今更・・・の動画シリーズ
ジュニア・ジャパンオープン2015尼崎大会での2回目の競技です。
RoboCupJunior Rescue-B team "Kachofugetsu" in 2015 - 004
さて、2回目はコースがちょっとだけ変わりました。そして、被災者が増えました。(1回目は9人、2回目は10人)
2014年の世界大会の時には、「花鳥風月」のロボットはレスキューキットを8個しか搭載できませんでした。まあ、世界大会ではそんなに多くの被災者を設置しないだろう・・・そんな安易な考えです。でも、日本大会では、10個くらいは設置するかも・・・という読みで、最大10個まで搭載できるようにしてきました。
10人の被災者に10個のレスキューキット
はい、1個たりとも無駄にできませんね。
その前に、何で最大の12個搭載しないの!?
はい、ごもっともです。12個を搭載すると、ロボットの背が高くなって格好悪いから・・・
では、競技の方ですが・・・
競技開始後に相変わらず、キャリブレーションをします。
でも、すぐに得点走行開始です。
スタートしてすぐに、最大の難所・・・3本のハの字のバンプ・・・でも問題なく進みました。
(何で、ソッチの経路を選ぶかな~!?)
すぐに傾斜路を上って2階の部屋に・・・
2階の部屋で、広間に出るときにちょっと怪しい動きがありましたが、大きな問題ではなく、淡々と進み、被災者を発見します。
2階の部屋の中のすべての経路の探索を終えて、傾斜路を下ります。昨年の日本大会や世界大会では、フラフラと危なっかしい動きだったのですが、これも改善されて、レールの上を進むように真っ直ぐ進みます。
ロボットは最初の部屋(傾斜路の下)に戻り、右の壁に沿って進み、もう一つの部屋に入ります。
ここで、初めての悲劇が・・・
壁の裏にある被災者に反応したのか・・・被災者のいないところで被災者発見のアピールをしてしまいました。(つまり、誤発見です。)今回のルール(2014年ルール)では、誤発見はペナルティにはならないのですが、レスキューキットを1個無駄遣いしてしまいました。
先ほど上に書いた、10人の被災者に10個のレスキューキット
ああ、これで、満点は無くなった・・・最後の人は、発見されてもレスキューキットを渡すことはできません。(ごめんなさい)
ロボットは、そんな心配事を気にも留めずに(あたりまえ)淡々と迷路を進みます。
その部屋の探索を終えて、最初の部屋に戻りました。
ロボットがスタートタイルに戻った時に審判が「はい、停止」と言ったのですが・・・
まだ、未探索の被災者が2人程いたので、ロボットは「まだ終わっていない」とばかりに、再び探索に向かいました。
審判は「まだか・・・」と言って、ロボットの動きを見守ります。
被災者はあと2人・・・1人目を発見・・・2人目も発見・・・
あれっ、ちゃんとレスキューキットを落としてる・・・!?
ロボットは、これで全員を発見した、と満足顔(!?)でスタートタイルに戻り停止しました。
はい、満点!?
被災者が増えたので、650点で時間は 6分03秒でした。
で、競技が終わってから、レスキューキットのことを確認したら・・・
「無理やり11個のレスキューキットを載せてスタートしたので助かった」ということでした。
その11個目は、きちんとレスキューキットホルダー(筒)に収まらず、半分くらいはみ出した状態だったそうです。
まあ、とにかく、臨機応変に対応できて良かったです。
記録としては、素晴らしいですが・・・なんか、綱渡り成功・・・という感じです。(ふぅ)