入れてもいい香りです。ブイヤベースなんて、人の力ではなくお魚さんたちの力の結集で出来上がる味です。あまりいじくらない方がストレートに美味しいはずです。

 ひと月ほど前に、お外でブイヤベースを頂きました。 ソフトシェルカーブのフライが一番上にのっています。サービングは良かったのですが、肝心のスープにぐっと来るものがありませんでした。中の全ての魚や貝類が作り出す、濃厚なハーモーニーともいいたくなるあのスープのお味です。

 正式には、スープと中の魚介は別々にサーブされ、アイオリーソースというニンニクソースとパンが添えられます。が考えてみれば、だいたい漁師さんの料理に正式も何もないはずです。我が家はお鍋のままテーブルに、当然魚介よりもこのスープがお目当てですから、付け合わせには湯がいただけのスパゲッティ。

 ソースの段階まで作っておけば、あとは食べる10分ほど前に火の通り難い魚から順次入れて行けば出来上がり。特別な魚を使わずとも、あるものを種類多く入れる方が美味しいと思います。ああ、頭付きの魚と頭付きの海老があったらもっとおいしいスープがとれていたはずです。

 モモさんにはエビや貝はあげられません。白身のお魚で満足、満足。

コメント (2)
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