綺麗に美容してもらったおふくろとともにお昼ご飯。
美容室は住み慣れた大阪市内の住之江。
食事処も住之江に決めていた。
前日に果物を持っていきたいと云っていた実弟夫妻も合流して食事処に向かう。
そこはおふくろが住む居住地からほど近い所にある。
とは、云っても自力歩行に難があるおふくろは歩きでは到底無理な距離。
車に乗ってもらって着いた食事処は先月に2度も利用した「マルヤス水軍」の住之江店。
みな揃って美味しいと喜んでくれるからまた行きたくなる。
しかも、同店は座敷もある。
実弟夫妻も一緒になれば5人席。
ゆったり落ち着いて食べたい。
それがお店決めの第二条件。
第一条件は料理の美味しさをしっているからクリアーしているから、ここしかないと決めてやってきたら、なんとなく雰囲気がおかしい。
停めた駐車場に店から出てきた割烹姿が二人。
慌てていた。
何事かと思えば、11時半に開店した店内の灯りが真っ暗なのだ。
割烹姿の料理人曰く、全館が停電になっているという。
直ちに関西電力会社に緊急コールをするもまだ到着していない。
近隣のお店も停電のようだというが、一般民家はそうでもないようだ。
つまりは屋外に誰も慌てふためく人の姿がない。
お店の人がいうには近隣も含めて店舗だけが停電しているという。
復旧の見込みは今のところはない。
待っているわけにはいかないから、食事処を切り替える。
急展開に決めた食事処は何度も食事をしている「魚輝水産」の住之江店。
おふくろの居住地にほぼ含まれる幹線道路沿いにある。
「マルヤス水軍」住之江店からおよそ5分も要しない地にある「魚輝水産」の住之江店。
実弟夫妻はこれまで入店したことがないという。
あれやこれやとメニューから選んだ商品は・・。
ブリのアラが入っている赤だし付きの海鮮丼ランチ。
税抜き価格が500円のワンコインである。
これは奥さま方二人が注文した。
おふくろと弟は税抜き価格が480円の〆のざるそば。
蕎麦麺は北海道産そばを使用している、とメニューに書いてある。
おふくろはそれだけでは満足できずににぎり寿司も。
頼んだにぎりは税抜き価格が320円の中トロまぐろにぎり2貫。
脂がのって美味しいと連発していた。
いつもの私であれば海鮮丼にするのだが、まぐろ丼を探していた。
それはメニューにはなかった。
方向を一転してメニューの麺類に目がいく。
税抜き価格が580円の本格かす肉うどんである。
メニューには手延べうどんを使用しているとあったが、一度は口にしてみたかった「かす」うどんに決定する。
「かす」うどん文化の始まりは大阪の藤井寺が発祥の「加寿屋」さんになるそうだ。
「かす」は牛肉の脂かす。
「油かす」の表現が一般的であるが、これは牛のホルモン。
それも小腸を細かく刻んで、油で揚げる。
流行りとなってからは中小スーパーでも固まりの油かすを売るようになった。
油かすはお好みに入れても美味しい。
旨みがでるのである。
油かすは云うほど油、油はしていない。
どっちかとおえばさっぱりとか云う人も・・。
ただ、スーパーで売っている固まり油かすはけっこうなお値段である。
我が家の家計簿に合わない価格に手は伸びない。
尤も、伸びない理由は他にもある。
家人が好まないのである。
私はすき焼きの具材のなかでもとびきり好きなのが牛脂である。
たまらない魅力は子どものころからの大好物だ。
それとは違うものであるが、試し喰いをしたくなって注文した本格かす肉うどんは香りからしてたまらない。
旨さが鼻の中に吸い込まれていく。
うどん出汁には脂が浮く球体面は見られない。
脂であるのに球体がない。
これってどういうこと。
まずはと思って箸で摘まんだうどん麺。
丸くも四角でもないうどん麺。
どちらかといえば平麺だ。
それも名古屋が有名な平たい麺と云えば「きしめん」である。
その「きしめん」みたいな食感以上につるつる感丸出し麺はやや中央部が膨らみをもつ。
