チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

韓国製強力粉のプルマンローフ

2012年03月11日 | パン

 小雨、12度、92%

 香港、この地で作り出すものは数が知れています。農作物から、車などに至るまで、ほとんどが輸入品です。そのおかげで、いろいろな国の強力粉を試してみることが出来ました。日本にいれば、フランスパンだって、日本のフランスパン用の強力粉を使うと、美味しくできます。それほど、日本の製粉技術は高いのでしょうね。

 今回は、韓国の強力粉です。 ごく最近香港にお目見えしました。

日本の製品もそうですが、海外に輸出するのに  自国の言葉しか書かれていません。絵を見れば解るだろうではなく、せめて、英語表記が欲しいものです。

 さて、基本の基のつもりで、プルマンローフを。まず、粉を手でぎゅっと握ります。この時の感触が重いか、軽いかが、私の粉の判断基準の初めです。薄力粉と、強力粉をぎゅっとやってみると、その違いは一目瞭然。より軽くさらったした粉が好きです。

 一応この段階でも、匂いを嗅いでみます。スタンドミキサーに、バター以外を入れこね始めます。ぬるま湯を使わず水を使うので、香りが出てくるまでに少し時間がかかります。バターを入れると、バターの香りが出るので、粉の匂いは、この初めのこねるときに判断。日本の粉のように甘みのある匂いではありません。ところが、小麦の持つ強いいい香りがします。捏ね上げて、最後手ごねをするときに、生地の弾力を確かめます。肌理といい、弾力もしっかりしています。次の一次発酵で、生地の持ち上がりを確かめます。

 粉の力、香りの強さ、全てが、実は予想以上にいいのです。

  この肌理を見ると解るように、よく立ち上がっています。

後は、味ですね。香りと同様カメリアなどの持つふんわりした甘さはありません。しっかりした、小麦の味がします。粉っぽさはありません。

 韓国も、小麦は輸入しているはずです。ということは製粉技術が優れているということ。

日本の粉も、メーカーによって香りや味が違います。この韓国の強力粉、カメリアではなく、イーグルに近い味と香りです。香港での小売価格、カメリア$39、韓国製$16。これから、どちらを使うか迷うほどに、いい強力粉です。

 香港にいるから出来る、強力粉の食べ比べ。アメリカ、イギリス、フランス、日本、韓国、タイ、中国、台湾。市販のものは、ほとんど使ったのではないでしょうか。この韓国の強力粉の美味しさには、期待してなかっただけに大きいものがあります。

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タイのマスマンカレー

2012年03月10日 | 料理

曇り、16度、84%

 香港で食べるタイ料理は、日本で食べるタイ料理よりずっと本場の味に近いと思います。それは、タイ料理に限らず、インド料理にしてもそうです。日本人は自分たちに食べ易く工夫する術に長けているのでしょう。香港島の大きな市場には、タイ料理の食材を扱うお店が見かけられます。時にはタイのみならず、インドネシア、マレーシア、フィッリピンの食材も一緒に売っています。タイ料理の辛さが好きです。それで、用もないのに、タイの食材屋さんによく立ち寄ります。

 初めて見た、タイカレーのベースです。 マスマンカレー。おそらく香港のタイレストランなどでも見かけない名前です。タイ南部のイスラム教徒達のカレーだそうで、スパイシーだと説明されています。イスラム式ですから、豚肉は使いません。裏に書いてある説明通りにチキンとジャガイモを使って作りました。

 ほかのタイカレーのペーストと同様に、じっくりと油が出るまで炒めて、ココナッツミルクを入れ煮込みます。この時のココナッツミルクの匂いは、たまらなく食欲をそそります。

 骨付きのチキンレッグを使ったのでゆっくりと煮込んでみました。途中、ちょっと味見を。あれ?あれ?ちっとも辛くありません。香りも、タイカレー独特の刺すような匂いとココナッツの合わさった匂いではありません。

