蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

タダほど高いものはない

2011-12-07 | 趣味

「異性間の友情って、あると思いますか?」

昨日、そんなことを聞かれた。
いつも行く、社交ダンスのレッスン・ホールの受付の女性に。

そのホールには、今年の2月末ぐらいから通っているが、
通い始めてすぐぐらいから、彼女はわたしのことを「○○子さん(本名の名字じゃないほうの名前)」
と呼ぶようになった。
昨日、わたしのことを、「最初から好印象を持っていた」、っておっしゃる。
なぜかというと「群れないから。ぺちゃくちゃ、どうでもいいことをしゃべらないから」
だそうだ。

わたしは、実際のところ、社交ベタなだけ。
じつは、わたし、ブログでその分、おもいっきり、しょーもないことをしゃべっているんだけれど。

まあなにしろ、その人が、異性間の友情について、まじめに聞く。

「ありえると思います」
そうわたしが答えると
「えーっ? ほうとうですか? ブレたりしませんか?」
「わたしは、相手が男性だからって、べつに、男女の関係に発展しませんよ」
「○○子さんって、オトコっぽい人なんですね」

女性っぽいとはよく言われるが、オトコっぽいなんて、生まれて初めて言われた。

彼女は、女性っぽい、人なんだろう。
たぶん、いま、好きな人がいるんだろう。
お付き合いの岐路に差し掛かっているんだろう。
進むべきか、とどまるべきか・・・。

マジメな、純粋な、純情な人なんだなあと感じた。

ただし、彼女はダンスはめちゃめちゃお上手。
プロではないが、アマチュアでも人に教えられるぐらいの力量を持っておられるとお受けした。
お母さんは、ダンス教室をされていて、息子さんは、現役ダンサー。
ダンス家系。
(彼女は、50歳ぐらい?? )
はじめて彼女に、昨日、ダンスを時間外に教えてもらったが、(お相手してもらった)
長身で、バネのある、しなやかな体で、とても力強いダンスを踊られる。
昨日も、リーダーさん(ダンスのペア男性)と組んで練習に励んでおられるようだった。

見かけは、サッパリしたオトコっぽい人。
人は見かけによらないんだなあ・・・


ちなみに、
昨日、レッスン後、ホールに残り、はじめて、レッスン仲間のNさん(男性)と、自主レッスンをした。
そのときに、彼女に少し、手ほどきしていただいた。
Nさんは、どんどん彼女に教えてもらおうとするけれど、わたしは、(好意にも限度があると)気が引けた。
(少しでもレッスン料を払っているのなら、いざ知らず)

こんど、そのNさんが、3人でお食事に行きましょう、と、
実現するのかしないのか、わからない、口約束をした。
その食事会は、Nさんが提案したので、もしかすると、3人分の食事代を払ってくれるかも知れない。
(彼は、今までのケースでは、自分が誘うと、みんなの分を持つことが多い)
別にタダで食事をしたいから、ソレ目当てに行くほど、わたしは飢えていない。
ひょっとすると、彼女にプライベート・レッスンをお願いしようという意向がある?
その根回しか?

世の中、タダほど高いものはない。
人は、タダで食事をおごるなんてことはない。
必ず、目的がある(とわたしは思う)。
日本人的根回しの文化。話を進めるときの、常套手段。

Nさんは、モノゴトを進めるにあたって、根回しがお上手。
前もって、ちらっと匂わせておいて、相手の様子をみて、食事に誘い、
食事の場で和やかになったところで話を切り出し、詰める。
大企業で折衝部門に長くおられたそうなので、
そのネゴシエーション手法は、お手のもの、身に染み付いている?

なので、3人で食事・・・・
Nさんと彼女の2人で、ということでない・・・
ということは、その今後、行われるかも知れないプライベート・レッスンには、わたしも入っているということか。
なんだか、そんな気がしてきた・・・

待てよ~
わたしとNさんのペアダンスを、彼女に手直ししてもらうってこと??
つまり、わたしは、Nさんのダンスの練習相手になるってこと???

タダメシをいただくまえに、本当に、プライベート・レッスンに参加する気があるのかどうか、
自分でじっくり前もって考えておく、覚悟しておく必要がありそうだ。

 

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