夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『カーズ/クロスロード』〈吹替版〉(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の21本目@梅田)

2017年07月20日 | 映画(か行)
『カーズ/クロスロード』(原題:Cars 3)
監督:ブライアン・フィー
声の出演:土田大,松岡茉優,藤森慎吾,戸田恵子,赤坂泰彦,福澤朗,山口智充他

ラインナップは完全に夏休み仕様になり、
フリーパスで観るのに残っているものといえば大半がこんな作品。
だけど“カーズ”シリーズは子ども向けといえども
おとなもじゅうぶん楽しめる内容だから期待。
私が観るのにちょうどいい時間帯には字幕版の上映がなかったのが残念。
やむをえず吹替版を鑑賞。

つい先日読み終えたばかりの伊坂幸太郎の『ガソリン生活』
語り手は車で、車同士がしゃべっていましたが人間も登場。
一方、この“カーズ”シリーズは車だけの世界ですね。

長年天才レーサーして崇められてきたライトニング・マックィーン。
しかし最近はハイテクを駆使した新世代レーサーの台頭に押され、
シーズン最後のレースで大クラッシュ。
再起不能かと思われたが、親友のメーター、恋人のサリーら仲間に励まされ、
もう一度レーサーとして復帰することを誓う。

このままでは新世代レーサーに勝てないと、自らにも最先端知識の導入を決意。
最新施設“ラスティーズ・レーシングセンター”でトレーニングを開始するが、
若きトレーナー、クルーズ・ラミレスの指導がどうも気にくわない。
地道なトレーニングばかり課されるのに飽き飽きして、
ある日、勝手に最新シミュレーションゲームにチャレンジしたところ、
まったくついていけなくて大失敗をしでかしてしまう。

それでも自分の腕のせいだとは認めたくないマックィーンは、
施設から出て外でトレーニングをすることに。
およびでないクルーズまでもがそれにくっついてきて……。

マックィーンが腹立たしいんです。
凹んでたくせに、みんなに持ち上げられて、自分がまだまだ走れると勘違い。
クルーズの忠告に耳を傾けることもなく暴走し、
挙げ句、自分の失態をクルーズのせいにしてしまう。
謙虚さのかけらもないところがムカつきます。

で、ムカついたからか、途中睡魔に襲われてちょっぴり寝ました。
目が覚めたときには持ち直していい奴になっていた(笑)。

まわりは子連れの家族だらけでした。
「もう帰る」と早いうちからダダこねていた子、複数。
ということはイマイチ面白くなかったのではないかと推測。
きっと眠かったのは私だけじゃありません。

同時上映の6分間の短編『LOU』は秀逸でした。
そっちのほうが断然よかったなぁ。

なんにしても、自分の老いや力の衰えを認めるのは面白くないこと。
そこときっちりゆるりと向き合って行けたらいいですね。

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