晴、21度、78%
昨夕、お散歩に出ようとしていたら小さな冷たい荷物が届きました。配達のお兄さん「すぐに冷蔵庫に入れてください。」とおっしゃいます。贈り主はいつもの友人。いそいそと家に戻ります。出て来たのはチョコレート2種類と季節の和菓子です。
小箱のチョコレートの蓋を取りました。綺麗なチョコレート!食べたい気持ちを抑えます。お散歩から戻ったらお夕飯です。でもお散歩の間、頭の中はチョコレートのことばかり。家に帰りまたしても蓋を取りました。右の列は上から「お抹茶」「月桂樹」「九条ねぎ」左の列は「コアントロー」「酒粕」「キルッシュ」です。そして、立ったまま一つお口に放り込みました。
最近のチョコレートブームで全国で今までにないチョコレートが作られています。「ゆず」「お抹茶」は日本だけのお菓子の素材ではなくなりました。「ゆず」「抹茶」で世界中通じます。チョコレートは他のお菓子と違っておしゃれです。小さい頃、母の実家から送られてくる荷物の底には必ず大きな板チョコが一枚、あの茶色の包れみ紙が見えるとすぐに手が伸びました。昭和30年代の話です。ヨーロッパでは「媚薬」とも言われ男性から女性に贈るもの、また本当に薬効があると信じられていたそうです。
このところ密かに口に入れていたのは「赤唐辛子」のチョコレート、フランスのフェアトレードのものです。なくなったところにこの贈り物です。いただくチョコレートで思うことがあります。量です。2段重ねの大きな箱入りチョコレートより、小箱のチョコレートの方がちょうど良いサイズだと思うようになりました。若い頃は口いっぱいにチョコレートを食べていたのに。以前に比べ、和菓子も洋菓子もお菓子全体が小ぶりになって来たように思います。
チョコレートをお酒と合わせる方もいらっしゃいますが、あくまでもチョコレートだけがいい。ぐっとこらえて一粒で蓋を閉めました。面白いお味です。作られた方のお顔が見て見たい。さて、私はこの6個のうちどれを食べたでしょう。