晴れ、19度、68%
香港のローカルのパンにあんぱんもあります。餡は小豆のあんですが、日本の小豆あんよりオイルが感じられます。ピーナッツオイルが入っています。餡の甘さは日本の物に比べると、さほど強くはありません。日本の餡は、おしなべて甘みが強く感じます。香港のあんぱんの形は、日本のあんぱんの形と同じです。芥子や桜の花びらはのっていませんが、丸いつぶれた形です。香港のパン業界は日本パン屋の貢献度が高い分野の一つです。山崎製パンの大きな工場、敷島製パンのインストアーベイカリー、ちょいと高級なドンクのパン。以前は、サンジェルマンのパン屋もありました。だから、香港のあんぱんの形が、日本のと同じなのは、元々なのか日本の影響を受けたのか定かではありません。別の形のあんぱんってないのかなあ?と思います。餡が入りますからお饅頭型で作ってみました。
お饅頭の4倍ほどの大きさです。それだけではありません。あんぱんといえば小豆あん、ウグイスあん。白あんぱんは見たことがありません。白餡だと映りが悪いからでしょうか、では、と、白餡に黄色いプツプツ、オレンジピールを入れてみました。 半分に切るとこんな感じです。
食べてみた感想、形は従来の丸くつぶれた形の方が食べ易いと思います。白餡は写真で見ても分かる通り、視覚的にコントラストがありません。白餡を使わないのも頷けます。ところがこの白餡にオレンジピールという組み合わせ、なんとも美味しい。白餡は、においも味もくせが無いのが身上です。悪く言えば個性がないので、オレンジピールのような爽やかな香りとビターな味といい相性です。
お饅頭型のあんぱんは、食べてる端からあんこがこぼれそうになりました。あんぱんが、あの小さな座布団型になるには、何か意味があったのかもしれません。