 初めて食べるものですから、あまり自分で味をいじらないように、バイマックルー(こぶミカンの葉)を香り付けに入れました。

   ペーストはもっと赤い色でしたが、カレーにすると黄色が強めです。タイカレーの辛みを期待していた私は、少しガッカリ。どこか間違ってないか袋の裏を読み返したほどです。

 後で調べたところ、マスマンカレーは、辛みが少ないのが特徴だそうです。そのせいか、タイ南部でこのカレーは日本人に好まれているそうです。南と北、どこの国も味の違いがあるようです。私は、よくこのMAE PLOYのカレーペーストを使います。日本でも安く手に入るそうです。香港では、別のブランドもあります。食べ比べて楽しんでいます。

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MARNI@H&M HongKong

2012年03月09日 | 日々のこと

小雨、16度、95%

 我が家から歩いて10分、香港島セントラルの世界一長いといわれているエスカレーターを下りきったすぐ側に、H&Mが出来たのは、日本よりずいぶん早かったように記憶しています。先週、前を通ると大きなショーウィンドーに、マルニとのコラボレーションの服がディスプレイされていました。尋ねてみると、3月8日から発売とのことです。

 3月8日に世界中260店舗で、一斉に売り出すとのこと。しかも、このためのデモテープまで作られています。監督、ソフィア コッポラ。流れている曲は、ブライアン フェリーの「アバロン」です。マルニが好きな私です、この日を楽しみにしていました。というのも、普段のマルニのものの値段の10分の1ぐらいで売られるというのですから。

 10時少し前に、ゆっくりとエスカレーターを下りて行きました。ところが、H&Mの前には

 もう買い物を済ませた人がたくさんいます。慌てて、長い列の最後に並びました。時間が時間なのに、ホワイトカラーのスーツを着た白人のおじさん達まで並んでいます。香港らしく、多国籍の人の長い列。入場制限があり、20名くらいがひとグループで10分で買い物をするように指示されます。同じものを2つ買ってはいけません。こんなことになるとは、思ってもいませんでした。待つこと35分。

 特に欲しいというものもありませんでしたが、待っている間に、品物を物色。

  上に着るものは、この、、ハンガーまで付いてきます。

 靴も、 透明な箱に入っています。皆さんがお目当ての、マルニらしいプラスチックの大きな首飾りもサングラスもこの箱に入っています。 靴袋もちゃんと付いてます。

 雰囲気は、とってもマルニらしいのですが、縫製や生地が今ひとつです。安いので文句はいえません。そういえば、デモテープの最後にマルニのチーフデザイナーが言っていました。今回の企画は、若い人たちにマルニを買ってもらいたいのだと。

 香港ならではの場面に出くわしました。私年代の女性が、フィリッピンのお手伝いさんとやってきました。お手伝いさんを長蛇の列に並ばせました。待つのは、面倒ですものね。ところが順番が来ると、そのお手伝いさん、大きな買い物袋を4つももらい、中に入りました。出て来た時は、4つともパンパンに入っています。そこに、かの女性が現れて、レジの前で、サイズやいらないもののチェックをはじめました。いや、世界中の260店舗でも、こんな光景は香港だけでしょう。日本だけは、3月10日からの企画だそうです。

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洋梨のシャルロット

2012年03月08日 | 菓子

 雨、17度、97%

昨日は、我が家の記念日でした。30数年前、六間通りという名前の道を、三月の初めにしては珍しく暖かな日差しの中、家人と私は婚姻届を出しに行きました。

 いつも仕事で忙しい家人です。記念日なんて覚えていてくれたことはありません。それが、先月末、珍しく記念日の話をします。ところがよく聞いているとどうも、3月7日なのか3月5日なのか、はっきりと覚えていないようです。まあ、仕方ありません。

