蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

一般的な多数派である自分を振り返ってみる

2020-03-08 | オトコとオンナ
LGBTについて、ググってみた。
案外、知っているようで、正確には知らなかったこともある。
性的マイノリティーの人たちが声を上げ始めたのは、そう昔ではない。
社会でも認識され、行政や企業も前向きに取り組んでいるようだ。

身近に、そういう人が実際にはいないので、(いたとしても、カミングアウトしてないだけかも知れないけれど)、実態に見知ったり、聞いたりしたことはない。
が、今、ブログ村エッセイ注目記事を読んで、知識や理解を深めはじめている。

知らないからといって、偏見は良くない。
まずは正しく知って理解すること。
わたしは、ストレート(異性愛者)なので、同性愛傾向はない。
だが、女性には、ボーイズ・ラブのコミックが人気がある。
わたしも、最近、綾野剛扮する、男性を好きになる男性を描いた映画「影裏」を観て、ガツンと来た。ドキリ。
性別にとらわれず、恋をしてしまいそう、、、
それ以来、ボーイズラブものにハマるとまではいかないが、同性愛に対する拒絶反応や否定感は、すーっと消えた。毛嫌いはしない。
実際に自分もその傾向に走るかというと、わたしは全くその気はない。
わたしは男性ではないので、ボーイズラブの実践は無理。
一旦男性に性転換してから男性を相手にする、、、としたら、ちょっと面倒。
更に、一旦男性に性転換した元女性が、これまた男性に性転換した元女性とラブ組み合わせ、なんてことになると、見た目はボーイズラブだけど、元は女性同士のガールズラブ(こんな言葉はあるのか?)

省エネ派のわたしは、ボーイズラブは見るだけにして、現在の女性のまま、男性を相手にしたほうが手っ取り早い。
ただ、いろんな感性、嗜好は存在して、一つ一つ認めるべきだと思った。
だが、どうしても生理的に受けつけないこともあるだろうから、それはそれで石を投げつけるのではなく、距離を持って見る、認める。
お互い、嫌なもの同士が無理やり認め合わなくても、なにも、いがみ合う必要はない。
わたしは積極的推奨者ではないものの、消極的ではあるが理解者である。

ダンスをしていると、男足を踏む男役の女性がいて、組んで踊ることもあるが、わたしは同性には拒絶反応を示す。
柔らかく線の細い女性らしさが気持ち悪い。
同じ女性でも、筋肉質で骨太、がしっとした大柄の女性にはあまり抵抗感がない。
丸く、ふわっとしていたり、そういうのが苦手。
華奢で細くて小柄の男性も苦手。
単なる肉体面の好みであるが。

幼い頃から意識するのは異性オンリー。
中には、意地悪な同性と関わったことも一瞬あったが、ほんの短時間だった。
わたしは、能天気で、超が付くほど楽天家のため、意地悪されるのは、気がある証拠と思っている。
女子から意地悪されないのは、女子たちに、あまりライバル視されていない、箸にも棒にもかからないからだろう。
キャラ自体が(思春期以降は封印したが)お笑い系だったためもあるかも知れない。

女子には一目置かれていた面もある。なぜか?
今、想像するには、身体が大きかったからかなあ??と。
理由が単純すぎるか?
マセていたので、同級生は子供に見えた。
男子はわたしより頭ひとつ小さい。
なので、隣のクラスにわたしと同じぐらいの身長の男子がいたが、とても嬉しかったのを覚えている。
小学生は男子は成長が女子より遅いから仕方ないが。
早く大きくなあれ、と、植えられた小さい芽に、ジョーロで水をやるごとくの気持ちだ。

それでも、なんの関わりもない上級生の男子たちには意地悪されたりした。
当時は不愉快だったが、きっと、好かれていたのだろう。(ああ、楽天家!)
一部の男子クラスメートにもイジメられていたが、成人になって和解した。雪解けムード。
年かさ行かない未熟な男子のすること、許してやろう、という上から目線。

関わりがあるのは、全て男子。男性。好きになるのも。
女子が好きになったり憧れたりしたことは一度もない。ライバル視することはあっても。
無意識のことなので、同性が好きになる人々も、きっと無意識のことなのだろう。

今は、若い頃と違って女性ホルモンも減少して中性寄りになっていると思う。
が、やはり身もこころも女性色100パーセントで、惹かれる対象は異性。
ごく普通の平凡なマジョリティである。
わざわざカミングアウトする必要は全くないが、自分を振り返り検証してみた。