雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

どうすれば良いのかな??

2022-01-21 19:10:53 | 日々これ好日

      『 どうすれば良いのかな?? 』

    オミクロン株による 新規感染者が爆発状態
    まん延防止等重点措置の適用申請も 続々
    その中で 人流抑制は不要 ホームステイなど必要ない
    といったご高説が 聞こえてきている
    そもそも「人流」などという言葉も 気に入らないが
    さんざん大声をあげていたのは どなたでしたかなァー
    要は まん延防止等重点措置が出されても 
    新たな対策は 無いということらしい
    ただ コロナ以外の疾病者のベッドを 
    奪うようなことだけはしないで 
と ひたすら願う

                      ☆☆☆
     

 

コメント (2)
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秘伝の出汁

2022-01-21 07:59:19 | 私の好きなフレーズ

『 ワシは、別に日本中の人に美味しいと思ってもらう必要などないんだ。百人か、二百人の人がどこのおでんより此処の物がうまいと感じてくれさえすれば、十分ワシらは食っていけるんだ。あとは、その味を絶対に落さないことなんだ。 』


ずいぶん前のことになりますが、おでん屋によく通ったことがありました。
    ( 中略 )
私はある時期、三日に一度程度の割で通っていたこともあって、その親父さんとはずいぶん親しくさせてもらいました。
正直なところを言いますと、私は特別味音痴というわけではないと思うのですが、それほど大勢の人が詰めかけるほどの味だったのかどうかは、今もよく分からないのですが、ほとんど毎日のように、夜の六時頃から十時過ぎ頃までは満席でした。
私は、その秘訣はどこにあるのか、聞いたことがあります。
親父さんは即座に、「出汁(ダシ)だな」と答えました。材料の吟味も大事だし、火加減一つとってもそうそう簡単ではないが、何十年かけて作り上げた「出汁」こそが、この店の生命線だと断言したのです。
それともう一つ、「ワシは、別に日本中の人に美味しいと思ってもらう必要などないんだ。百人か、二百人の人がどこのおでんより此処の物がうまいと感じてくれさえすれば、十分ワシらは食っていけるんだ。あとは、その味を絶対に落さないことなんだ」と話してくれたのです。

        ( 「小さな小さな物語」第十部 No.565より )

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