《な》
『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』(原題:Nerve)
2016年のアメリカ作品。
TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポート所持期間中に上映されていたのに、
どうしても時間が合わずに劇場で観逃した1本。
平凡で地味な女子高生ヴィーは、派手な親友シドに煽られたのが悔しくて、
参加型オンラインゲーム“ナーヴ”に登録、視聴者と挑戦者のうち後者を選ぶ。
視聴者による出題をクリアするたびに、口座に報酬が振り込まれる仕組み。
最初の課題は「ダイナーで他人と5秒間キスする」というもの。
破れかぶれでダイナーで相手を物色、イアンという男性とキスをする。
実はイアンも挑戦者で、視聴者はヴィーとイアンが組むことを期待。
それに応える形でふたりは次の課題に挑戦するのだが……。
その母親役をジュリエット・ルイスが務めているのを見ると、自分の歳を感じます(笑)。
イマドキの若者を描く作品ながら、オッサンオバハンも意外に楽しめる内容。
《に》
『ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち』(原題:Nicky's Family)
2011年のチェコ/スロヴァキア作品。
ナチスの脅威にさらされていたユダヤ人の子どもたちを救うため、
チェコスロヴァキアで奔走したイギリス人青年ニコラ・ウィントン。
彼のおかげで生き延びた子どもはその数669人。
70年後、夫のそのようなおこないを何も聴かされていなかったニコラの妻が、
自宅の一室で救出された子どもたちのリストを見つけ、
メディアに持ち込んだことから、救出劇の全貌があきらかに。
命あったおかげで各界で活躍しているひと多数。
彼らへの取材、ニコラ本人へのインタビューと、再現映像を織り交ぜて。
せめて子どもだけは救いたいと悲しみを抑えて送り出した親たち。
不安いっぱいになりながら里親のもとを訪れた子どもたちが、
里親やタクシーの運転手に温かく受け入れられたと語るシーンは涙がこぼれます。
生まれて初めて食べたフィッシュ&チップスは今でも大好物だって。
《ぬ》
なし。
毎年苦戦しまくりの音にはやはり今年も苦戦。
ないんだなぁ、これが。エロ系を含めても。(^^;
《ね》
『ネイバーズ2』(原題:Neighbors 2: Sorority Rising)
2016年のアメリカ作品。
前作は日本でも公開されましたが、本作はDVDスルー。
おそらくアメリカでは前作がそこそこヒットして続編をつくったけれど、
日本では前作からしてあまり集客できなかったのでしょう。
前作で隣家に暮らす男子学生テディ(ザック・エフロン)に悩まされつづけたが、
そのトラブルもなんとか解決。平穏な生活を送っていた。
ところが女子学生シェルビー(クロエ・グレース・モレッツ)が大学生活を謳歌するため、
友人たちを引き連れて、空き家だった隣家に入居。
学生の分際でこんな住宅地の一軒家を買えるわけがないと思うのだが、
どうやら入居に当たってテディがいろいろと教えたらしい。
女子学生らは夜な夜なパーティー三昧で、マックとケリーに悪夢が再来し……。
知名度的にもこれを日本で公開しなかったのは正解。
内容はといえば前作にも増してお下品で、しかもあまり笑えない。
これだけドタバタしているのに、時折睡魔に襲われるってどういうこと!?
《の》
『ノンストップ・トリガー』(原題:Truy Sat)
2016年のベトナム作品。
日本では未公開ですが、本国では驚異の大ヒットを飛ばしたそうです。
警察の特殊部隊の隊員アン(♀)は、オークションで裏取引がおこなわれていると知り、
張り込んで一網打尽の機会を狙っていたところ、武装した集団が乱入。
揉み合ううち、相手のひとりを高層ビルから突き落として死なせてしまう。
アンが死なせた男は巨大麻薬シンジケート“ウルフギャング”の一員で、
かつ、ボスであるロクの妹のフィアンセだったことから、アンは激しく憎まれる。
知的障害のあるたった一人の肉親ビンを同僚のミンに預け、
アンは単独でウルフギャングのパーティーへと乗り込み、黒幕を探ることに。
ウルフギャングには特殊部隊の潜入捜査員キエンがいたが、アンはそうとは知らず……。
主演はベトナムの人気女優トロン・グォク・アンなのだそうな。知らん。
アクションもお色気シーンも何もかも中途半端ではあるのですが、
クソ真面目に取り組んでいるのが可笑しくて、最後まで飽きずに観てしもた。