  ちょっとした、おしるしに洋梨のシャルロットを作りました。帽子の縁が少し焦げてしまいましたね。

 家人は、夜は接客をかねて、中国泊まりです。それで、朝の食卓に用意しておいたのですが、早朝の移動、荷物の用意に忙しく、そそくさと食べて出かけて行きました。

  しめしめ、これで、私とパグ犬モモはたくさん食べることが出来ます。記念日だと言って、あれこれ言葉を交わしたり、プレゼントなどというのも、私は好きでありません。

 私の姓が変わって、30数年が過ぎました。同じ姓に変わった大先輩の義母に、毎年電話をします。こんな私に、家人の父も母も良くしてくれます。

 いい家族に恵まれたと、感謝しながら パクパクと、ちょっと苦みのあるシャルロットをお腹いっぱい食べました。

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パグ犬モモの忘れ物 2

2012年03月07日 | もも

  曇り、20度、97%

 このブログの私のフォトチャンネルに、パグ犬モモの忘れ物というのがあります。たった6枚の写真しかはいっていないチャンネルですが、たくさんの方に見てもらっています。

 パグ犬モモは、朝晩の食事の後に必ずといいっていいほど、ぬいぐるみのネズミちゃんを持って、遊ぼうと私を誘います。部屋の中で、投げてやると走ってとりに行くモモ。そこで、モモは私が来るのを待ってます。そして、ネズミちゃんの取り合いをします。結構、私も真剣にこの遊びをしています。時には、モモが本気で、ウ~と、唸るほどです。そしてこの遊びの後、2週間に一度くらいでしょうか、モモが、鼻息荒く、ネズミちゃんをくわえて、部屋を歩き回っているのを見ます。しばらくすると、どこかを、ほじっているような音。その後、澄ました顔のモモがベットに行きます。

 どうも、私という敵から、ネズミちゃんを隠している様子です。

  遊んでいてそのままほってある時と、ネズミちゃんの様子が違います。狭い家ですので隠す場所も、だいたい決まっています。

  家人のベットの隅とか、 スツールの下とか。

 前足で、隠す場所を掘って、あのない鼻でネズミちゃんのお腹の部分をぐいと押し込みます。ネズミちゃんがへの字に曲げられている時は、隠しているのです。そして、肝心のモモさん、すっかり隠したことを忘れてしまいます。

 先日、珍しく犬用のおやつのカミカミ棒をあげたところ、 これまたお決まりのソファーの隅に隠し始めました。これは、私に対してでなく、犬の本能的なものでしょうね。その直後のモモさん、 カミカミはどこ?

 モモさん、カミカミは?  ねえ、どこにあるの?

 ご覧の通り、決して私と目を合わせません。知らぬ存ぜぬを通しています。

 夕方、戻って来ても、ソファーの隅にカミカミはありました。ところがモモさん夕食後、ソファーの下でじっと見上げています。やおらソファーに上ったかと思うと、カミカミをくわえて意気揚々とベットに向かいました。覚えていたようです。

 今、気がついたのですが、モモさん、決して自分のベット(私のベットですが)にネズミちゃんを隠しません。なぜかしらね?

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啓蟄 香港

2012年03月06日 | 香港

 霧、22度、98%

 昨日は24節気の一つ、啓蟄でした。地が緩み、土の中の物たちが出てくる日だとされています。香港でも、この日は、街角などで、面白い貼り紙や火を焚いてなにやらしている人だかりを見ることが出来ます。

  25年前、初めてこの様子を見た時は、啓蟄とも知らず、こんな紙で祭り事をしている様子に、文化の違いを感じたものです。

  紙で出来た虎に、豚の脂をのせています。生の脂身にもびっくり。これにはいわれがあるようです。

 中国広東の古い言い伝えに、暖かくなると、白虎がお腹を減らせて目覚めてくるので、豚を祀って、人間への害を無くそうとしたそうです。その祀りをこの啓蟄に行ったとか。香港では、黄色い虎なんですけど。こうした光景、なかなか見ることが出来ません。魔物が現れ易いところ、というので道端や路地で、おばあさん達が集まってやっています。それも年々、火の取り締まりとかで規模が小さくなっているのです。 

 この紙の虎と豚の脂を、一年中携えているおばあさん達がいる場所があります。香港島、ワンチャイとコーズウェイベイの中間にある、オーバーフローの下です。「拝神婆」と呼ばれているおばあさん達です。

 このおばあさん達、「打小人」といって、例えば嫌いな上司や、ご主人の浮気の相手などを懲らしめてくれるらしいのです。その方法が、名前を書いた紙を、古い靴でベシャベシャと打つだけのもの。この、お祓いのようなものは年中やってくれるのですが、クライマックスが、啓蟄です。

 昨日、通りかかると  長蛇の列。おまわりさんが整備にあたっています。

  おばあさん、ベシャベシャと勢いよくお祓いです。

 日本の丑の刻参りとか藁人形などと、その根底にあるものは違わないのかもしれません。それでも、こうして観衆のもと平然とやっているのを見ると、もっとドライに感じます。お値段は香港$50、日本円にして500円ぐらいです。

