マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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池田町のおばあちゃん講

2009年08月18日 08時13分25秒 | 奈良市へ
おばあちゃん講と呼ばれている尼講は、毎月21日に奈良市池田町の公民館でお大師さんを営んでいる。

彼岸の月はお彼岸の日で数珠繰り。

普段の月は西国三十三番のご詠歌を唱える。

長丁場なので二十四番で休憩をとるのが決まり。

お大師さんの始まる時間は、彼岸を境目に季節毎の暮れる時間に合わせて前後する。

薬師さんの如来さん、かなぶつさん、阿弥陀如来さん、やなぎださんかんぜおんぼさつ、弘ぼう大師さん、千手観音さん、無縁さん、矢田のお地蔵さんにお花を飾って御供を供える。

これは彼岸のときと同じだが座る位置が異なって長机の上に一人ずつ叩く鉦を置いた形式になる。

おばあちゃん講のお勤めはお通夜のとき。

坊さんが帰ったあとでご詠歌を唱える。

公民館での葬儀が多くなり呼ばれることが少なくなった。

活動する場は減るし、70歳以上になったおばあちゃん講に入講する人はいない。

それでもお盆のときにはタイマツの念仏、ショウライサン迎えもある。

たいそうな一日になるんやと仰る。

(H21. 7.21 Kiss Digtal N撮影)