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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

車が嫌いなモモさん

2016年01月11日 | もも

雨,16度、97%

 モモさん車に乗るのが好きではありません。いえ、嫌いです。

 獣医さんは,家から5分のところにあります。ドックランもぼちぼち出来ている香港ですが、ドックランに連れて行くとノミをいっぱい付けて来ます。海辺も犬は立ち入り禁止です。一カ所だけ,西貢に犬も入れるビーチがありますが,少しばかり遠い。ショッピングモールもレストランも犬は入れません。公園すら犬は入れません。モモさんは車に乗らなくても上り下りの多い散歩道ですから,充分運動出来ます。そんな訳で,車に乗る機会が少ないのも大きな理由です。

 でも、一番大きな理由は,座席から幾度も幾度も転げ落ちたことだと思います。モモさんが座るのは,助手席です。助手席しか座るところがない私の車です。家を出ると,まず一番急な坂を下ります。だいたいここで一度ゴロンと床に落ちます。二階建てトラムが通っている大きな道におりるのにもう一つ坂を下ります。ここでたまにゴロン。小さい時は、家を出て数分以内に2回ゴロンと落ちました。流石に三歳頃からしっかりシートにつかまっています。サイドブレーキのところに足をかけていることもあります。それでも,初めの坂の時は,身体がぐっと前に倒れます。 「僕は車嫌いです。」ルーフを全開にして、「ほら、空が見えるでしょう。」と言ってもモモさんが見てるのは私の左の頬です。乗っている間、私の左頬は痛いほどの視線を感じます。

 今年はこのモモさんに少し車慣れして欲しいと思います。 今年初めてネズミちゃんと遊んだときの写真です。ネズミちゃんをくわえたまま,ベットにだって飛び上がります。この時の目のように,車に乗ってるときも笑っていて欲しいものです。

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ペンギン、カエルのクッキー

2016年01月10日 | 菓子

曇り,17度、84%

 国から離れて住んでいるものですから,友人達はなにかに付け気が付いたものを送ってくださいます。しかも、私が荷物を開けると,ギャーと喜びそうなものばかりです。昨年中にお返しができなかった方に,こんなものを作ってみました。

 ペンギンやカエルの顔のクッキーです。 幾度も生地を固めてはくっつけて行き焼き上げます。作っている私は真剣ですから気が付きませんでしたが,さあ、缶に詰める段になって、あれあれ,このクッキー非常に大きいことに気が付きます。長いところは7センチもあります。見れば面白いのですが,いざ食べるとなるとひとつ食べただけで,もう沢山。でも作っちゃいましたから,缶に詰めました。

 色付けは色素を使っていません。緑はお抹茶,黒は炭、黄色はカボチャ、紫は紫芋,ピンクはストロベリーです。あと一つ、プレゼントボックスを作ってみたのですが,ピンクのリボンに使ったストロベリーがうまく発色しなくて,みすぼらしいプレゼントボックスになりました。 焼いていると,カボチャや紫イモやお抹茶の香りがします。もちろん食べるとそれぞれの味が。

 こんなクッキーと普通のクッキーを缶に詰めてお返しです。缶にテープを貼る時、ガラクタクッキーね、と思います。食べるより見た目の楽しみになってしまいそうです。

 カボチャやお抹茶の部分はもっさりしています。壊れないように飛んで行ってください。発送準備完了です。明日の朝一番に郵便局に行きます。

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モモさんの歯が2本抜けました。

2016年01月09日 | もも

晴れ、17度、80%

 モモさん昨晩の夕飯は,ささみとそのスープ,ほんの少しのドライフード、最後はレタスの芯を小さくちぎったものを食べました。レタスの芯は生のままです。レタスのお代わりを催促に来たので、台所に戻ると床に小さなモモさんの歯が落ちていました。レタスを食べる時,一緒に抜けたのだと思います。それでもレタスを食べたがるので,少し足してあげました。歯が抜けるのに出血はしていませんでした。

