八王子神社並びに旧極楽寺である会所で行われた山添村大西の座祭りを取材した。
その際に話してくださった大西の年中行事がある。
会所の床の間に置いてあったごーさんの祈祷札を祈祷法要する行事がある。
正月6日に行われる初祈祷である。
朝の9時に行われる初祈祷は隣村の大字春日の不動院の住職が法要を務めるそうだ。
旧極楽寺は戦前かどうか不明であるが、焼けた。
再建は寺でもなく会所や村行事として利用できる建物である。
石造りの観音坐像を安置しているという。
観音さんを祭る村の観音講がある。
61歳から80歳になる婦人によって営まれている。
3月の初午はゴクマキをする。
祭典の場は稲荷神社。
八王子神社から見れば南の方角にある。
大字の春日や菅生(すごう)に向かう道すがらの向こう岸に鎮座する。
同神社では12月に新嘗祭が行われる。
かつては12月の卯の日であったが、現在は第一日曜に移して斎行している。
新嘗祭には特別に作って供える芋串がある。
芋はサトイモ。
芋には青豆を潰して作るクルミを塗す。
三つの芋を串に挿していることから芋串。
そういう関係があって新嘗祭を別名、イモグシ祭りと呼んでいる。
9月25日は稲荷神社の放生会。
生きたサワガニを捕まえて法要。
祭りごとが終われば神社前の小川に放生するのだろうか。
詳しくは聞き取れていなかったので再聴したい。
5月末は植え付け籠り。
たぶんに村のすべての田植えを終えて豊作を祈願する行事であろう。
植え付けがあるということはもしかとすれば各家が行う「植え初め」が期待できるかもしれない。
毎月の1日は稲荷神社の朔日参り。
夏場は早いが冬季は朝の9時から12時にかけて神社の清掃。
それを終えて社務所で直会をしているという。
また、大字中峯山(ちゅうぶせん)の神波多(かんはた)神社の秋季例祭に参列している。
秋季例祭は山添村の旧波多野村16カ大字による天王祭りである。
旧波多野村は中峯山をはじめとし、大西、中之庄、広瀬、葛尾(くずお)、片平、広代(ひろだい)、下津、上津、菅生、遅瀬(おそせ)、鵜山(うやま)に奈良市月ヶ瀬の嵩(だけ)。
幟を廃絶した岩屋、箕輪、春日の三カ大字を加えた16カ大字である。
各村に聞き取りをすれば必ずといっていいほど中峯山の天王祭りの話題がでる。
また、盆迎えの風習もある。
その様相は奈良新聞社が平成8年に編集・発刊した『大和の神々』が詳しい。
その記事中に登場する家は我が家ですと話してくださったご婦人がいる。
大和の民俗を記録していた先駆けの保仙純剛さんを知る婦人の話しによれば、お盆に先祖迎えに松明を燃やすのは寺下の石垣。
『大和の神々』に載ったその場所がそうだという。。
8月14日は生き御霊の両親に供えるトビウオのイタダキもしているらしい。
また、元日の朝にはチョウジャドンの祝い膳のイタダキもしているという。
お許しいただければ是非とも取材させていただきたいと申し出た。
(H28.10. 9 EOS40D撮影)
その際に話してくださった大西の年中行事がある。
会所の床の間に置いてあったごーさんの祈祷札を祈祷法要する行事がある。
正月6日に行われる初祈祷である。
朝の9時に行われる初祈祷は隣村の大字春日の不動院の住職が法要を務めるそうだ。
旧極楽寺は戦前かどうか不明であるが、焼けた。
再建は寺でもなく会所や村行事として利用できる建物である。
石造りの観音坐像を安置しているという。
観音さんを祭る村の観音講がある。
61歳から80歳になる婦人によって営まれている。
3月の初午はゴクマキをする。
祭典の場は稲荷神社。
八王子神社から見れば南の方角にある。
大字の春日や菅生(すごう)に向かう道すがらの向こう岸に鎮座する。
同神社では12月に新嘗祭が行われる。
かつては12月の卯の日であったが、現在は第一日曜に移して斎行している。
新嘗祭には特別に作って供える芋串がある。
芋はサトイモ。
芋には青豆を潰して作るクルミを塗す。
三つの芋を串に挿していることから芋串。
そういう関係があって新嘗祭を別名、イモグシ祭りと呼んでいる。
9月25日は稲荷神社の放生会。
生きたサワガニを捕まえて法要。
祭りごとが終われば神社前の小川に放生するのだろうか。
詳しくは聞き取れていなかったので再聴したい。
5月末は植え付け籠り。
たぶんに村のすべての田植えを終えて豊作を祈願する行事であろう。
植え付けがあるということはもしかとすれば各家が行う「植え初め」が期待できるかもしれない。
毎月の1日は稲荷神社の朔日参り。
夏場は早いが冬季は朝の9時から12時にかけて神社の清掃。
それを終えて社務所で直会をしているという。
また、大字中峯山(ちゅうぶせん)の神波多(かんはた)神社の秋季例祭に参列している。
秋季例祭は山添村の旧波多野村16カ大字による天王祭りである。
旧波多野村は中峯山をはじめとし、大西、中之庄、広瀬、葛尾(くずお)、片平、広代(ひろだい)、下津、上津、菅生、遅瀬(おそせ)、鵜山(うやま)に奈良市月ヶ瀬の嵩(だけ)。
幟を廃絶した岩屋、箕輪、春日の三カ大字を加えた16カ大字である。
各村に聞き取りをすれば必ずといっていいほど中峯山の天王祭りの話題がでる。
また、盆迎えの風習もある。
その様相は奈良新聞社が平成8年に編集・発刊した『大和の神々』が詳しい。
その記事中に登場する家は我が家ですと話してくださったご婦人がいる。
大和の民俗を記録していた先駆けの保仙純剛さんを知る婦人の話しによれば、お盆に先祖迎えに松明を燃やすのは寺下の石垣。
『大和の神々』に載ったその場所がそうだという。。
8月14日は生き御霊の両親に供えるトビウオのイタダキもしているらしい。
また、元日の朝にはチョウジャドンの祝い膳のイタダキもしているという。
お許しいただければ是非とも取材させていただきたいと申し出た。
(H28.10. 9 EOS40D撮影)