チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

TheWGで紅茶を選ぶ楽しみ 香港

2015年04月29日 | 香港

晴れ、23度、87%

 シンガポールのお茶の専門店、TWGが香港にオープンしたのは四年ほど前のことでした。フランスの古くからあるお茶のマリアージュとよく似たお茶の売り方をしています。日本では、東京に2店舗あると聞きます。日本からのお客様、日本へ持ち帰るお土産にはここの紅茶を選びます。フレーバーの付いていないお茶の葉も、いい葉っぱを使っているのが分かります。缶に詰められて売っているセットのものもありますが、私は買う時、大きな缶のお茶の香りとその葉を確かめてから、別売りの缶に詰めてもらいます。

 聞くと600以上の種類のお茶が、大きなトレードマークの黄色い缶に入ってずらりとカウンターの奥に並んでいます。こんなお茶が欲しいと言うと、幾つかの缶をひょいと私の前に。蓋をとって香りと葉っぱの具合を見ます。このせっかちな私が、この時ばかりは大様にゆっくりと、一つ一つ確かめて行くのです。何分にも人様に差し上げるお茶ですから。

 昨日は、今までと違って日本の方へのお土産選びではありませんでした。そこで、行く前から2つほど選ぶお茶の目安を決めていました。まず一つ目は、香港からのお土産というので名前に香港が入っているもの。次が、緑茶か中国茶。日本人の私たちがお持ちするものですから、出来たら日本の緑茶と考えていました。緑茶も、台湾、中国、ベトナムのものがあります。

 ここのフレーバーティーには、いろいろな名前が付けられています。「芸者」「シンガポールの夜」「ティーパーティー」という具合です。名前からお茶の味を想像するのも楽しいものです。まず、お姉さんに「香港の名前の付いたお茶がありますか?」と尋ねると、なんと一種類のみ「ウィークエンドイン香港」。まずこれは決まりです。もう一つ、日本の緑茶のブレンドものを見たいというと、ずらりと8つの缶が並びました。一つ一つ真剣に嗅いでいきます。お持ちする方達の顔を思い浮かべます。ひとつ開けてびっくり、あら、玄米茶!確かに玄米茶は、日本古来のフレーバーティーです。お姉さん、一生懸命、はじけたお米の香りがいいこと、よく売れていることを説明してくれました。どうも、私を日本人と思っていないようです。でも、私、日本人ですからお遣い物に玄米茶は選べません。8つの中で、抜けるような清々しい香りがありました。リンゴの爽やかな香りが残ります。「シルバームーン」という名前です。これに決めました。

 次は缶選び。「シルバ−ムーン」はシルバ−の缶に、「ウィークエンドイン香港」はピンクの缶に詰めてもらいました。丁寧に、、箱詰めして、この一セットをまた包装してもらいました。 実は、TWGで紅茶以外のお茶を買ったのは初めてのことです。詰めてもらっている間、いろいろなお茶を見せてもらいました。ストレートの台湾のウーロン茶は、ものすごくいいものだと分かりますが、これまた値段を聞いてたまがりました。[MACHA]の缶もあります。見せてもらったのですが、なんだか、こんな大きな黄色い缶に抹茶は似合いませんでした。

 日本茶、中国茶はいいものを頂戴するので自分では買ったことがありません。紅茶は頂くことがないので買い求めます。年に一度くらい、エイッとばかりにいい紅茶を買うことがあります。TWGの紅茶でお勧めは、「フレンチアールグレイ」です。どなたに贈っても喜ばれます。

 ゆっくりとして空間で、ゆっくりといいお茶を選ぶ時間は、なんとも楽しいものです。

コメント
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