 昨年の11月の健康診断の時,「異常なしだけどね,歯がちょっと。」と先生に言われました。麻酔をかけて歯垢を取ったり,悪い歯を抜くことも出来るけどとおっしゃいましたが、はっきりと「しません。」と返事をしました。年齢的に麻酔は心配です。あと一つ,モモさんに手術の前に歯がなくなるよと言って聞かせても,分かりません。そのモモさん麻酔から覚めると,お口の中の歯がなくなっている訳です。前後のつながりがないまま,口の中はガラガラ。どんな気持ちがするでしょうか?以前,歯の手術をした方が手術室から出て来たら,なんと9本もの歯を抜かれていたと聞いたことがあります。一度に9本もの歯を訳も分からずなくした犬はどんな気持ちだったのかしら,とその話を聞いて思いました。獣医さん,私の気持ちがわかるとそれ以上手術を勧めませんでした。

 モモさんこの所いたって普通です。この冬は寒さもゆるいので,散歩に行きたがらないこともありません。気候的に心地よいのか散歩の距離は夏より長くなります。昨晩、モモさん夕飯の後は金曜日ですから,お風呂です。お風呂から上がって、普通に一緒に休みました。寝る前は歯や耳をウェットティッシュで拭いてあげます。夜中に一度,モモさんがお布団の上を移動していたので目が覚めました。寝易い場所に移動です。ちょうど私の横腹の辺で横になったのですが,起きている気配がします。暗闇で見ると,頭を上げています。具合が悪いのかな?と思います。それでもしばらくすると,寝息をたて始めたので,そのまま私も眠りました。

 いつもの時間に目が覚めて,カーテンを開けてお布団を調えます。いつもなら一緒に起きるモモさんなんだじっとしています。私の枕のすぐ横にちょっと大きな黒い塊が見えます。おそるおそる手に取ると,モモさんの大きな歯です。きっと奥歯だと思います。これも出血はしていません。

 私が寝ている側でこの歯と格闘していたのでしょう。口の中がムズムズして寝れなかったでしょう。ベットに戻ってモモさんを腕に抱きました。安心したのか,スースー寝始めました。モモさんを抱いたまま思います,これでよかった。自然に抜けてくれてよかったと。

 医学的にはどうかは分かりませんが,時期が来て抜ける時に抜けてくれる事を望みました。たった数時間で2本の歯をなくしたモモさんです。それでも,自分で工夫して抜いた歯です。口の中の隙間にも慣れてくれると思います。今日から今まで以上に細かく刻んだものを,消化のいいものをモモさんに作るつもりです。食べることが何より好きなパグですから。

 今、朝ごはん中、私の焼いたパンと小さく切ったチーズです。朝のお散歩から帰ったらこれまた小さく刻んだリンゴが待っています。

 抜けた歯はお見苦しいので載せません。

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マナガツオのあらのお味噌汁

2016年01月08日 | 日々のこと

晴れ、16度,87% 

 お正月のおせちにマナガツオを使いました。以前は、年中魚屋さんに並んでいたマナガツオですが近年冬になると姿を見せませんでした。大きいものは全長50センチほどもあります。くせの無いほんのりと甘みのある白身の魚です。香港人にも人気のあるマナガツオ,いい値段で売られています。焼いてよし,煮てよし、我が家では、1匹丸ごと薫製にします。

 おせちのために買ったマナガツオは、全長40センチほどでしっかりと身の厚さもあるものでした。1匹買ったのではありません。香港では大きな魚は筒切りにして売ります。日本のように三枚や二枚に下ろして売ってはいません。筒切りの一番大きな一切れを指差して「頂戴。」と魚屋のおじさんに頼みます。おじさんはその一切れと一緒に別に避けてあるマナガツオの頭の先端を測りに載せます。私はマナガツオの頭の先端なんて頼んではいません。30年ほど前に香港に来た当初は,なんでそんなことするのか分かりませんでした。欲しい一切れ以外に頭やシッポが必ず付いて来ます。その理由は,魚屋さんは大きな魚1匹いくらで仕入れます。頭も内蔵もシッポも含んだ重さで買うので,値段を決める時その頭もシッポも入れる訳です。

