人気パリ・ブログのメンバー限定記事を読みたくて作った、もうひとつのブログ。
作り始めた頃は、ほんとうに気軽な気持ちだった。
自分のブログというカタチはとっているものの、目的は人のブログを読むためのもの。
そんな「読み専用ブログ」、どうせ誰も読んでないんだから、と、
ここには書けないような、けしからんことも、空気抜きに書いてしまえ、とばかりに
あやしい記事もアップしたりしていた。
(後に「一人旅ブログ」として色合いを絞り込んだ時に、けしからん記事は非公開にした)
最初は、恋人未満、お付き合いにも至らない、その場さえよければ、と、
ほんのデキごころ的、気軽に手を出したっぽい、おアソビのお相手のようなもの。
一回限りのオアソビと思っていたが、
一度、手を出すと、気になり始め、だんだん逢う回数(見に行く時間)が増えてきた。
家庭(この、ブログ)があるのに、特定のアソビ相手を見つけてしまった。
そんな気じゃなかったのだが、気になるので、ちょいちょい見に行った。
見に行くと、ほっておけないので、住まいを借りてやり、しだいに、通うようになった。
アソビのつもりが、恋人になった。
家をもう一軒持つと、水をやり、手入れをし、けっこう、手がかかる。
そのうち、毎日、通うようになった。
お給料も本宅よりは少ないものの、定期的に手渡すようになった。(毎日のように更新)
余裕がないときは、本宅と同じ食事を運んだ。(パリでのリアルタイム記事は、同じ内容)
余裕が出てくると、別々の楽しみ方をした。(記事は別、写真も別)
そちらでの顔見知り、知人もでき、やがて子供が生まれてもいい覚悟。
そうこうしていると、ブログ村でのOUTポイントは、逆転した。
本宅に手を抜いて、愛人宅ばかりに力を入れているわけではないのだが。
しかし、思ってもみなかった、若く魅力的な「パリ」という名の新恋人は、
切っても切れないセカンド・パートナーになってしまった。
訪問人数は、本宅のほうが、明らかに多い。
第一、年数が違う。
ブログ村のポイントは、上下するが、ブログの訪問人数は一定している。
そこで、分析してみた。
(あくまでも、ブログ村のランキングについて、のみ)
愛人宅(セカンド・ブログ)は、旅のブログ。
つまり趣味というくくりで、老若男女が集っている。
本宅(蝶ブログ)は、主に年齢でくくられている。
蝶ブログは、エッセー・カテゴリーにも登録しているが、毎日、顔を出す人は、わたしをはじめ、そう若くない。
リアルパリの記事をアップした頃から、ぐんぐんブログ村のポイントが下がった。
それまでとは正反対に。
おそらく、中途半端なパリ報告など興味を示されないのだろう。
実際に行動に移さずに、ぐだぐだ言っているほうが、ポイントはずっと多かった。
そして、パリから帰ってきたら、二度と浮上せず。
ある程度の年齢になった人にとっては、
実践してパリに行ってしまう人間は、好感をもたれないのだろう。
共通点を見出しにくいのだろう。
若い人は、その逆で、夢がある。(と思うけれど、ムツカシイ現状もあるのも事実)
実現しようが、できまいが、いちおう、人生にはまだ未知がいっぱいで、夢がある。
高年齢になれば、いい年して(わたしのこと)お遊びのことでウツツを抜かしていること自体が、気に障るのかも。
というか、
自分とは別もの→共感しない→読んでもおもしろくない→読まない
それと同時に、リアルパリの時はそうでもなかった別宅が、帰国後、だんだんポイントが上がってきて、
本宅と別宅が、好対照、ま逆の反応で、ついには逆転、おもしろい結果となった。
あくまでも、ブログ村ポイント集計(ちいさな、ちいさな世界)での分析、考察ではあるが。
そんなことをまったく気にせず、自分のブログだけを見ると、
パリに行こうが、ドブに落ちようが、わたしの蝶ブログに訪問してくださる方の人数は、一定している。
とても、うれしい、ありがたいことで、励みになっている。
別宅(パリブログ)とは、ときどき、内容がリンクすることもありますが、
ブログの向こうに見える顔を想像すると、本宅と別宅、少し違っているような気がしています。
とはいうものの、わたしの本質は同じ。
別の顔をわざわざ創作する嗜好は、ありません。