マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

大宮操車場 群線の夜景

2008-11-22 00:17:52 | 大宮操車場
こんばんわ。
毎週末恒例に勝手にしてしまっている大宮操車場シリーズですが、前回は朝の仕事明けの様子をご紹介いたしましたので、今日は入換の宴たけなわである夜景をご覧下さい。




水銀灯に照らされるヤード。まるで昼間の逆光のように貨車がつぶれてしまいました。
おそらく22時過ぎくらいに撮影したと思いますが、貨物の作業は夜が本番。たくさんの貨車が連結し直されては、次々と引き上げられて新たな目的地へと旅立っていきます。




こちらは角度を変えて撮った写真。水銀灯に邪魔されること無く、構内を明るく映し出しています。
画面右側には本線を逆行する機関車のテールランプが写っています。おそらく1分くらいはシャッターを開けて撮ったのではないでしょうか。
ネガをスキャニングして開いた画像を見て驚きました。メチャクチャ綺麗にハッキリと写っているんですよ。バラスト1個1個の形も判るくらいに・・・。




闇に浮き上がるカーリターダーとハンプ山。日陰には昼間に溶け切れなかった前日の雪が残っています。
大宮の街の明かりが空を赤く映し出しています。


この時ばかりは出番で作業がありますので、残念ながら入れ替え中の写真は撮っていません。もっとも、1分もシャッターを開けていたら貨車なんか写らないでしょうけど。
ハンプ入換の廃止が目前に迫り、意を決して夜間撮影に挑んだ成果です。

もし、撮影に失敗していたとしても、もう、二度と撮ることはできません。

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10 コメント

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Unknown (宮オオ)
2008-11-22 04:29:20
おはようございます。
昔、テレビ朝日系でオンエアされてた「みどりの窓口」という国鉄の広報番組において、夜の操車場の作業の様子が流されたことがありましたけど、つばささんが作業の合間をぬって撮影されたこれらの貴重な様子は、テレビや映画とは違った、操車場のリアルな光景が伝わってよいと思います。
それでは、この辺りをもちまして失礼します。
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Unknown ()
2008-11-22 21:57:27
夜の駅の様子って、風情があって好きです。
このお写真のもムードがあっていいですねぇ。

宮オオさんの書かれた「みどりの窓口」、見たことあります・・・っていうか、弟がいつも見てました。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-11-23 00:16:26
宮オオ様
こんばんわ。
「みどりの窓口」は小学生の時に毎日見てから学校へ行っていましたね。
どんな内容の記事があったかは全く憶えていませんが、「さざなみ」「わかしお」が毎日○で、「出雲」はいつも×なのがスゲーと思ってました。
この写真を撮った頃は、もうハンプ廃止が決まっていたので、先輩方もみんな協力的でした。写真を撮影していることに怒りを感じていた人は居なかったようです。それだけに活動し易かったことは確かですね。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-11-23 00:21:09
舞様
これは相当明るく写っていますが、入換を始めるために外に出るときは、殆ど何も見えないような状況なんです。少しの明かりでも、目が段々慣れてきて見えるようになるんですね。
この暗さだと露出計は全く利きませんので、勘に頼るしかありません。そういう意味では、たった1回きりでしたが、成功したと言えます。
「みどりの窓口」に出ていた斉藤アナと中里アナはスゴク可愛い人で好きでした。もう60歳前後にはなってしまっているでしょうけど、場合によってはもう退社してしまったかもしれないですね。
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Unknown (金太郎)
2008-11-23 23:22:30
20数年前の光景でもついこの間みたいな感じに見えてしまいます。ワム、ワラ、コキが並んで。
機関車のテールもいいですね。なんか651000あたりに見えるんですが。

ランキングボチボチボチ3連で入れましたよ。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-11-24 00:00:32
金太郎様
20年なんてあっという間ですね。本人がそんなに昔のこととは思っていないのですが(笑)アタマは思いっきり薄くなるし、身体は利かなくなってくるし、年齢を感じないわけにはいきませんな、アハハ・・・orz
2条のテールランプの高さが完全に違いますので、電気機関車とDEが2本通ったかもしれませんね。1台の同じカマのテールランプでは無さそうです。
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Unknown (シービー)
2008-11-24 10:21:19
貨物といえば、夜間走行が多いもんでしたが、それに伴って操車場でも組成に追われていたのでしょうね。
こうやって見ると明るく感じますが、実際はそれほど明るくないんでしょうね。

事務所からのポチっと。
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Unknown (キハ181つばさ)
2008-11-24 11:18:44
シービー様
詳しい本数までは覚えていませんが、昼間は田端~蕨間の短い列車の本数が結構ありました。北王子や川口、蕨は昼間しか貨物扱いがなかったのかもしれません。
夜になると、新鶴見や武操辺りから来る延長50両以上の列車が次々と来て、1列車当たりの入換時間もかなり掛かりましたね。作業量がグンと増えます。
目が慣れると問題ないですが、作業のし始めが大変ですね。この頃は眼鏡をあまり掛けませんでしたが、夜間は距離感が掴みづらいので必ず眼鏡をしていました。
雨の夜は眼鏡が濡れるので最悪見づらいです。
お仕事お疲れ様です!
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Unknown (KEN)
2009-01-15 10:17:07
新鶴見の近くに在った祖母の家に泊まると、夜は操車場からの音が凄くて、最初は驚きました。

「ポー」「ガチャン!」「ピー」なんて、一晩中やっていたのを覚えています。
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Unknown (キハ181つばさ)
2009-01-15 22:42:07
KEN様
近所の方はさぞやうるさかったことでしょうね。特に夜は。
一昼夜交代になってからは夜中に5時間ほど入換をしない時間がありましたが、三交代時代はたった2:30~5:00くらいしか休みがありませんでしたから、安眠妨害は間違いないです(笑)。
でも、昔からなので、みんな知っているんですよね。音がしないと落ち着かない、なんて話もありますね。
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