蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

本宅と、別宅

2011-12-05 | ブログ

人気パリ・ブログのメンバー限定記事を読みたくて作った、もうひとつのブログ。
作り始めた頃は、ほんとうに気軽な気持ちだった。

自分のブログというカタチはとっているものの、目的は人のブログを読むためのもの。

そんな「読み専用ブログ」、どうせ誰も読んでないんだから、と、
ここには書けないような、けしからんことも、空気抜きに書いてしまえ、とばかりに
あやしい記事もアップしたりしていた。
(後に「一人旅ブログ」として色合いを絞り込んだ時に、けしからん記事は非公開にした)

最初は、恋人未満、お付き合いにも至らない、その場さえよければ、と、
ほんのデキごころ的、気軽に手を出したっぽい、おアソビのお相手のようなもの。

一回限りのオアソビと思っていたが、
一度、手を出すと、気になり始め、だんだん逢う回数(見に行く時間)が増えてきた。

家庭(この、ブログ)があるのに、特定のアソビ相手を見つけてしまった。
そんな気じゃなかったのだが、気になるので、ちょいちょい見に行った。

見に行くと、ほっておけないので、住まいを借りてやり、しだいに、通うようになった。
アソビのつもりが、恋人になった。
家をもう一軒持つと、水をやり、手入れをし、けっこう、手がかかる。

そのうち、毎日、通うようになった。
お給料も本宅よりは少ないものの、定期的に手渡すようになった。(毎日のように更新)

余裕がないときは、本宅と同じ食事を運んだ。(パリでのリアルタイム記事は、同じ内容)
余裕が出てくると、別々の楽しみ方をした。(記事は別、写真も別)

そちらでの顔見知り、知人もでき、やがて子供が生まれてもいい覚悟。

そうこうしていると、ブログ村でのOUTポイントは、逆転した。
本宅に手を抜いて、愛人宅ばかりに力を入れているわけではないのだが。
しかし、思ってもみなかった、若く魅力的な「パリ」という名の新恋人は、
切っても切れないセカンド・パートナーになってしまった。

訪問人数は、本宅のほうが、明らかに多い。
第一、年数が違う。
ブログ村のポイントは、上下するが、ブログの訪問人数は一定している。


そこで、分析してみた。
(あくまでも、ブログ村のランキングについて、のみ)

愛人宅(セカンド・ブログ)は、旅のブログ。
つまり趣味というくくりで、老若男女が集っている。
本宅(蝶ブログ)は、主に年齢でくくられている。
蝶ブログは、エッセー・カテゴリーにも登録しているが、毎日、顔を出す人は、わたしをはじめ、そう若くない。

リアルパリの記事をアップした頃から、ぐんぐんブログ村のポイントが下がった。
それまでとは正反対に。
おそらく、中途半端なパリ報告など興味を示されないのだろう。
実際に行動に移さずに、ぐだぐだ言っているほうが、ポイントはずっと多かった。
そして、パリから帰ってきたら、二度と浮上せず。

ある程度の年齢になった人にとっては、
実践してパリに行ってしまう人間は、好感をもたれないのだろう。
共通点を見出しにくいのだろう。
若い人は、その逆で、夢がある。(と思うけれど、ムツカシイ現状もあるのも事実)
実現しようが、できまいが、いちおう、人生にはまだ未知がいっぱいで、夢がある。
高年齢になれば、いい年して(わたしのこと)お遊びのことでウツツを抜かしていること自体が、気に障るのかも。
というか、
自分とは別もの→共感しない→読んでもおもしろくない→読まない

それと同時に、リアルパリの時はそうでもなかった別宅が、帰国後、だんだんポイントが上がってきて、
本宅と別宅が、好対照、ま逆の反応で、ついには逆転、おもしろい結果となった。

あくまでも、ブログ村ポイント集計(ちいさな、ちいさな世界)での分析、考察ではあるが。
そんなことをまったく気にせず、自分のブログだけを見ると、
パリに行こうが、ドブに落ちようが、わたしの蝶ブログに訪問してくださる方の人数は、一定している。

とても、うれしい、ありがたいことで、励みになっている。

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いつも、ご訪問していただき、ほんとうに、ありがとうございます。
別宅(パリブログ)とは、ときどき、内容がリンクすることもありますが、
ブログの向こうに見える顔を想像すると、本宅と別宅、少し違っているような気がしています。

とはいうものの、わたしの本質は同じ。
別の顔をわざわざ創作する嗜好は、ありません。