 でも,マナガツオの頭の先っぽなんて食べないし,お金を払う段になって「いらないよ。」と言いました。すると魚屋のおじさん2人がかりで私に言います。「スープにすると美味しいから食べてご覧。」筒切りを三枚に下ろしたときの中骨と一緒によく洗って冷凍庫に放り込みました。

 昨日、冷凍庫を覗き込んでいると得体の知れないものがあります。ラップから透かしてマナガツオの目が見えました。あまり気が進みませんが,スープを取ることに。お鍋にあらとしょうが汁、お酒を入れて煮てみました。いい香りはしますが,蓋をとるとやっぱりマナガツオと目が合います。目を合わせないために,すまし汁ではなくお味噌を溶き入れました。お豆腐も入れてみました。

 熱々のお味噌汁を一口すすります。いやはや,美味しいのなんのって。あら汁の美味しさは知っていますが,品のいい奥深い旨味が出ています。魚屋のおじさんのお勧めは,まさにその通りでした。香港人、魚のシッポからもいいスープが出ることを知っています。マナガツオのあらがもし手に入ったら,スープを取ってみてください。お勧めです。

 

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犬の表情

2016年01月07日 | 日々のこと

晴れ、17度、81%

 去年の暮れのことでした。私が朝走りに行く道で大きな犬に出会いました。雑種ですが大きな犬です。しかも向こうからかなりの速さで走って来ます。サイクリングの人が連れている犬かと思いますが,犬好きの私でも大きな犬に突然出くわすと恐ろしいので立ち止まりました。連れの人はいないようです。私の側を駆け抜けた犬のその目は、まるで挙動不審です。怯えではありませんが,どうしていいのやら分からない,迷子犬か捨てられた犬だと思いました。この道,野良猫も野良犬もいます。現場を見たことはありませんが,飼えなくなった猫や犬をここに放しに来る人がいるようです。

 その大きな犬の顔を見て,とっさに思い出したのが我が家が東京にる頃、拾って飼っていた「テツ」のことです。以前にも書きましたが,この「テツ」は静かな住宅街のあちらの家こちらの家でエサをもらいながら可愛がられていた野良犬でした。それがある日急に、保健所の犬の捕獲に追いかけられ始めました。野良犬でしたが、可愛がられてご飯にも不自由しないので穏やかな犬でした。ところが,捕獲の人や車に追いかけられ始めると,その目つきが険しくなりました。毎夕,我が家の夕飯時にやって来ていた「テツ」が来ない日もありました。かと思えば、夕日の当たる梅の木の下で体を休めて寝てることもあります。そんなことがどれくらい続いたか,主人といよいよ決心して「テツ」を飼うことにしました。

 険しい目つきの「テツ」に首輪を付ける,鎖で繋ぐ,全て私の役目です。数日かけて,鎖に繋ぎました。怒りも抵抗もしませんでしたが、用心です。我が家の犬になった「テツ」は,朝晩の散歩はつないで歩きます。多摩川の土手だけは放してやりました。野良の頃を知る人たちが口を揃えて,「いい顔に戻って来たね。」と言ってくださいました。

 写真右が「テツ」です。東京で3年ほどして福岡に連れて来た頃の写真です。左の「ケン」は,拾ってすぐの頃だと思います。車の後ろに二人を乗せて,今からキャンプに出発するときの写真です。

 私は一番犬との接触が永いのでそう思うのですが,動物は感情を表情で表します。辛い時,悲しい時,不安な時,恐怖ももちろん嬉しい時も。この「テツ」は笑っているように見えます。「ケン」はこの後肉付きもよくなり,目元もふっくらとした犬になりました。