 

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ペーパーナイフ

2012年03月05日 | 身の回りのもの

 霧、19度、100%

 ペーパーナイフなんて、使わない人の方が多いかもしれません。私にとっては必需品です。反古になった紙の裏を、メモ代わりに使います。紙を小さなサイズに切り分けます。ペーパーレスを目指しているのですが、まだ、仕事で使う印刷物が反古として出てきます。

  一番長い付き合いのペーパーナイフです。小学校のころから使っています。当時、福岡市では年に1,2度、中国の物産展がありました。40年以上前ですから、日中国交正常化されるの前の話です。亡くなった父が私に買ってくれました。実は、この龍の形ずうっと好きではありません。ところが、切れ味は抜群です。

 一番上の木のペーパーナイフは、家人がパリの蚤の市で買ってくれました。

   可愛いすずめが、描かれています。

  裏には、イニシャルの飾り文字です。フランスでは、ページを切る本が未だに多いそうです。ところが、このペーパーナイフ、ほとんど切れません。それでも、家人と歩いたゴタゴタした蚤の市の思い出があります。

  赤いのは、封筒を開ける専用のもの。プラスチックですが、よく切れます。すぐ使えるように、机の上にのっているのですが、恥ずかしいことに、郵便受けから我が家に帰るエレベーターの中で、待ちきれずにびりびりと封を切ってしまうことが多いのです。

 何気なく使っている日常のものも、こうして手に取ってゆっくり見ると、切れる切れないに関係なく、思い入れがあります。持ち物は少なくと、思いつつも、大事に側においておきましょう。

 

 

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TINARIWEN 砂漠のブルース

2012年03月04日 | 日々のこと

 霧、17度、98%

 香港、毎年一月の下旬から三月にかけて、香港芸術節があります。いろんなジャンルのコンサート、バレーなどが市内の5,6カ所の文化ホールで行われます。手頃な値段で、世界各国の出し物があり楽しみな季節です。

 先日、家人と二人で出かけたのは、TINARIWENのコンサートでした。副題が砂漠のブルースと題されたこのコンサート、広告を見てチケットを頼んだものの、果たしてどこの砂漠かしら?というくらい不勉強なまま、当日を迎えました。

 会場は、九龍サイドにある香港文化中心。夜8時の開場です。

席に着くと、なんとまー、香港らしく多種多様の国籍の集まりでした。香港人より、外籍の人の方が多かったのではないでしょうか。

 席においてあるパンフレットを読んだ家人から、アフリカのマリから来た歌い手達と知りました。はて、マリってどこにあったかしら?アフリカだから、砂漠はサハラ砂漠だということぐらいは解ります。

 コンサートが始まりました。 「サバ?」とステージから呼びかけられますが、聞き手はなかなか反応しません。あー、フランス語ですから、解らないのかなあ?

 マリはやはり、以前フランス領で1960年代に独立したそうです。当然今でも公用語はフランス語だそうです。

 ところが、彼が歌う曲は、アフリカの現地の言葉です。まるで、コーランみたいな響きです。と言っても、民族音楽ではありません。エレキギターが3本。長ーく奏でるような歌声と、エレキのアップテンポ。

 彼らの歌う歌はラブソングもありますが、政治的な意味合いの歌もあるようです。

 始まる前に簡単なお詫びがありました。なんとオリジナルメンバーが二人も、出国、入国のトラブルで来れなかったこと、代わりのメンバーでコンサートをするというのです。未だに、政治不安が続いているアフリカのマリ共和国らしい話です。そのとき、初めて知ったのですが、先日、グラミー賞のワールドミュージックアルバム部門を勝ち得たそうです。

 音楽って、ほんとに不思議ですね。あそこに集まった人のうち、歌の意味が分かる人はほとんどいなかったかもしれません。それなのに、最後はみんな総立ちです。あの臨場感は、やはりレコードでは味わえないものです。

