蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

こんなところにも、ブロガーが。

2010-01-05 | 人々の風景

初詣の神社では、毎年、護摩木に願い事を書く。(有料)
護摩木には、願い事、記入日、氏名、年齢(生年月日)、住所。
究極の個人情報だ。

護摩木は幅2~3センチ、長さ18センチ?ほどなので、
願い事は、あまりごちゃごぢゃ書くのではなく、あっさりと。

具体的に説明しにくい願い事や、複雑な内容の場合は、「心願成就」で、OK。
「家内安全」「業運繁栄」「 家運隆昌 」「身体健勝」「良縁成就」「学業増進」 などなど、
どんぴしゃりなフレーズが思いつかない人には、サンプル言葉が、示されている。

何を書こうかな・・・と考えていたら・・・
筆記用テーブルの前に座って、書こうとしている60歳前後のジミジミ女性、
「ここにある言葉、全部、書いたらどうやろ?(びっしり小さい字で)
ブログに載せるんやから、写真撮るんやし」と、のたまう。

おぉ。こんなところにもブロガーがいた。(結構、都心から離れた田舎です)
しかも、年齢の割に、かなりの、いちびり。
ごくごくフツーの、熟年の人なのに、ケッタイな、面白い、ユニークなことを言うなぁと思っていたが、
ブロガーだとわかって、なんだか、ちょっとげんなりした。
へんに納得した部分もある。
宇宙から任務のため、こっそり地球に侵入して人間界で生活している宇宙人(私)が、
同じ任務の同胞(宇宙人)を、不意に身近に、見つけてしまったようなかんじ?

私も時々、写真を撮りながら、「ブログ用に」とか、独り言を言っているが、
周りから見ると、あまりカッコ良くないなぁ・・・と、人のフリ見てわがフリ直す気分。
あまりにも、身近に、大勢の、一般の人々のブロガーが、ごろごろいることに(自分も含め)、
今更ながら、可笑しさと、照れ、恥ずかしさ(自嘲の意味で)を感じた。
どこの誰でも、一人一ブログという、ブログの多さ、
ブログが一般化された、ありきたりさ、平凡さを目の当たりにして、複雑な心境になった。

自分では面白がっていることでも、それを実際の場で口に出して表現したら、
他人から見ると、2通りに分かれる。
オモシロイ人、と捉えられるか、単なる変人と、捉えられるか。

見かけが、本当にフツー中のフツーなのに(フツーより地味かも?)、
行動もごくごく地味な、大勢の中で全く埋没しているかんじなのに、
なんか、とってもヘンなことを言っている、そのブロガーさんを見て、ひょっとして自分も???
私も結構ヘンかも知れないので、ブロガーの側面はあくまで表に出さす、
日常のリアル生活では、普通の人で振る舞いたい、と思った。

年頭の誓い「マイナス発言は控える!」を、もう、破ってしまった・・・???
いえ、人に向かって音声を発して言っていないから、誓いは守られている(と思う)。