都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

関西は「副首都」か:国土分散と道州制

2011-07-04 06:06:59 | 都市計画

東京集中はこの50年の課題だ。今回、危機管理から分散動きが出て来た。べき乗則のロングテールのような密度と集積、機能集中(政治・行政・メディア 等)は世界の他の国にない。逆に考えると、関東平野のポテンシャルが高いともいえるが、行き過ぎは明らかだ。しかも遷都も考えられたが、なりを潜めた。<o:p></o:p>

今回は、都市経営と国土政策の狭間にある道州制、つまりは地域の独立権限への国家からの移譲も考えるべきときだ。日本の骨格である外交、防衛、福祉(年金など)などの基本政策は国が担うべきだが、インフラ基盤も充足した今では地域分権と振興を図り、小さな政府と身近な行政にすべきだ。<o:p></o:p>

最近、大阪は東京の補完のような論議があるが、本来は「地域への適正な分散」というべきだ。副首都があるとしても各所にあるべきで大阪だけでも無かろう。例えば、名古屋は自動車産業で首都になればよい。また、関西の中でも大阪に限る必要もないし、関西の地勢は一体だ。明日香、難波宮、山城の国をはじめ近代の神戸開港など歴史的背景もある。大阪を副首都にというのは有権者人気優先の感もある。<o:p></o:p>

さらに、今の東京の節電生活は混雑・暑さでストレスも多い。一方、「早出・早帰り」や「休日変更」の実施もあり、会社から家族への回帰もある。関西など緑と歴史、手ごろな住宅価格、通勤の混雑緩和もありスローライフでの優位性がある。<o:p></o:p>

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東京一極集中から分散へ、各地に特徴ある「分散首都」が欲しい<o:p></o:p>

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