 穏やかな表情にしてやるのも不安な表情にするのも、飼い主次第です。庭先の飼い犬を見るとお散歩に連れて行ってもらっている犬と繋がれっ放しの犬では,顔つきが違います。

 家が分からない,飼い主の居場所が分からない,心の不安一杯を顔に表していたあの大きな犬は、どうなったのかしら。

 今日も一番側にいるモモさんの目を見て,悲しい想い 辛い想いがないようにと願います。

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三枚のスカーフと母

2016年01月06日 | 母のこと

曇り,19度、97%

 母が逝って2年半が経ちました。いい事も悪いことも,お恥ずかしい事も人様には言い辛いことも,少しずつ書けるようになったと思います。これも時間のおかげです。

 母の足が不自由になって,最終的には一日3交代、毎日ヘルパーさんにお世話になりました。その頃から,お金の出し入れ、ヘルパーさんたちへの挨拶のためなどで2月に一度福岡に帰るようになりました。その後、母を施設に預かってもらうことになりました。

 香港から福岡の直行便は,午後三時頃福岡に着きます。その足で,母の元に向かいます。荷物には母の大好きな私が作ったあんこものが入っています。空港からの道すがら和菓子屋さんがないので作り始めた私の和菓子です。和菓子が大好きでした。施設にいると思うように和菓子が食べれません。手作りの和菓子というと親孝行のようですが、実は義務的な気持ちでした。

 施設に着くと,すぐに母に和菓子を食べてもらいます。一段落着くと,必ず,私の服装の話をします。「今日のそのストールは,色が凄くいいわね。」「そのカーディガンの襟は洒落てるわね。」「人様の目があるから,そんなズボンを履いて来ないでね。」

 褒めてくれることばかりではありません。「人様」つまり施設の職員の方や同じフロアーの入居者の人のことです。私などは人目を気にしませんが,人からどう見られるか,遠く飛行機に乗って帰って来た娘というより、見舞いに来た身内がみすぼらしい恰好をしているのが嫌だった人です。

 といっても,私はただでさえ旅の荷物を少なくと思います。女ですから旅先で下着やソックスを一晩で乾かすこつぐらいは心得ています。母の施設を訪れること,実家の荷物の整理が私の大きな目的だった当時の帰国です。毎日服を取り替えて行くこともしませんでした。

 ある冬事でした。荷物を重くしたくないと思い、メインの服は一通り、それに三枚のスカーフを持って帰りました。スカーフは最近使う人も少なくなっていますが。軽い上に,大判のシルクスカーフを拡げてコートの下に羽織れば、とても暖かです。三枚のスカーフは,黒いセーターの襟に小さく巻きます。母の元に行く時,毎日違うスカーフをして行きました。3日目、母が「毎日違うスカーフっていうのも,なかなかいいわね。」と言います。

 母が目を付ける私の服装は、私自身がここと思っているところです。いい物をきちんといい物と分かる人でした。そんな服装と言われたクロプトパンツは,香港のローカルの品、別の時に同じクロプトパンツですがいい物を着て帰った時には絶賛です。そして,いい物のときは,必ず,「どこの?」と聞くのも母でした。

 もうこんなこと,いい事も悪い事も言ってくれる人がいなくなったなあ,とやっと最近気付きます。着る物も,その好みも全く違う母でした。時折、母が褒めてくれた物を出して来ては手に取ります。

 

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ぐるぐる

2016年01月05日 | 菓子

曇り,20度、94%

 私が作るケーキの中で作るのも楽しい,見た目も面白いものがあります。通称,「ぐるぐるケーキ」。友人宅では,「カメの子ケーキ」と呼んでいるそうです。 ぐるぐるケーキドームの中は,三層に分かれたババロアです。

 ケーキに限らず,ぐるぐるしたものが好きです。あっ、蛇のぐるぐるだけはごめんですが。そんな訳で,クッキーのぐるぐるを作ってみました。ラズベリージャムのぐるぐる。赤い色が可愛いのですが,チョイと手に乾っ付きます。でも,香りもラズベリーのぶつぶつもなんともいえず好きです。

  こちらはお抹茶のぐるぐる。お抹茶の香りが素晴らしくいい。ほろ苦さが特徴です。

  こちらは紫芋のぐるぐる。紫芋独特のほっこりした香りがします。食べると紫のところはまるで紫芋。

 ぐるぐる,なんだか楽しくなります。

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インディアンヴィレッジ 香港

2016年01月04日 | お外の食事

小雨,19度、96%

 我が家から歩いて5分ほどのところに,小さなインド料理屋があります。何をやっても長続きしなかったその小さな店は、このインド料理屋に変わってもう10年以上続いています。デリバリーとテイクアウト専門の店でしたが、店先に小さなテーブルを置いて料理を食べさせてくれます。キッチンの中にはインド人の小柄なおじさんと大きな若いおじさんがいつもいます。ここのインド料理の味は私達夫婦がホッとするお味です。アレンジされた味ではありません。インドの北の方のカレーです。そして面白いことに,微妙に行く度にお味が違います。

 この店の前を日に1,2度通ります。夕方のモモさんの散歩のコースでもあります。前を通ると、大柄な注文を受けてくれるインド人の女性が目ざとく見つけて手を振ってくれます。もちろん私もニッと笑って手を振ります。しばらくご無沙汰していると,なんだか申し訳ない気分になります。

 昨晩は久しぶりに主人とふたりで出かけました。

 スターターにはヴェジタリアンサモサ、  外の皮が厚そうに見えますが,どうしてサックリと軽い口当たりです。いつもなら飲み物と一緒に薄いパリパリのおせんべいのようなものが出て来るのですが,サモサの後のにキッチンから小さい方のおじさんが自ら持って来てくれたのが、 こちらです。いつものパリパリの上に野菜を散らしてくれています。赤タマネギのほんのりとした甘みがとても美味しい。これは,私達へのおまけです。メニューにも載っていません。

 小さなキッチンの中には,ドラム缶のようなものを工夫して作ったタンドール釜があります。そこで作られるタンドール料理もジューシーに仕上がっています。必ず頼むチキンテカ、 タンドールから出され,熱々の鉄板の上にのって出て来ます。

 マトンカレーを頼みました。マトンのカレーだけでも8種類あります。もちろん,ビーフとポークのカレーはありません。 手前がマトンマドラス、奥はほうれん草とインドのチーズパンニールが入ったプラオライス、炒飯のようなものです。マトンのカレーは奥深くにギーの優しい香りがしています。プラオライスは所々で口に当たるパンニールがアクセントです。牛を食べない民族ですが,こうして独自のギーというバターやパンニールというチーズを作り上げています。

 主人が珍しく、 インドのキングフィッシャービールを頼みました。生憎ワインはインドのものではありません。

 こうして私たちが食べている間も,テイクアウトして帰る人、 デリバーの電話もかかって来ます。お勘定をという頃には,西欧人5人がワイン片手にやって来ました。ワインの持ち込みも可能です。

 このお店にくる度に,久しぶりにインドに行きたくなります。

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お正月のバラ

2016年01月03日 | 

雨,17度、96%

 香港人にとっては旧正月,今年は2月8日が本当のお正月です。それでも,新年は祝います。「新年快楽」サンリンファイロ,と行き交う人は挨拶をします。happy new yearの広東語です。お休みは一月一日だけ、2日の昨日からいたって普通の香港です。旧正月の前は私達日本人と同じように、正月料理を作り,家を清めて花を飾って迎えます。新年も花だけは飾るようです。花市に行くと,旧正月用の水仙の球根が売られています。花の入荷は,クリスマスで一段落,次の旧正月との狭間のようでした。

 日本人の私にとって、やはりお正月には松を中心に花が家に欲しいと思います。五葉松の姿のいいものは日本から入って来たもの,ボサボサの松はどこか山から切り出したものでしょうか,お値段が随分違います。松に仏手柑を合わせたいと思い続けていますが,仏手柑の枝付きはとんと姿を見なくなりました。昔は,私が朝走る道にも植わっていた仏手柑です。花材として,ホテルや大きなレストランが使うのだと思います。

 やや紫がかった葉牡丹の小さいものに,黄色のポンポンマムを合わせることにしました。グリーンのポンポンマムが好きなのですが,華やかさのある黄色を選びます。葉牡丹の大きな物は,日本から入って来たものでした。9月の鬼怒川の決壊で茨城県の葉牡丹農家が打撃を受けたと聞いています。大きな葉牡丹を買おうと見ましたが,くたびれた葉牡丹で諦めました。