喉越しがたまらないのもあるが、決して柔らかくはない。
コシがあるのだ。
噛み応えのある麺に思わずバンザイしてしまう。
出汁は醤油味をベースにしているように感じるが、醤油っぽさはまったくない。
昆布出汁なのかな。
旨みのある出汁に、これはっと云ったのはかーさんだ。
牛肉はバラ肉。
脂身もあるし、歯ごたえもある、肉々(憎々)しい牛肉も美味い。
うどん麺も牛肉もなかなか減らない。
白髪ネギに刻みネギと相まって喉の奥に吸い込まれている。
ところで肝心かなめの油かすである。
食感は牛脂とはまったく違う。
トロトロ感はまったくなく、ガシっとした噛み応えのある脂カスだ。
噛めば噛むほど旨みがジュワー。
あー、これも堪らん。
麺も油かすも牛肉もたっぷりな分量。
美味しさ満腹に感動する。
そういえば、メニューに「かすは国産黒毛和牛の甘味の強い(油)かすを使用し、うどんは日本伝統の手延べ製法で作っているコシのあるうどんを使用している本格かすうどんです」とある。
控えめな書き方。
もっと、強気のインパクトある発言であっても良いと思う。
そのことは後から気がついたことなので、女店員さんに伝えなかったが、あまりの美味しさにこりゃたまりまへんと満面の笑みで伝えたら、ありがとうございます、と喜んでくれた。
喜ぶのはこちらの方だが・・。
旨さを満喫した本格かす肉うどんの販売はつい最近の数か月前になるそうだ。
絶品のかす肉うどんは私の中の人気一番になった。
また、寄せてもらいます、と云えば、今度来られたら、また違う新メニューが登場するらしい。
ちなみに当店で初めて食べた〆のざるそば。
美味しいを連発しながら食べていた。
先月に食べた「マルヤス水軍」のざるそばとはまったく違うが、これもまた美味しいという。
麺は「マルヤス水軍」がやや中細麺。
魚輝水産のざるそばはやや細麺。
出汁の絡み具合がいいのだろう。
そうそう、中トロまぐろのにぎりは大満足していたことも記しておく。
(H29. 9.10 SB932SH撮影)
美容室は住み慣れた大阪市内の住之江。
食事処も住之江に決めていた。
前日に果物を持っていきたいと云っていた実弟夫妻も合流して食事処に向かう。
そこはおふくろが住む居住地からほど近い所にある。
とは、云っても自力歩行に難があるおふくろは歩きでは到底無理な距離。
車に乗ってもらって着いた食事処は先月に2度も利用した「マルヤス水軍」の住之江店。
みな揃って美味しいと喜んでくれるからまた行きたくなる。
しかも、同店は座敷もある。
実弟夫妻も一緒になれば5人席。
ゆったり落ち着いて食べたい。
それがお店決めの第二条件。
第一条件は料理の美味しさをしっているからクリアーしているから、ここしかないと決めてやってきたら、なんとなく雰囲気がおかしい。
停めた駐車場に店から出てきた割烹姿が二人。
慌てていた。
何事かと思えば、11時半に開店した店内の灯りが真っ暗なのだ。
割烹姿の料理人曰く、全館が停電になっているという。
直ちに関西電力会社に緊急コールをするもまだ到着していない。
近隣のお店も停電のようだというが、一般民家はそうでもないようだ。
つまりは屋外に誰も慌てふためく人の姿がない。
お店の人がいうには近隣も含めて店舗だけが停電しているという。
復旧の見込みは今のところはない。
待っているわけにはいかないから、食事処を切り替える。
急展開に決めた食事処は何度も食事をしている「魚輝水産」の住之江店。
おふくろの居住地にほぼ含まれる幹線道路沿いにある。
「マルヤス水軍」住之江店からおよそ5分も要しない地にある「魚輝水産」の住之江店。
実弟夫妻はこれまで入店したことがないという。
あれやこれやとメニューから選んだ商品は・・。
ブリのアラが入っている赤だし付きの海鮮丼ランチ。
税抜き価格が500円のワンコインである。
これは奥さま方二人が注文した。
おふくろと弟は税抜き価格が480円の〆のざるそば。
