雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

ネコの休憩所

2018-08-10 19:17:11 | 日々これ好日
       『 ネコの休憩所 』

     わが家の庭には ネコが訪れてくれる
     今は 真っ黒 黒と白が二匹 灰色の四匹と たまに茶と白
     いずれもノラネコらしいが 入れ替わりやって来る
     主な目的はトイレらしいが 夕方近くになると 日陰を求めてやってきて
     人間どもの動きを気にしながらも 長々と身体を伸ばしている
     わが家の庭も ちょっとした 休憩所の役は果たしているらしい

                           ☆☆☆
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夢とうつつの間をゆらゆらと

2018-08-10 08:20:54 | 私の好きなフレーズ
     世の中のことなんて、夢とうつつの間をゆらゆらと揺らめいているようなものなのですから・・・


古今和歌集の中に、こんな和歌を見つけました。
『 世の中は夢かうつつかうつつとも 夢ともしらずありてなければ 』 詠み人しらず
どう読み解けばよいのか、何ともつかみ難い作品です。
政治であれ、経済であれ、町内会の集会であれ、それぞれにそれぞれの立場があり、それぞれの主張があり、利害があり、思惑があるものです。
しかし、いにしえの「詠み人しらず」さんの教えに従うとすれば、世の中のことなんて、夢とうつつの間をゆらゆらと揺らめいているようなものなのですから、それぞれの立場もあるのでしょうが、主義主張もそこそこにすることも必要な気がするのですが。


                 ( 「小さな小さな物語」第七部 No.397 より )
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