蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

タイフーン去りぬ

2009-10-08 | 時事&世の中
テレビで、あんなに騒いでいたのに、
なんとまあ、すんなり去ってしまったものだ。(我が家周辺地域)

「家庭での台風前の準備」などなど、あれこれ前日は各局報道合戦。
すっかり、乗せられて、物干し竿や植木鉢、外にある、こまごま小物を片づけた。
軒先にぶら下げてある大量の玉ねぎも取り入れた。
自転車や、二階のベランダのイスも倒しておいた。
木製のテーブル&椅子も折りたたんで、地面に寝かせたり、
資源ごみの日に出そうとしていた、10本以上あるお酒の大型ボトルも、家の中に入れた。
宅配牛乳瓶箱や大型コミペール2個など、玄関内は、いっぱい、いっぱい。
網戸も外しておいたほうがいい、とのことだが、網戸が多すぎて、無理。
あきらめた。
懐中電灯に電池を入れようとして、入れ方が間違っているのか
なかなか点灯しない。モタモタして、焦ったが、どうにか点いた。
まもなく夜中に停電になったり、回復したり、また停電になったり。
いったんリセットになった電気系統の時刻を合わせたり、スイッチを入れ直したり。
強まる雨風の音で私は、コワくてなかなか寝付けなかった。

あくる朝は、もう、始発から電車は運行していたが、駅まで家族を送る車が多く見られた。
公立の小中高校は全校休校。
小さなお子さんを抱えて働くお母さん方、大変だろうな。

「はずした物干し竿が泥だらけになったので、なおす時に、ついでに、奇麗に拭いておいたわ」
と、言っている人もいた。
私も全く同じことをしていた。
デパートの地下は、食品が結構売れ残っていた。
台風で客足が遠のいたのだろう。
売れ残り生鮮食品を売りさばくため、夕刻にはコストダウンになり、あれこれ買った。
山と積まれた野菜を熱心に掘り出すシーンも。
まるで、催し会場バーゲンの洋服を引っ張り合うようだ。
女性は強し。
生活力旺盛だ。

あっさり、台風は行ってしまったけれど、こちらは大きな被害にならなくて、よかった。
「備えあれば憂いなし」
でも、カラ振りで、ちょっと、嬉しいような、気が抜けるような・・・
そんなこと言っていたら不謹慎。
今回は無事だったが、またいつ、どんな災害がやって来るかもしれない。
当たり前のように、毎日、平穏に暮らしているが、
家が吹き飛ばされたり、生活の場を失うことだってあるのだから、
安泰で過ごせることに感謝しなければ・・・。