チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

白木の柄のほうきとちりとり

2017年09月20日 | 身の回りのもの

曇、23度、80%

 白木の柄のほうきを見たのは春の護国神社の蚤の市の時でした。細身で持ち手が白木で出来ているのが好もしく見えます。ほうきを売っているお店は他にもブラシなどを売っていました。まだ日本に帰ってきてふた月ほどの時でした。ほうきなんて使うかな?ほうきを使うシーンが浮かびません。

 この家に戻ってきて半年以上経ちました。ほうきで2階の和室を掃除したいと思うようになりました。その時、春の蚤の市で見たほうきが頭をよぎりました。今年の秋の護国神社の蚤の市は十六日から三日間開催される予定だったそうです。初日、小雨の中を出かけました。ほうきを売っているお店は出ていません。出店は期間中毎日のこともあれば、一日だけということもあると春の時お店の人に聞いていました。二日目は、台風が来るというので蚤の市はありませんでした。三日目、綺麗な秋空が広がりました。車で行けば10分もかからない護国神社です。

 ほうきのお店が出ていました。春の時見た手作りのドックフードのお店もカゴを扱うお店も出ています。私が欲しいのは白木の柄のほうきだけです。お店でちりとりを訊ねましたが作っていないとお返事が。家の中で使うちりとりですからあまり無骨者では困ります。ほうきで掃除をするとは思っていなかったのですが、ちりとりは心当たりがあります。見るだけで手に取ったことがなかった雑貨屋さんのちりとりです。広いスペースにちりとりが飾られています。手に取ると、びっくりするほど軽い物です。聞けば紙に柿渋を塗って作られているそうです。ほうきは売っていない雑貨屋さんで見つけたちりとりです。

 家の改築で2階だけは畳の部屋を残しました。そんなに広い部屋ではありません。住み慣れてきて、わざわざ掃除機をかける必要を感じなくなっていました。そこでほうきとちりとりです。畳をほうきで掃く、いったい何十年ぶりのことでしょう。畳とほうきの触れ合う音が気持ちよく耳に入ります。細身のほうき、軽い紙のちりとり、畳の部屋の掃除が楽しくなりました。

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チューリップ90球、水仙20球、スノードロップ10球植えました。

2017年09月19日 | 庭仕事

晴、20度、82%

 台風が来る前に球根を植える場所をよく耕して置きました。台風は大したこともなくいい具合の雨を降らせてくれました。用意していた球根を植えました。

 庭に球根を植えるのは久しぶりです。東京にいた時はユリを植えました。大きなユリでした。この庭にどのくらいの数の球根が必要なのか見当がつきません。チューリップは90球用意しました。雨の後ですから土を掘るのは楽です。チューリップは花や葉の出る方向が決まっているそうで、頭の向きを同じにして並べていきました。用意した90球、うまい具合に全植え付け完了。3列です。一番手間の両端にはムスカリでも寄せてみようかと思います。

 お次は水仙。水仙は香港では春節の花です。大きな球根が春節のひと月前頃から花市に並びます。水栽培です。お皿に水を張り、日当たり良く育てます。その大きな球根を見慣れていたので、日本の水仙の球根は小さく思えます。水仙は香り高い品集を取り合わせました。

 スノードロップは鉢に植えます。まだ夏の花が残る前庭ですが、この花たちが終わったらそろそろ冬を越す花たちを考えなくてはいけません。何分にも庭仕事一年生の私です。一年の見通しがつきません。春に花をつける木の移植も考えます。スノードロップは花が咲けば前の庭でアクセントになってもらいます。

 全部植えつけました。ホッとしたのも束の間、元気よく裏庭を駆け回るココさんが、「あれ〜!」チューリップの上を猛ダッシュです。そうですよね、何もないところを区切った花壇にしたのですから、ココさんが今まで走っていた所です。芽が出るまでには少しは言い聞かせましょう。

 チューリップの開花は四月ぐらいでしょうか、今から半年。どのくらいの数の花を咲かせてくれるか楽しみです。夏、立派に育ったハーブ達もまだまだ元気です。その傍ら冬から春にかけての次の準備を始めるのが、庭仕事。一年の庭仕事カレンダーを作ろうと思っています。