 今年もいつものような組み合わせね,と花市を廻っていて目に付いたのが、一枝に花をいっぱい付けたバラです。大輪の一輪咲きのバラは年中見られます。確かに,大輪のバラは美しい,私の目には,小ぶりのバラが群れるように咲く様が好もしく感じます。色も真っ赤ではありません。莟も一杯ついてます。一抱えもあるそのバラも買ってしまいました。香港、気温が高いお正月です。莟が殆ど開いた昨日の様子です。

 松、葉牡丹、ポンポンマムも日持ちのする花材です。 水遣り、丈を少し詰めればひと月は持ちます。ポンポンマムも12本の束で求めました。いつものことながら、このての菊は頭からポロリと落ちてしまいます。 枡に入れて飾ります。挿す時に取り置いた菊の葉は,おせちのあしらいに使いました。

  玄関飾りを付けながら思います。我が家の近隣のご家族は,この飾り一体何だろうと思っているはずです。クリスマスのドアベルを取り外して,4日後にはこの正月の玄関飾りです。日本人,年末は大忙しです。

 部屋の片隅の赤いバラが潔く新年を迎えてくれたように感じます。

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今年もおせち

2016年01月02日 | 料理

曇り,16度、88%

 毎年おせちを作ります。作りますが,毎年少しずつ作るものが違います。私達夫婦の年齢もあれば、嗜好の変化もあります。それでも,一年中,この一度のおせちのために何を作ろうかとアンテナを張っています。もちろんおせちですので、定番も、黒豆、伊達巻き、昆布巻き,おなます、主人が好きなかまぼこ。

 日本のおせちの食材もここ香港で随分手に入り易くなりました。それに比べて,出来合いのパックに入ったおせちは、入って来る量が減っているように思います。今年は当てにしていた,赤かぶ、京人参が手に入りませんでした。黒豆は,両方の母たちが元気な頃は,年末に荷物で届きました。最近は,12月に出張で日本に帰る主人に頼みます。

 一の重  伊達巻き、かまぼこ、昆布巻き、黒豆,カブのおなます、海老のギンナン抱き。 海老の酒蒸しにギンナンを抱かせてみました。おカブは香港にはありません。赤かぶが入ってなかったので,見つけたのが京都の大きなおカブです。大根のおなますよりおカブのおなますの方がほんのりと甘くて今の好みです。

 二の重  うらじろ椎茸、マナガツオの幽玄焼き、牡蠣の薫製,鴨のたたき、しめさばの炙り、金柑の蜜煮。久しぶりに市場にこの時期、マナガツオがでていました。ここ数年、おせちにはマナガツオの代わりにサワラを使いましたが,やはりマナガツオの方が美味しい。牡蠣の薫製は定番になりつつあります。 鴨といえばオレンジですが,オレンジの代わりに柚子でマリネしてみました。右の隅には,ゆりねのきんとんが見えています。

 三の重  今年は,初めてがめ煮を作りませんでした。がめ煮、筑前煮とも呼ばれる私のふるさと博多の煮物です。どんなに気を付けてもがめ煮は冷めると鶏の脂が気になります。さっぱりとお野菜の煮付けです。真ん中には丸のままの白クワイを入れています。

 もちろん今年もモモさんのおせち、  鴨肉は脂が多いので赤身の部分しかあげません。お魚好きなモモさん,マナガツオを喜んで食べました。

 おせち、クリスマス、おひな様,行事食を作るのは私の楽しみです。田舎のお家やお商売のお家では,月初め、15日のお赤飯が今だに続いていると聞きます。友人宅の仕事納めの日のお振る舞いの料理を見ました。その土地の違いこそあれ,けじめを付ける、感謝をする,みんなで頂く食事です。

 我が家のおせちが一番変わったのは,息子が家を出てからでした。ガランティーヌや焼豚が入ったおせちがさっぱりしたものに変わって来ています。孫が我が家でお正月を共にするお正月には,また私の作るおせちが変化すると思います。それもまた楽しみ。

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