蕎麦麺は北海道産そばを使用している、とメニューに書いてある。
おふくろはそれだけでは満足できずににぎり寿司も。
頼んだにぎりは税抜き価格が320円の中トロまぐろにぎり2貫。
脂がのって美味しいと連発していた。
いつもの私であれば海鮮丼にするのだが、まぐろ丼を探していた。
それはメニューにはなかった。
方向を一転してメニューの麺類に目がいく。
税抜き価格が580円の本格かす肉うどんである。
メニューには手延べうどんを使用しているとあったが、一度は口にしてみたかった「かす」うどんに決定する。
「かす」うどん文化の始まりは大阪の藤井寺が発祥の「加寿屋」さんになるそうだ。
「かす」は牛肉の脂かす。
「油かす」の表現が一般的であるが、これは牛のホルモン。
それも小腸を細かく刻んで、油で揚げる。
流行りとなってからは中小スーパーでも固まりの油かすを売るようになった。
油かすはお好みに入れても美味しい。
旨みがでるのである。
油かすは云うほど油、油はしていない。
どっちかとおえばさっぱりとか云う人も・・。
ただ、スーパーで売っている固まり油かすはけっこうなお値段である。
我が家の家計簿に合わない価格に手は伸びない。
尤も、伸びない理由は他にもある。
家人が好まないのである。
私はすき焼きの具材のなかでもとびきり好きなのが牛脂である。
たまらない魅力は子どものころからの大好物だ。
それとは違うものであるが、試し喰いをしたくなって注文した本格かす肉うどんは香りからしてたまらない。
旨さが鼻の中に吸い込まれていく。
うどん出汁には脂が浮く球体面は見られない。
脂であるのに球体がない。
これってどういうこと。
まずはと思って箸で摘まんだうどん麺。
丸くも四角でもないうどん麺。
どちらかといえば平麺だ。
それも名古屋が有名な平たい麺と云えば「きしめん」である。
その「きしめん」みたいな食感以上につるつる感丸出し麺はやや中央部が膨らみをもつ。
喉越しがたまらないのもあるが、決して柔らかくはない。
コシがあるのだ。
噛み応えのある麺に思わずバンザイしてしまう。
出汁は醤油味をベースにしているように感じるが、醤油っぽさはまったくない。
昆布出汁なのかな。
旨みのある出汁に、これはっと云ったのはかーさんだ。
牛肉はバラ肉。
脂身もあるし、歯ごたえもある、肉々(憎々)しい牛肉も美味い。
うどん麺も牛肉もなかなか減らない。
白髪ネギに刻みネギと相まって喉の奥に吸い込まれている。
ところで肝心かなめの油かすである。
食感は牛脂とはまったく違う。
トロトロ感はまったくなく、ガシっとした噛み応えのある脂カスだ。
噛めば噛むほど旨みがジュワー。
あー、これも堪らん。
麺も油かすも牛肉もたっぷりな分量。
美味しさ満腹に感動する。
そういえば、メニューに「かすは国産黒毛和牛の甘味の強い(油)かすを使用し、うどんは日本伝統の手延べ製法で作っているコシのあるうどんを使用している本格かすうどんです」とある。
控えめな書き方。
もっと、強気のインパクトある発言であっても良いと思う。
そのことは後から気がついたことなので、女店員さんに伝えなかったが、あまりの美味しさにこりゃたまりまへんと満面の笑みで伝えたら、ありがとうございます、と喜んでくれた。
喜ぶのはこちらの方だが・・。
旨さを満喫した本格かす肉うどんの販売はつい最近の数か月前になるそうだ。
絶品のかす肉うどんは私の中の人気一番になった。
また、寄せてもらいます、と云えば、今度来られたら、また違う新メニューが登場するらしい。
ちなみに当店で初めて食べた〆のざるそば。
美味しいを連発しながら食べていた。
先月に食べた「マルヤス水軍」のざるそばとはまったく違うが、これもまた美味しいという。
麺は「マルヤス水軍」がやや中細麺。
魚輝水産のざるそばはやや細麺。
出汁の絡み具合がいいのだろう。
そうそう、中トロまぐろのにぎりは大満足していたことも記しておく。
(H29. 9.10 SB932SH撮影)