蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

洗脳

2020-03-22 | 人生
今回の記事は、公開しようか、非公開にしようか、迷った。
ちょっと自虐色と、事実とはやや異なるかも知れない演出めいた傾向が見られるからだ。
自分を喜ばせるために大げさに表現して、自分ばかりが悪ノリしているかんじでもある。
まあよろしい。 (て、誰に言ってる?)
話半分に、読んでくださいね。

なんて前書きみたいに書くなんて、わたしも歳を取ったものである。
しみじみ、、、

・・・・・

わたしの初恋については、おそらく、最低一度は、ここ、蝶ブログに書いたと思う。
たぶん、、、。
あまり、ステキな話ではなく、というよりは、記憶から消してしまいたいような感じ。
だが、しっかり覚えている。
相手は中学の先輩で中三、口も聞いたこともない、当時、中学一年のわたし。
苦い思い出。
だが、傷口に塩を塗って快感に浸っている趣味があるのかどうかは不明だが、銀行のインターネット取引の暗証番号やパスワードなどを忘れた時の本人確認のための秘密の質問に対する答えとして、初恋の人のニックネームを設定したりしている。
何が、したいんだか、わたし。

それよりも、男女交際に関しては、親の介入が半端なかった。
思春期のデリケートな娘に対する親の、無神経な、土足でズカズカ踏み込み、そして、ぐちゃぐちゃに潰してしまう、、、蛮行に近かった。
年頃になれば人を好きになったり、人として、自然の流れなのに。
そういう親に育てられ、年頃になっても親と同居し、監視され、行動を制約され、最悪最低の青春時代だった。
それだけは、恨んでも恨みきれない、、、とは言うものの、時代錯誤両親の邪魔立てによって、ことごとく恋愛は成就せず、不完全燃焼で、ノウハウも知らないままに、成長し、やがてお見合いで、見ず知らずの男性と結婚した。
(わたしが、モテなかっただけだという説も濃厚)
まるで戦前か、明治時代か、はたまた江戸時代か。
石器時代のギャートルズのほうが、もっともっと自然体だったのではなかろうか。
捻じ曲げられた盆栽のごとく、ガチガチに固められていた。

これは、親の策略だった。
政略結婚とは言わないが、一種の洗脳が、なされていた。
とは言うものの、姉はまともだったから、わたしの被害妄想かも知れない。
でも兄も結構、変だった。
(その割に、奥さんは才色兼備、超素晴らしい人だった)
やはり、教育が変なのか、家庭環境がおかしかったのか、はたまた呪われたDNAだったのか。
しかし、親戚一同、全員、お見合い結婚で、誰一人として離婚した人はいないし。
(あ、わたしより若い、いとこ、Aちゃんが、一人だけ、バツ1後、再婚した。彼女の母親は、ただ一人、恋愛結婚した人でもある)
全員、頭がカチカチの古い価値観にとらわれていた。

これ、周りはみんな江戸時代、明らかにおかしい。
だが、不思議なことは続く。
息子が小学校の時、通っていた塾の同級生たちの、懇意にしていたお母さんたちは、全員、お見合い結婚だった。
類は友を呼ぶ。
たまたまだけど、たまたまではないようにも思う。
偶然ではなく、必然。
そういうことは、よくある。
次女の中高、同級生のお母さんたちも、そういう傾向にある。
なぜか。
わたしは、わかっているが、書かない。
読んでいる人にとっては、全くわからない謎だろうけれど、わかる人にはわかると思う。
解答の答え合わせをしなくても、たぶん、合っていると思う。

ちょっとだけ書くと、あまり周りにバランス的に合う異性がいなかった、ということと、恋愛感情よりバランスを重んじる結婚を選んだ人が多いということだ。

わたしは、婚活の最後あたりは、もう誰でもよかった。
日本語が通じて、お互いが言っていることがわかればそれでいいと思っていた。
パンダのお見合いみたいなものか。
誰でもいいといっても、絶滅種であるパンダを異国から飛行機に乗せて運んでこなければならないので、なかなかマッチングの可能性は低い。
ある程度の条件を満たしていれば(なかなかいないが)誰でもよかった。
自分の結婚には厳しく期限を自分で設けていた。
わたしみたいな文句たれは、どこのどんな素晴らしい男性が候補に上がっても、結婚したくないと思ってしまう。(自分を棚に上げて)
自分の考え方や傾向を自分でよくわかっていたから、こういうことでは結婚できない。
しかし、わたしは結婚願望があったので、あえて期限をつけた。
まあそうやって、目標年齢で無事結婚したのが、同じ母国語を話す、今の夫である。
お互い初婚同士、現在も婚姻関係にあり、おそらくお互い、一生バツ1にはならないだろう。

文句たれパンダの結婚は、檻に入れた親の期待通りに敢行され、今では孫も数人いる。
はっきり言って、幸せである。
話は逆転して申し訳ないが、親には感謝している。

ん、もぅ〜、どっちやねん!