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雨の日の本読み

2017年09月18日 | 

曇、22度、88%

 アアルトというフィンランドの建築家がいます。アアルトが自分のために設計した「夏の家」の写真を持っていたはずだと探したのは10日ほど前のことでした。あいにく見つかりません。香港からの引越しの際整理した本に含まれていたのでしょう。仕方なく、「セイナッツァロ役場&夏の家」という本を買いました。

 昨日は大型台風接近で朝から雨降りでした。万が一に備えて家中雨戸は閉めたまま、テレビでは不要不急の外出は避けてくださいと言っています。いつもならベットで本を読むのですが、寝室も雨戸が閉まっています。ひさしの深いデッキで優しい風の吹く中本を読み始めました。「セイナッツァロ役場&夏の家」を読み終えて、「そういえば建築家アアルトのことを知ったのは誰の本だったかと考えます。きっと建築家の中村好文さんに違いないと出してきた本、 「住宅巡礼」です。裏付けを見ると2000年刊行です。一通り読み直します。フィリップジョンソンの「ガラスの家」などを知ったのもこの本です。ところがこの本にはアアルトは載っていません。はてな?また本棚の前で私に初めてアアルトを教えてくれた本を探します。ありました。 堀井和子さんの「アァルトの椅子とジャムティー」この本です。刊行1900年。アァルトは建築家でもあり家具なども設計しています。20年以上前に読んだ本をゆっくりと読み直します。

 台風接近なんて嘘みたいに、静かな雨と静かな風の一日です。中村好文さんの本を読みながら気になっていた三谷龍二さんの「僕のいるところ」を出してきました。 木工作家の三谷龍二さんの以前の家は中村好文さんの設計です。つらつらとおやつ時間まで本を読みました。中村さんの本と三谷さんの本に出てきたダスティンホフマンとミアファロー主演の「ジョンとメリー」の映画のシーンが急に気になりました。そこでおやつを食べながらYouTubeで「ジョンとメリー」を観ます。何度も観ているこの映画ですが、見る人によって目をつけるところが違います。ジョンの部屋の本棚の具合、ケメックス。映画の一コマ一コマを楽しみました。

 夕方、台風は四国に抜けたのに軽く雨が降っています。ココさんと散歩に出て、今日一日の本は何でつながっていたのかと考えます。「人が住まう」その一言に尽きそうです。映画もそうですが本も読み直すと読み落としていた言葉や表現に出会います。読み手の私の年齢も変わってきています。静かな台風の日、デッキで本と過ごした穏やかな一日でした。

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蚤の市でお膳を買いました。

2017年09月17日 | 日々のこと

小雨、23度、87%

 福岡の護国神社で蚤の市があっています。この蚤の市、春の時もそうでしたが、たまたま朝走りに出かけてその存在を知りました。走りに向かう大濠公園のすぐ隣が護国神社です。昨日の朝も出店を出す人達の車が並んでいます。そういえば春秋に蚤の市があると言っていたなと思い出します。お昼前まで秋雨前線の雨が降っていました。大型の台風が九州南部に近づいています。お昼前に雨が小雨に変わりました。「蚤の市に行ってみようかな。」近隣の駐車場が満車なら帰ってくるつもりでした。お目当の物があります。運良く駐車場は空いていました。さて、お目当のお店は出てるでしょうか。雨と台風の影響を心配してか、春の時より店数が少なく感じます。見に来ている人の数はお天気には関係ないようです。

 お目当のものは、箒です。春来た時に白木の柄の手作りの箒やブラシを売っているお店がありました。使いやすそうなブラシ、スッキリとしたデザインが心に残っています。そんなに大きな蚤の市ではありません。ぐるりと回っても箒のお店はありません。参道を元来た方角に戻ります。 小物家具は状態はいい物が揃っています。 着物はあいにく見られた代物がありません。食器も細々しています。ただどこから手に入れたのかシルバーの古いカトラリーのいい物をたくさん見ることができました。 大きなテント張りのフードコーナーにはいい匂いと今までの縁日の雰囲気ではないお店が出ています。スコーン専門店、シフォンケーキ専門店、オーガニックのお店。 私が香港から持ち帰ったインドのマサラを売る店もあります。お目当のお店がなかったのでゆっくりと物見遊山です。 バスケットを売る店の数も春に比べて少なく感じます。有田焼の源右衛門の物を並べている店の前を通りました。奥にはけばけばしいお重箱などが並んでいます。通り過ぎようとした時、お重箱の横にお膳が積まれているのが見えました。

 店に入って手に取ってみました。隅切りの低めの足がついたお膳です。畳の上で使うのではありません。テーブルの上で使います。この高さがちょうど良く感じます。一番惹かれたのは、本朱と洗朱との中間くらいの朱の色です。 古いものですから擦れも見えます。ご主人と値段の交渉です。台風で2日目の今日の蚤の市は中止となったそうです。だからでしょうか、ずいぶんお安くしてくれました。

 お膳、料亭や旅館で出てくるお膳で記憶に残るものはありません。私のお膳の記憶の原点は祖父が使っていた箱膳です。畳に置きますから、足は高く造られていました。お膳も昔は日常で使うものだったのです。この箱膳を使うのは祖父と当時の家長の叔父の二人だけでした。ところが冠婚葬祭で人が集まる時にはお蔵から人数分のお膳が出てきます。不祝儀にも使いますから、色は黒でした。

 お盆は好きで毎日使います。隅切りの折敷を欲しいと思ったこともありましたが、そんな格式だった食事は作りません。このお膳は低めの足がついているので、持ち運びが便利です。しばらくは毎日お膳でご飯にしようと思っています。お膳がしっくりと馴染むそんな季節になりました。お膳が日常にある生活、お膳に身が寄っていくように思います。

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楕円の大皿

2017年09月16日 | 身の回りのもの

曇、22度、82%

 横の長さが30センチほどの大皿が好きです。この歳ですから、いつの間にか数枚溜まっています。丸いお皿が並ぶ中、横長のお皿が一枚入るだけで食卓が引き締まったように思います。人数が多い食事の時は、いろいろなものをちょこちょこ盛ってみたり、ドンとサラダを盛ってみたり。 決まりはありません、要するに大きいので好きに使えます。

 そしてこの季節、この楕円の大皿が頻繁にテーブルに上ります。しかも、一人で一枚使います。秋刀魚です。1匹食べるのではありません。最低でも一人2匹、普通3匹です。頭もお腹も付いたままの秋刀魚を軽く塩をして焼くそれだけの料理です。近くのスーパーではサンマの頭とお腹を取って売っています。美味しいお腹を焼くためには頭も付いていなくてはなりません。一番嬉しいのは氷をいっぱい張った水槽にピカピカ光る秋刀魚を浮かして、「どうぞお好きに取ってください。」と書かれたお店です。

 香港では秋刀魚は獲れません。冷凍の秋刀魚ばかり食べていたように思います。この秋はやはり獲れたての秋刀魚を食べたいと思います。北海道の秋刀魚、飛行機で運ばれた大きな秋刀魚はお値段もかなりです。一人秋刀魚を3匹食べると聞くとエッと思われるでしょうが、モモさんの大好物でした。モモさん、軽く1匹は食べていたと思います。

 秋刀魚1匹をのせる品の良いお皿もありますが、3匹ともなれば尻尾もはみ出さず、骨を横に取り置いても十分の横長の大皿は重宝です。この秋刀魚3匹が少なくとも1週間に一度は食卓にあがります。「今日はどのお皿にしようかな?秋刀魚の医者要らず。」などと呟きながらお皿を選びます。一人1枚、みんな違うお皿を使うわけです。

 秋刀魚を3匹焼きました。お皿を選んでのせてテーブルに運ぶと、あらら、ココさんハイジャンプでお待ちかねです。モモさんの好物の秋刀魚をココさんも好きになりました。この秋、秋刀魚をあと何回食べるかな、モモさんにこの大きな秋刀魚を食べさせてあげたかった。

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旬のお野菜

2017年09月15日 | 日々のこと

曇、22度、95%

 スパーでは一年中同じ野菜が見られます。すっかりその野菜の旬がいつだったか忘れてしまいます。露地物の夏野菜はそろそろ最後でしょうか、ご自分の家の庭で作っているお野菜をたくさん頂戴しました。

 一昨日はたくさんのキュウリ、ピーマン、ミョウガです。ミョウガは香港にはない野菜、しかも主人の大好物です。どれも大量なので写真を撮る前に保存食を作り始めました。ミョウガは甘酢に漬けました。キュウリは軽く干して、粕漬けとピクルスです。ピーマンはすぐに牛肉と炒めました。まだたくさんあります。ちりめんピーマンを作るつもりです。

 昨日は、 黄色いトマトとオクラとミョウガです。トマトはポイポイお口に放り込みました。オクラもサッと湯がいてお昼にいただきました。さて、ミョウガ、ミョウガの甘酢は1キロ近くもあります。それならばと全部千切りにして冷凍庫に。少しシャキシャキ感が損なわれますが冷凍して置けば生でも主人の好きなミョウガ味噌がすぐ作れます。ミョウガ味噌は、日持ちがしません。

 一日置いたミョウガの甘酢を見ると、ミョウガの綺麗な赤い色がお酢に出ています。もちろんシャキシャキ。キュウリもピクルス、粕漬けの前にそのままかじりました。パキンと音がするほど新鮮、キュウリの香りがします。

 みなさんが夏の暑さ、害虫から守って大事に育てたものをいただきました。身体に元気がみなぎります。来年は、自分でも少しお野菜を育ててみようかと思います。秋の贈り物、ありがとうございます。

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新米と栗のお菓子

2017年09月14日 | 昨日のお昼ご飯

曇、23度、82%

 昼間30度近くまで気温が上がっても、空気の匂いは夏のそれとは違います。すっかり秋の匂いです。9月もまだ半ばだというのに、新米をいただきました。ご親戚の田んぼから獲れたつきたての新米です。主人の帰りを待ってから初物をと思いましたが、少しだけ先に炊きました。

 土鍋の蓋を取ると、お米粒が笑っているようにピカピカです。一粒一粒が立っているようです。 おかずは高野豆腐のお味噌汁に北海道の生鮭を焼きました。ご飯とお味噌汁、やはり日本人にとっては最高の組み合わせです。しみじみと美味しいなあと思います。

 食後には、これまた頂戴ものの柿のお菓子です。箱から取り出すと、まるで、干し柿そのもの。 大分県の耶馬渓にあるお菓子屋さんの「花柿」というお菓子です。このお菓子屋さんは、干し柿を薄く幾重にも重ねて巻いたお菓子が有名で、耶馬渓というと子供の頃馴染んだそのお菓子を思い出します。

 干し柿そのままに見えるこのお菓子、切って見ると、中に白あんが顔を覗かせます。干し柿に手亡の白大豆の餡が抱かれています。そして、うっすらと小豆の餡が柿全体を覆っているという代物です。干し柿の持つ甘さや香りを損ねない餡の量と甘さです。干し柿だけを食べたようなくどさがないお菓子です。日本茶ではなく、主人が持ち帰ってくれた中国茶を淹れました。

 新米のご飯、柿のお菓子、秋の澄んだ高い空を見上げながら30年ぶりの日本の秋を心から感じます。

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オキシクリーン

2017年09月13日 | 日々のこと

晴、22度、88%

 「オキシクリーン」という漂白剤があります。アメリカ産のものです。香港では「スワイプ」も「オキシクリーン」も普通のスーパーに売っていました。ところがいつ頃からかすっかり姿を消しました。「オキシクリーン」も「スワイプ」もよく汚れが落ちる洗剤です。

 先日、ドックフードを買いに行ったホームセンターで「オキシクリーン」を見つけました。紙の箱ではなくてプラスチック容器に入っています。裏を見ると中国産で日本語の説明がついています。早速買ってみました。粉末の酸素系の漂白剤です。アメリカの物には青い色の粉末が混ざったいましたが、こちらは白一色です。匂いはありません。使い方も同じです。普通の選択に規定量混ぜて使うのが一般的、色物にも使えます。汚れ、黄ばみ、黒ずみが強い時はちょっと熱めのお湯に時20分以上浸け置きます。すっきりと汚れが落ちます。

 洗濯ばかりでなく、掃除にも使えます。よく溶かした「オキシクリーン」でお風呂掃除、台所では焦げ落としと活躍してくれます。殺菌作用もあるというのですが、こればっかりは確かめるわけにはいきません。ただ匂いが取れるのでそう謳っているのかもしれません。日本の酸素系の漂白剤よりはるかに汚れ落ちがいいと思います。500グラムで540円とお値段は相応です。500グラムで普通の洗濯20回分くらいだと思います。 ネットで探すとアメリカ産の「オキシクリーン」が手に入ります。5キロほど入っていて3000円ほどです。同じアメリカ産の物がコストコに行くと1500円ほどで手に入るそうです。

 汚れを落とすのも主婦の大きな仕事です。よく汚れが落ちるものはとても助かります。日本製より確かにおふきん、下着、タオルに白さが戻ってきました。気になっていたお鍋の底の黒ずみもクレンザーよりよく落ちました。漂白剤一本で爽やかな生活です。

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名残の水羊羹 秋を告げる栗のお菓子

2017年09月12日 | おやつ

雨、25度、91%

 今年一番の栗のお菓子は金沢から届きました。栗の砂糖がけかなと間違うくらい栗の形をしています。ところが蒸した栗を粉にしてお菓子に仕立てたものでした。口の中でほろっと崩れます。栗を食べると秋の訪れを感じます。市場にはまだ早い栗ですが、栗がもう熟れているという知らせを聞きます。小さい頃、知人の家の庭で栗拾いしたことを思い出します。広い庭に栗の木が何本もありました。栗を出荷している家ではありません。広い田んぼの中にその家の白壁が見えてくると、なぜかホッとしたものです。

 鍵善良房という京都のお菓子屋さんがあります。小さな干菓子はよく頂戴するのですが、青竹に入った水羊羹をいただきました。 節ごとに切られた青竹に笹の葉で蓋をしてあります。細い青竹です。こんな細い青竹に入った水羊羹は初めてです。はて?どうやって食べるのかな。 こんな昔の牛乳の紙蓋を取るような物が付いていました。これで青竹の底の節の部分に穴を開ければ、つるりと出てきます。竹の香りはしませんが、このつるりと出てくるのが楽しくて、あっという間に食べあげました。

 お菓子どころの金沢に京都、趣のあるおやつでした。ここ数日庭仕事に精出しました。こんな贅沢なおやつで一息。夏の名残の水羊羹、秋を告げる栗のお菓子。日本の四季の移ろいです。

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秋の庭仕事

2017年09月11日 | 庭仕事

晴、25度、79%

 昼間も少し暑さが和らぎました。夏の間は最小限の庭仕事しかしませんでした。昼間は庭に出ることすらなかったように思います。。気がつけば、木が伸び放題です。早朝から木を切ったり伸びた枝を払ったり。お昼を食べた後もまた庭に出ます。ちょいと休憩と思うのですが始めたら切りがありません。日本より南の香港にいた時よりも私は真っ黒です。これも庭仕事のおかげです。

 下枝を払う、茂り過ぎた葉を払う、よく切れる鋸のおかげでやや太めの木も切りました。ただチビですので高いところだけは届きません。悔しい思いをしながら秋空を見上げます。庭のあちらこちらに切った木が積まれます。一日二日置くと、枯れてかさが減ります。ゴミ袋に詰め易くなるわけです。ココさんは積まれた木の葉で遊びます。 やっと風通しの良い庭に戻りました。

 さあ、お次は秋の種蒔きです。初夏に早々に種を付けたチャービル、コリアンダー、ルッコラを蒔きました。家の庭で採れた種を蒔くのはひとしおです。日本に帰ったら育てたいと思っていた球根も届きました。 3センチほどの小さな球根です。花をつけるのが難しいと言われているバイモユリです。年明けて春になって花を咲かしてくれるでしょうか。家の周りにある四面の庭、チューリップや水仙を植えたいと思っています。どこに何を植えようか、やっとプランができました。花壇作りから始めます。

 まだ日本に戻って7ヶ月、庭仕事がこんなに自分の時間を占めようとは全く想像すらしていませんでした。木に触れる、土を触る、根っからそういうことが好きだと知ります。虫も怖くない、植物にかぶれることもない、結構な体質です。

 今日は切った木をゴミ袋に詰めます。そして花壇作り、そろそろ頼んであった苗や球根が届くはずです。ココさんは私に付いて回って、これまた一日中お庭にいます。緑がなくなる冬を越して、庭に花が咲くのを夢見て今日も庭仕事に精出します。

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