  TINARIWENのバックボーンやマリの国を知ると、あの冗漫な、歌声もしっくりと心に寄り添ってきます。

 ここはどこなの?というような余韻を味わいながら、 家人と二人、スターフェリーで香港島に戻ってきました。

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オニオンバンズ

2012年03月03日 | パン

 霧、18度、96%

 パグ犬モモが我が家にやって来たのは、8年前。それ以来、私が作らなくなったものがあります。まずチョコレートを使ったケーキ。その次がこのオニオンバンズです。

 犬には、チョコレートとタマネギなどのネギ類をあげてはいけないというのです。まだ日本にいた頃飼っていた犬達には、そんなことも知らず、チョコレートも、タマネギもあげた覚えがあります。モモよりは大型犬だったので、病気にもならなかったのでしょうか。イギリスの児童書、アーサー ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」のシリーズに出てくるパグ犬ウィリアムには、チョコレートを1ポンドも買ってあげる話があるくらいです。犬に、チョコレートやタマネギを禁止というのは最近のことかもしれません。

 パンもケーキも、私たちの食べるものを少しですが、パグ犬モモにあげています。急に懐かしく食べてくなったのがオニオンバンズでした。モモさんには、別のパンを食べてもらって。

  炒めたタマネギのみじん切りを、パン生地に加えて焼きます。タマネギのおかげで、失敗なく作れるパンの一つです。プツプツとタマネギが顔を出しています。このままでも美味しく、スープと合わせるとまた格別。横割りにして、スモークサーモンなどを挟むのもいいかもしれません。

 タマネギ入りですよ、と解るように  タマネギの輪切りを頭にのせました。タマネギを炒めるとき、バターでするかオリーブオイルでするかで、焼き上がりの匂いが違ってきます。どちらも好きですが今回はオリーブオイルで。

 

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好きな道 マウントパーカー 香港

2012年03月02日 | 香港

 曇り、18度、96%

 毎月必ず一回は登る山があります。香港島の東に位置する、マントバットラーです。高さは500メータほどのそんなに高くない山です。香港島は山に行くと言っても、普通の住宅の裏が山に面しているので、気楽にいくことが出来ます。

 バットラーに行くには、マウントパーカー道をのぼります。

 こんな標識が、トラム通りに近いクウォリーベイの市場の前にあります。ここが入り口です。朝早くから、山に上がる人が絶えません。

 このところの湿度で、 苔が見事にいい色です。こうした郊外公園では、植物を勝手に採ってはいけないことになっています。採ると、罰金です。パトロールのオートバイが回っています。私は、見つかった一人ですが、厳しい注意だけで済ませてもらいました。

 道の脇には、 山からの水をひいている所があります。山頂に近いところの水を汲みに、ポリバケツを持って上る人もいます。

 急な雨や休憩のための東屋、 そしてベンチは、所々にあります。

 携帯電話が普及していなかった頃から、 ずっと同じところに立っている、緊急電話です。頂上までに3箇所あります。お年寄りも多いこの道、携帯を持っていない人もいるはずです。この電話、いつ見ても頼もしく思います。無料で、ボタンを押して会話する仕組みです。

  バーベキューが好きな香港人。炭などを抱えて、休日は上ってきます。バーベキューサイトは、大小5つほどあります。もちろん公衆トイレもあり、朝早く森林管理の人が掃除をしてくれています。トイレットペーパーも完備。

 香港でも、9~11月は乾燥します。 時折、大きな山火事が起こるので、こういう表示板があります。この時期、当然危険度は、低。

 イギリスの統治下だった頃、 当時の総督が、毎朝、馬を駆った細い道があります。今ではジョギングコースです。

 マウントパーカーと、マウントバットラーの分かれ道に着きました。 ここから右手が目指す、マウントバットーラーの頂上です。600段を越す石段が続きます。

  霧で、石段は湿っています。霧も、低いところではうっとしく感じるのに、高いところに来ると、神秘的にさえ思えるのが不思議です。

  頂上に着きました。いつもは見える九龍サイドもなんにも見えません。三角地点の大きな標識。 このまま、左手に進むと尾根伝いに我が家まで帰ることが出来ます。この天気ですから、もと来た道を戻ります。

 「行山健康」と香港人は、朝早くから山に入ります。25年登り続けているこの山、行き交う人と、挨拶を交わしながら、私に幸せを運んでくれます。

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