都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

原発事故:複雑性と権威は証券化のクラッシュと同じ

2011-07-01 05:44:45 | 世情

 原子炉冷却システムが発電停止と停電で使えなかった(システムダウン)のが主因とすれば、思いもよらない事故が連鎖した(水素爆発の回避失敗、水素の逆流と他の原発への漏れ)などもあった。さらに、人的な対応では、主体と権限が不明確、政治的指示の遅れ、命令の混乱なども顕著だ。これらは時系列に明らかとなるだろうし、東京電力の責任負担や政府の今後の方策立案に反映するべきものだ。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

結論として、原発は大きなシステムだが大きすぎて管理できず、また全容も分らなかったのではないか。結果的にはお粗末な設計といい加減な体制、無責任な権限と指示というハードとソフト、マネージメントの複合の失敗例として語り継がれよう。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

安全を神格化し、大きく複雑なため、権威と利権のからむ「原子力関係者」の「村」の管理にしておいたのが間違いの元だった。サブ・プライムローンの証券化とマーケット・クラッシュも、複雑性、格付け、閉鎖性など似たような状態だった。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

複雑性と権威と安全や安心の格付けは疑ってかかるのが良い<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする