チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

電子辞書

2016年01月13日 | 日々のこと

曇り,14度、82%

 私が家庭教師の仕事をしていた時の教え子達が電子辞書を使い始めたのは2000年に入ってからだと思います。国際線のお土産物売り場の電子機器の陳列棚の中に結構なお値段で納まっていました。電子辞書を使う子は日本人学校に通っていた子よりインターに通っていた子に多く見られました。単語がわからないと電子辞書のキーを打ちます。単語の意味だけを調べるには,辞書をめくるよりずっと速い。ところがその単語の用例が少なかった当時の電子辞書です。しかも,子供達は単語の一番上の意味だけしか見ずにそのページを閉じます。そこで,私は電子辞書は与えないでください,使わせないでくださいと,親御さんに話しました。

 当然この私、自分の辞書も持って仕事に出かけます。テキストからテスト用紙、辞書を携えての大荷物でした。そして,仕事を辞めて3年が過ぎましたが,相変わらず辞書とのお付き合いは続いていました。確かに去年の今頃までは,老眼鏡に辞書と地図帳と読み止しの本が4点セットでした。この4点セットを持って主人の広いベットで横になって本を読むのが楽しみです。ところが,去年の夏頃だったと思います,たまたま手元にあったスマホで単語の意味を調べました。単語の横に’発音’とあります。クリックすると単語の音声が再生されます。あら便利。翌日になって,またしても昨日と同じ単語で引っかかりました。今度は単語を入力しなくても履歴で検索出来ます。あらまた便利。知らない植物の英語名を入力しました。するとカラーの写真が出て来ます。またまた便利です。ただ,地図だけはどうも全体が掴めません。スマホのマップには今だに不満だらけです。ですから地図帳ばかりは手放すことが出来ません。

 以来,永年のお付き合いの英語の辞書は辞書の山の一番上に鎮座したままです。

 英語の発音記号を知らない子供も沢山います。音声で発音を聞けることは,耳の馴らしにもなります。ただやはり用例の例文は辞書に比べると遥かに少ない。電子辞書自体は2010年以降、売り上げが落ち込んでいるそうです。私のようにスマホで検索する人が増えているのだと思います。

 そんな訳で,ここ半年、主人のベットに持って上がるものの4点セットは,老眼鏡、スマホ,地図帳に読み止しの本です。ああ,もうお一方、私の右腕でお昼寝するモモさんも一緒です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする