こんにちわ。
本日2回目の更新です。
前ログの拍手コメントに寄せられた疑問について、分かる範囲でお答えしておこうと思います。
まず、
写真の信号機にFとかUの表示が動画にありますが何の意味なのでしょうか?大変気になるので教えてくれませんか?
写真にある入換表示のことですね。
すみません、忘れました。
入換の状況を表示するものであり、確か・・・
1つは、作業の動きを表示していたと記憶しています。
入換は、ハンプの押上線への引き上げ、押し上げがありますが、他にもハンプ群線に下りて再転(一度散点した貨車を引き上げて落としなおす:上りハンプに落とされた貨車を下り線へ仕分け)するケースや、不連結を起こした貨車を押し込んだり、或いは突放を行うケースがあります。
この機関車の動きを表示していたと思いましたが、本線から引き上げてくる際は上下とも「-」「-」になっており、非表示となります。
もう一つは、上りハンプ、下りハンプとも2線ずつ押し上げ線があり、どちらの線から押し上げているかを表示する。
だったと記憶しております。ただ、上下の表示のどちらがどちらを指していたか、覚えていません。
散転する直前にハンプ上家でブレーキを解除するのが見えますが、折角後方からDE11が押しているのにどうゆうことなのでしょう。
機関士が一所懸命に押す作業をしているのに、片や前方では一所懸命にブレーキを踏んでいる・・・知らない人からすれば不思議な光景でしょうね。
これは、「ブレーキを掛けること」を本業としているのではなく、「ブレーキが利くかどうか」の確認をしているのです。
ブレーキは全て機械的なものですから、ハンドル式であれば鎖が折損していたり、テコ式の側ブレーキであれば最下段まで踏み込んでもブレーキが利かないというトラブルを持った貨車が実際に存在します。これを識別するためなのです。
このようなブレーキが故障した貨車を、何の動力も機械的制動手段を持たない群線に落としてしまったら・・・ブレーキが利かないわけですから、激突やポイントの割り出し、さもすれば脱線転覆などの大事故に直結する訳です。
ですので、安全確保のための重要な仕事であり、機関車の動きを制御すると言うような目的でもありません。
連結器以外にブレーキホースがありますが、散転前の接続解除と組成後の出発に接続しなければならないと思いますが、どのタイミングおこなうのでしょう。
このことについては、過去ログ『大宮操車場 ハンプ入換の情景 引上げ篇』で簡単に触れています。
ちなみに、入換に係るそれぞれの作業は各部で独立して行っており、発着線到着後のブレーキホースの開放は東中部(上り)と西中部(下り)、ハンプへの引き上げから散転はハンプ部(上下それぞれ)、駅別入換及び方向別入換は東部(上り)と西部(下り)、そして最後にブレーキホースの連結及び本務機の連結が東中部(上り)と西中部(下り)となります。
東西の中部は、大宮操車場の中でも貨車の入れ替え自体を基本的に行わない、異色の部署だった訳です。
以上、記憶の範囲で分かること、覚えていることだけを記述いたしました。
私以外にもこうした情報を提供して下さる方がいらっしゃるとありがたいのですがね。
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本日2回目の更新です。
前ログの拍手コメントに寄せられた疑問について、分かる範囲でお答えしておこうと思います。
まず、
写真の信号機にFとかUの表示が動画にありますが何の意味なのでしょうか?大変気になるので教えてくれませんか?
写真にある入換表示のことですね。
すみません、忘れました。
入換の状況を表示するものであり、確か・・・
1つは、作業の動きを表示していたと記憶しています。
入換は、ハンプの押上線への引き上げ、押し上げがありますが、他にもハンプ群線に下りて再転(一度散点した貨車を引き上げて落としなおす:上りハンプに落とされた貨車を下り線へ仕分け)するケースや、不連結を起こした貨車を押し込んだり、或いは突放を行うケースがあります。
この機関車の動きを表示していたと思いましたが、本線から引き上げてくる際は上下とも「-」「-」になっており、非表示となります。
もう一つは、上りハンプ、下りハンプとも2線ずつ押し上げ線があり、どちらの線から押し上げているかを表示する。
だったと記憶しております。ただ、上下の表示のどちらがどちらを指していたか、覚えていません。
散転する直前にハンプ上家でブレーキを解除するのが見えますが、折角後方からDE11が押しているのにどうゆうことなのでしょう。
機関士が一所懸命に押す作業をしているのに、片や前方では一所懸命にブレーキを踏んでいる・・・知らない人からすれば不思議な光景でしょうね。
これは、「ブレーキを掛けること」を本業としているのではなく、「ブレーキが利くかどうか」の確認をしているのです。
ブレーキは全て機械的なものですから、ハンドル式であれば鎖が折損していたり、テコ式の側ブレーキであれば最下段まで踏み込んでもブレーキが利かないというトラブルを持った貨車が実際に存在します。これを識別するためなのです。
このようなブレーキが故障した貨車を、何の動力も機械的制動手段を持たない群線に落としてしまったら・・・ブレーキが利かないわけですから、激突やポイントの割り出し、さもすれば脱線転覆などの大事故に直結する訳です。
ですので、安全確保のための重要な仕事であり、機関車の動きを制御すると言うような目的でもありません。
連結器以外にブレーキホースがありますが、散転前の接続解除と組成後の出発に接続しなければならないと思いますが、どのタイミングおこなうのでしょう。
このことについては、過去ログ『大宮操車場 ハンプ入換の情景 引上げ篇』で簡単に触れています。
ちなみに、入換に係るそれぞれの作業は各部で独立して行っており、発着線到着後のブレーキホースの開放は東中部(上り)と西中部(下り)、ハンプへの引き上げから散転はハンプ部(上下それぞれ)、駅別入換及び方向別入換は東部(上り)と西部(下り)、そして最後にブレーキホースの連結及び本務機の連結が東中部(上り)と西中部(下り)となります。
東西の中部は、大宮操車場の中でも貨車の入れ替え自体を基本的に行わない、異色の部署だった訳です。
以上、記憶の範囲で分かること、覚えていることだけを記述いたしました。
私以外にもこうした情報を提供して下さる方がいらっしゃるとありがたいのですがね。
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一部曖昧な回答ですみませんね。
入換表示については、配属時の研修で習ったくらいで、業務上は直接気にするものではなかったので、すっかり忘れてしまいました。
ややもすると、年齢的にどんどん記憶が欠落してしまうので、忘れない意味でも聞いてください。
約2年前の記事ですので既にご存知かもしれませんが、写真1枚目・2枚目の標識について恐縮ながら解説させていただきます。
まず1枚目の標識ですが、これは線路表示式の入換標識です。
上の枠で囲まれた表示が発線、下が着線を表します。
写真の場合、F線→U線まで進路が開通されている事になります。
2枚目はハンプ用入換合図器です。
これは操車担当が行う入換合図・入換通告合図を機械化したものです。
・消灯…定位
・垂直2個点灯…前進せよ
・上位3個点灯…徐々に前進せよ
・上位1個点灯…最徐行にて前進せよ
・4個点灯…後退せよ
・下位3個点灯…徐々に後退せよ
・水平2個点灯…停止せよ
以上を十字状の表示器で表します。
かつては様々な駅で見られたものですが、現在はほぼ全てが機能していないようです。
以上、拙文失礼いたしました。
解説ありがとうございます。
線路表示式の入換標識ですが、多分、ターミナル駅の場外信号のところにある番線表示と同じかもしれません。
駅のものは番号で表示されていますので分かりやすいですが、FとかUでは何を差しているのか分かりませんね。研修の時に来たような気がしますが、2ケタ表示が出来ないため、1文字化した記号だったかもしれません。
ハンプ用の入換合図機ですが、突放を行う引上げ線にもあります。ただ、これほど大型の必要が無いので、中継信号機のような円形のものです。大宮操ですと、与野駅の横辺りで見ることが出来ました。
ご案内の方式がどのくらい使われ地たのか、正直なところ分かりません。入換手からは反対向きなので見えないのです。
ハンプでは、タテ2灯で信号機から去れ、ヨコ2灯で信号機の方へ来いとしておりました。押し込みのスピードは一定と決まっていたので、おそらく使われていなかったのではないかと思います。
また、これ以外にも4灯点滅で突放、タテ2灯点滅が連結だったかな。これは教わったのをなんとなく覚えています。