夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『覆面系ノイズ』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の2本目@西宮)

2017年12月10日 | 映画(は行)
『覆面系ノイズ』
監督:三木康一郎
出演:中条あやみ,志尊淳,小関裕太,磯村勇斗,杉野遥亮,
   真野恵里菜,中島亜梨沙,渡辺大他

TOHOシネマズ西宮で観た4本ハシゴの2本目。

全然興味がなくて、フリーパスがなければ絶対に素通りしていました。
だけど、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2015)の三木康一郎監督。
キュンキュンさせてくれるかもしれへんし。
全体的に恥ずかしい。だいぶ恥ずかしい。でも観てよかった(笑)。

ニノとモモ、隣り合う家に住んでいた少女と少年。
家庭環境が複雑なモモにとって、ニノの歌声だけが救い。
彼女の歌声を聴いていたくて曲をつくっていた。
もしもある日会えなくなったとしても、ニノが歌いつづけていれば、
その声を目印にふたりは再会できる。
そう約束を交わした直後、モモは突然引っ越してしまう。

悲しみに暮れるニノは、再会の日を信じて歌いつづけていたある日、
海岸で別の少年ユズと出会う。
ユズもまたニノの声に魅了され、ニノのために楽譜をしたためる。
しかしニノとユズも急に会えなくなる。

高校生になったユズ(志尊淳)は、覆面バンド“イノハリ”に在籍。
同級生のクロ(磯村勇斗)、ハルヨシ(杉野遥亮)、みおう(真野恵里菜)とともに、
ユズの曲で人気沸騰中だが、最近は曲を生み出せずにスランプを感じている。
というのも、6年前に会ったきりのニノを忘れられないから。

そんな折り、ユズがピアノで奏でる曲を耳にしたニノ(中条あやみ)が現れる。
なんとニノはユズがかよう高校に引っ越してきたばかりだとのこと。
ニノに再会してから溢れるように曲が浮かぶユズを見て、
ボーカルのみおうは自分を不要だと感じ、イノハリを脱退する。
イノハリの正体を知らずにボーカルに抜擢されたニノはビックリ。

ユズに再会できて嬉しいが、モモはいったいどこで何をしているのか。
そう思っていたところ、ふと目にしたオーディションのチラシに、モモらしき人の名が。
人気の音楽プロデューサーの正体がモモだと知ったニノは、
そのオーディションを受けることにするのだが……。

いやもう恥ずかしいんです。
こんなキャピキャピされると、こちらが照れてしまう(笑)。
照れつつも、ユズの秘めたニノへの想いを応援したくなり、
いつまで経っても気づかないニノにどれだけ鈍いねんとイラついたり。

と、楽しく観たのですけれども、よく考えてみれば、
想像できること以外、何も起こっちゃおりません。
それに乗せられてるんだから、どれだけ単純。幸せなもんです。

まぁ、いつまででもみんなキュンキュンしたいっちゅうことで。

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